四季彩ガーデンにようこそ

四季折々に庭に咲く草花やバラ、クレマチス、山野草などを紹介しています。

お月見できる幸せ

2019年09月13日 | 暮らしとガーデニング日記

今日は中秋の名月ですね。

皆さんのところでは、お名月さんに、どんなものをお供えをするのでしょう。

我が家では、庭にある草花を切ってきて花瓶に生けるだけ。

そして、畑で収穫できたものがあれば、お供えします。

今年は枝豆を植えてなかったので、あげるものがない。

基本、購入したものはあげないことにしています。

へんなこだわりでしょう。

お粗末でも、自然の恵みに感謝の気持ちを示したいと思って。

お月見じゃなくて、収穫祭みたいでしょう。

唯一、あったのは葡萄だけでした。

そうそう、ちょうど友人から頂いた黒豆の枝豆と利府なしがありました。

感謝という点では、同じだから、それをあげることにしましょう。

友人が、朝忙しいだろうに、出勤前に畑から枝豆を切ってきてくれたのです。

助かったね。

それじゃ、花の準備だわ。

1日畑にいて、5時のチャイムが鳴るまで、外で作業をしていたので、吟味してお花を選んでいる時間もなく、ものの10分位で、準備完了です。

お決まりのススキは、矢羽ススキとイトススキの2種類を入れています。

今年は穂の開きが遅く、こじんまりとした感じになりました。

ススキに組み合わせたのは、コスモスのピンクと白、それに、フジバカマの白とブルー、オミナエシ、ホトトギスです。

これでも8種類の草花を用意をすることができました。

いつもあげていたお団子は、時間がなくて省略(;'∀')

感謝の気持ちチッチャイこと。

午後から、こちらは曇り時々晴れの空模様でした。

お月見できるか心配です。

月が雲に隠れているんじゃないかと心配しましたが、夕方6時30分頃はくっきり見ることができました。

その後は雲の中に・・・

短いお月見となりました。

今回台風15号による災害状況を告げるニュースを見るにつけ、こうして、お月見できるなんて、なんと幸せなことか・・・

先日の台風15号により、千葉県、伊豆諸島、横浜など、被害が拡大している様子が報道されています。。

うだるような暑さの中、電気や水道が使えないなんて、不自由なんていうものではなく、命に直結している問題です。

熱中症により命を落とされた方もいらっしゃったそうです。

心よりお見舞いを申し上げます。

明日、被災地に雨が降るという予報が出ています。

どうかこれ以上被害が拡大することがありませんよう、願うばかりです。

 

≪今日のガーデニング・畑作業日誌≫

・バラの手入れ:花がら摘み、病気の落葉した葉の片付け

 秋バラが、ちらほら咲きだしています。

・苗床を確保するため、キュウリを倒して片付ける

 支柱を外し、苦土石灰をすきこむ

・裏庭の草取り

 抜いても抜いても次のが待っている。まるで追っかけっこ。

・1日、外にいても辛くない季節となった。

 

 

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東側ボーダーガーデンの花達とコスモス

2019年09月12日 | 庭の草花・宿根草・多年草・球根類

家の東側の通路に添って、ボーダーガーデンを作っています。

ここはお隣の家の影になっているので、日当たりが良くありません。

そこで、半日蔭でも丈夫に育つ植物を植え、シェードガーデンとしての顔も持ち合わせています。

シェードガーデンに植えている花は、ヒューケラや日本桜草、ホタル草、タイツリソウなど山野草が多いのですが、中でもギボウシはここの主役にしようと、目下様々な種類のギボウシを植えています。

ギボウシは花を楽しむというより、葉の斑の入り方、葉色を楽しもうと斑入りギボウシを多く植えています。

今日、ご紹介するギボウシは斑入りではなく、花を楽しむために植えました。

マルバタマカンザシという中国原産の原種ギボウシです。

大輪の真っ白な百合の花のような花を咲かせます。

香りもよいギボウシです。

我が家では晩夏から初秋にかけて咲きます。

グリーンの葉に真っ白な花が浮きだって咲いています。

花を目的に植えたギボウシであること、納得していただけたかしら。

 

近くでは斑入りのヤブランやヤブランの花も咲きだしています。

表の庭に植えていたときは、もう少し花つきがよかったですが、ここは一番日当たりの悪い場所でもあるからポツポツとなりました。

でも、斑入りの葉と紫の花のコントラストが実に美しいと思います。

ヤブランが、地味に見えてしまいます。

斑入りヤブランのお向かいにはトレニアが咲いています。

昨年は西側のボーダーガーデンに植えましたが、こちらの方が似合います。

トレにアは簡単に挿し苗を作れるので、時間的余裕のある方には、切り戻したものを土に挿しておくことをお勧めします。

紫、白、ピンクのうち、白は繁殖力が弱い感じです。

ボーダーガーデンにはつるバラも植えてあって、今スィートブライヤーの実が色づき始めています。

秋の気配が漂ってきています。

すっかりオレンジ色になる頃には、本格的な秋となります。

裏の畑でも秋の気配が感じられるようになりました。

コスモスと百日紅のコラボが間もなく素敵な季節となります。

ここには、河津桜を植えていましたが、昨年私が蜂に刺されたことをきっかけに切り倒し、そのあとに実生苗の百日紅を移植しました。

コスモスと百日紅の組み合わせ、想像以上によかったと満足しています。

ピンクの他に白のコスモスも一緒に咲いている景色の予定でしたが、白のコスモスが

ピンクに負けてしまっています。

そのうち、ご紹介できるかしら。

アゲハチョウも飛び回っています。

今年、八重崎のコスモスの種を播いたけど、咲いたのは1株だけです。

半分、虫にかじられてしまっています。

ニラの花にはアカタテハが飛び交っています。

夏の終わりが近づいていることを教えてくれます。

さて、今日は、蒸し暑さも去り、さらっとした空気に包まれ、ガーデニング日和となりました。

ちょっと遅くなりましたが、畑にビタミン大根と赤大根、白カブ、人参の種を播きましたよ。

9月初めまでは適期と種袋に書いていましたが、ぎりぎりセーフでしょうか。

昨年は、白菜や聖護院大根、青首大根の出来がよくて、近くの友人にも褒めてもらいました。

今年は、種まきの時期が遅れたから、どうかな?期待しないでおこう。

 

人気ブログランキングの応援、いつもありがとうございます。

おかげさまで、順位が上がってきております(*^-^*)

この調子が続きますように。応援よろしくお願いします。

 

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葡萄'藤稔’

2019年09月11日 | 果樹&花木

今年も葡萄の収穫時期を迎えました。

我が家の駐車場に葡萄棚を作って栽培している’藤稔’です。

巨峰より収穫時期が少し遅く、粒は大きく糖度の高い品種です。

去年よりは収穫できそうです。

今年もハクビシンがやってきて、少し食べられましたが、ネットは完璧ではないもの、ネットを張ったと張らないのでは、雲泥の差です。

昨年はそのうえ、アシナガ蜂やオオスズメバチもやっ来て、果汁を吸い、葡萄をダメにしてしまいました。

それに、収穫しようにも、怖くて近づけませんでした。

今年は昨年の二の舞にならないよう、蜂が活動し始める前にフマキラで販売している「蜂撃とれ」取り付けたんですね。

それが、大成功でした。

収穫した藤稔は、実家や親せき、友人に少しずつでしたが、おすそ分けすることができました。

まだ、熟していないものは、お彼岸の頃、再度収穫する予定です。

 

さて、今日は、昨日の暑さと比べると、10℃位も低い気温でした。

とっても過ごしやすいのに、あいにくの雨です。

午前中に受診した市民病院の帰り道、ガーデニングもできないしと、突然、まったく無計画に車の修理の予約を取っておこうと、日産のディーラーに向かいました。

実は1週間ほど前、実家で車のバンバーを花壇の縁石に擦ってしまいました。

その日は、電力保安協会から「午前9時から午後3時までの間に保安点検にお伺いします」という連絡票が入っており、9時まで自宅に戻らなければと、気が急いでいたのですね。

普段は切り返して車を動かしているのに、その日に限ってなぜか真っ直ぐ車を進めたのです。

振り返って考えても不思議でなりません。

このまま進めたら、ぶつけるのは当然なのに。

人は、時には考えられない行動をとるもんですね。

「高齢者の運転」と他人事のように言っていられないです。

ブレーキとアクセルを踏み違うなど、考えられない危険な運転を、自分もやってしまいそうです。

「ハンドルを握ったら、よそ事を考えず、運転に集中しなきゃ」と強く思った出来事でした。

そして、本日、ちょっと時間があるからとついでに用事を済ませようと立ち寄ったディーラーは定休日でした(;'∀')

ついでが悪いわけではないのです。

思い付きで、何も考えず動くから失敗するんです。

定休日を確認もせず、出かけた私・・・ホント馬鹿ですね。

普段は重い腰なのに、時々何かにすばやく反応してしまうこの悪いくせ、一生治らないものなんでしょうかね。

失敗から学ぼうとする気持ちはあるんですよ。

なのに、脳が暴走してしまう自分です。

ほとほとあきれてしまいました。

 

皆さんの応援クリックが更新の励みになっています。

 

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こんな花が咲きましたよ~神刀~

2019年09月10日 | 多肉植物

最近、多肉の写真を載せるのは、めっきり少なくりました。

多肉熱が引いたわけではないのです。

冬の間、多肉にカイガラムシがつき、蔓延してしまいました。

特にエケベリアの被害が大きく、醜くなりました。

最初のうちは、爪楊枝で引っかき、ティッシュにとるという方法をとっていましたが、一向に効果がありません。

家の中で育てていた時期なので、薬剤を散布するわけにもいかず、カイガラムシがついていないと思われるところの葉だけを残し、育てなおししています。

それで、うまくいったものもあれば、またカイガラムシが発生したものもあります。

そんな事情で、多肉はブログにUPするようなものがありませんでした。

そんな時、神刀がパンチのある花を咲かせました。

神刀(ベンケイソウ科クラッスラ属、夏型)

神刀は南アフリカ原産の多肉植物だそうです。

鎌の刃のような形をして厚みのある葉が交互に伸びて、その間から花茎が伸びていき、花を咲かせます。

画像がピンボケしているのが、ちょっと残念でしたが、オートフォーカスで撮っているのに、下の方がボケてしまうのは、どうしてでしょうかね。

もう1枚撮ったものも、同様にボケています。

花のパンチが強すぎて、目がくらんじゃったかな?

私じゃなくて、カメラのことよ(笑)

とにかく、咲いたときは、嬉しかったですね~。

 ふだんは、外の軒下に置いています。暑さにはとても丈夫なだけあって、真夏に花を咲かせました。

陽射しが強くて、花持ちが悪くなるかと、開花じているときだけ室内に入れました。

花が咲いた後の姿です。

葉は青みがかってつやがありません。

花を咲かせるとき、花の重みで、倒れこみました。

このグロテスクな葉から、あんなに美しい花を咲かせるなんて驚きでした。

神刀は秋まで植え替え適期なので、少し涼しくなったら植え替える予定です。

 

 

 

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台風15号が過ぎ去って庭めぐり

2019年09月09日 | 暮らしとガーデニング日記

今日は陶芸教室があって、帰宅したのは午後3時半過ぎでした。

台風15号による被害の惨状は目を覆いたくなるものでした。

千葉県在住のブログ友さんが複数人いらっしゃいます。

ガーデナーにとって、1本の植物であったとしても、なぎ倒されたりするようなことがあれば、自分の体を痛めつけられたように、心が痛むものです。

愛情を持って、丹精込めて育てた植物、様々創意工夫されて作り上げたガーデンが一夜(一瞬)にして、台無しにされたら、心が折れそうになります。

ですから、台風が直撃したともなれば、心配でたまりません。

案の定、被害にあわれたブログ友さんもいらっしゃいます。

それでも、植物の力を信じ、へこたれずに頑張っていこうとする意志、その姿には心が打たれます。

災害に会われた皆さん、今度は自然から恵みをいただきましょう。

こちらは、台風の影響が全くないと言っていいくらいでした。

時折、強い雨は何度か降りましたが、風がほとんどなかったので、庭の草丈の高い花々は倒れることもなく咲いていました。

雨があがり、蝶々が花から花へと飛び交っています。

カクトラノオ

ルドべキア・タカオ

先日、載せた高砂百合も沢山の花を咲かせながら自立してます。

庭を改めて見て回っていると、秋の風情を感じられる花々が咲き始めています。

夏の山野草、すっかり忘れ去られてしまいそう。

夏の暑さに負けて、閉じ困っていた私は、森の妖精「レンゲショウマ」のベストショットを撮ることができなかった( ;∀;)

ちょっと、出来の悪い写真ですが、大好きな花なので、秋の草花の前に載せました。

レンゲショウマ

薄ピンクと言ったらよいのか、薄紫と言ったらよいのか、大好きな色合いです。

そして、咲く前のコロンとした蕾も可愛い。

同様の花色をした夏エビネ、この画像も探したが、見つからない。

つい先日まで咲いていたというのに。

やっぱり、ブログは更新しないと駄目ね。

さぁ、それでは、今咲き始めたばかりの山野草です。

ホトトギス(園芸種ですが、名前不明)

シュウカイドウ

クレマチス’踊り場’が開花していたのを見つけて嬉しくなりました。

もう少し経つと、お花の顔を見せてくれるようになると思います。

この秋の咲きっぷりはどうかな。

 

 

 

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月下美人が3晩連続して開花

2019年09月09日 | 暮らしとガーデニング日記

台風15号が今夜遅く静岡から東京にかけて上陸するそうです。

今回の台風、大きさはコンパクトだけど、勢力が強いそうです。

特に記録的な暴風と高波、大雨に対する厳重な警戒が必要と聞き、とても心配になりました。

こちらでは、明日の朝から台風の影響を受けるようで、暴風と大雨の予報が出されています。

今日は、とりあえず、棚に置いているバラの鉢を地面に下ろしておきました。

飛ばされそうなものは、片付けたりしましたが、風速45mとか強い風が吹いたら、こんな程度の台風対策でいいのか、はなはだ疑問ですが。

最近、「記録的な」とか「これまで経験したことのないような」という表現をよく耳にするようになりましたが、当事者としては、どの程度の対策を取ったら大丈夫なのかがよくわかりません。

なにせ、経験していないのですから。

ともかく、想定外なことが起こらないことを祈るばかりです。

 

さて、我が家では、月下美人が8月14日に2輪咲いて、その3日後の17日に1輪咲いて、更に一昨日と昨日(9月6日~7日)各々1輪咲きました。

今日、また1輪咲きそうです。

何度見ても魅了される月下美人ですから、たくさんの写真を撮りました。

撮って、画像をみれば、同じようにしか見えません。

どれが良く撮れているのかわからず・・

そもそもよく撮れた写真はないのかもしれません。

最後はどれでもいいわと選びました(笑)

前回ブログに載せたものと代わり映えしませんが、よかったらご覧ください。

一昨日の昼間、月下美人は花首を持ち上げてきました。

これら2つの花は咲くまで、2~3日かかります。

↓ の画像をご覧ください。下の方に蕾がふくらんでいるんでしょう。

そろそろかなと、9月6日の夕方、家の中に取り込みました。

私、ここで不注意に扱ったものですから、1cmほどの蕾を2つも落としちゃった。

せっかく蕾をつけてくれたというのに、惜しいことをしました

そして、その日の午後7時ごろから徐々に花が開きはじめ、夜8時半ごろ、ようやく咲きました。

初開花の時は、それほど強い香りはしませんでしたが、今回は開花の途中から香りが漂い始めました。

気を持たせながら、開花が進んでいきます。

そりゃぁそうですよね。一夜限りの舞台ですものね。

かなり下の方で咲いています。

でっかい花が下で咲いているから、バランスが悪く見えるでしょう。

これでも、どこから撮ったら良いものか、迷いながら撮ったんですよ。

それで、横顔も撮ってみました。

ガクなのかしら。この赤茶色した部分も花の一部としてこの花の美しさを引き立てています。

翌朝にはしぼんでしまって・・・儚いわねぇ~

美人薄命とは月下美人のことねと、思いながらしぼんだ花を取りました。

そして昨日(9月7日)、1日遅れで真ん中あたりの蕾が咲きました。

まだ、開花途中です。八分咲きくらいかなぁ~

上の方の蕾は、今晩咲くためにスタンバイしています。

ほぼ全開の月下美人です。

全体像も写していますよ。

今朝には、こんな姿になっていました。

3輪の月下美人が一度に咲いたら、さぞかし華やかだろうと思いますが、3晩連続してみることができるというのも、それはそれで嬉しいことです。

そして、本日(9月8日)、一番上の蕾が開き始めています。

今日は、とりあえず、ここまで。

今晩咲く月下美人の花は、明日追記します。

追記しました。

昨日(9月8日)開花した月下美人です。

一番てっぺんに咲いた月下美人は、この株から咲くのは、今年最後かもしれないと思ったら、今までにも増して美しく思えました。

もう、私の目はいい加減なものです(笑)

 

月下美人を満喫した3日間でした(笑)

蕾から3分咲き、5分咲き、8分咲き、全開と段階を追って載せようと思っていたのに、同じような画像の月下美人ばかりでした(;'∀')

それでも、おつきあいくださって、ありがとうございました。

 

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新鉄砲百合談義

2019年09月07日 | 山野草&野の花

我が家に遊びに来た友人が新鉄砲百合を見て、こんな話をしました。

「うちの庭にもね、この百合、植えたわけじゃないのに、咲いているのよ」

「肥料が効いているのね。花がいっぱい」

「不思議よね。百合って球根植物でしょう。なのに、これを抜いたら球根がついていないのよ」

別の友人はこうもいいます。

「最近、この百合道端でもよく見かけるようになったよね。」

「鉄砲百合の葉は、もう少し幅広だし、もう少し葉の色も明るめでしょう」

「鉄砲百合は球根でしょう。花の咲く時期も初夏だし、鉄砲百合じゃないよね??」

「この百合の花の名前、わかる?」

そこで、私はすかさず、「多分この百合と、みんなが言っている百合とは違うものじゃないかな」

「この百合は高砂百合と言うのよ」

「見て、見て、花びらの外側に赤い筋が入っているでしょう。」

「多分、みんなが言っている百合は、新鉄砲百合のことじゃないかしら」

「あっちで咲いている百合が新鉄砲百合よ」

「花びらの裏側を見ると、赤い筋が入っていないの。花の根元のところが若干赤みを帯びているけど、これが新鉄砲百合と言うのよ」

「あら、先ほどの百合と同じかと思っていたわ」

「花にまるっきり赤みの入らないものが、ちょっと前まで咲いていたんだけど。

それを見たら、植えた覚えのない百合が新鉄砲百合と同じ百合であることが分かったのにね」

今年1年目の草丈の低い新鉄砲百合は、すでに散ってしまっているので、写真はありません。

「新鉄砲百合であっても、どちらの親の特徴がより強く表れるかで、花も葉色も微妙に変わるみたいよ」

実はかつて、私も我が家の庭に植えた覚えがない高砂百合に似た百合の花を見て、不思議に思って、ネットで検索したことがありました。

そこで知り得たことを友人らに話して聞かせました。

「新鉄砲百合は、高砂百合と鉄砲百合が交配してできた品種でね、この新鉄砲百合は繁殖力がとっても強くて、花がらを摘まないでいると種ができて、それが風に乗って、落ちた先で花を咲かせているのよ」

「それが自家受粉して種ができ、条件が良ければ1年後には開花するものもあって、今や野生化してどこでも見かけるようになったというわけよ」

「だから、我が家では、花が終わったらすぐに摘み取って、球根を太らせるようにしているのよ。肥料をたくさんやっているわけじゃないのよ。球根ができると花もたくさん咲かせられるようになるんだわね」

ここで、友人から「えっ、うちの百合(新鉄砲百合)には、根っこだけで球根なんかなかったけど?」

「百合は、種がつくと球根が消えてしまうという性質があるそうよ」

「野生化したものは、種をつけるから、1年草になっちゃうのよね」

「世代交代の前に、よい花をたくさん咲かせるには、種をつけさせないことね」

友人との花談義で、百合=球根植物という概念が私たちに深く根付いているんだなぁと、思いました。

ここで、高砂百合について、少しだけ付け加えさせてくださいね。

高砂百合は台湾原産の野生種で、 「台湾百合」とも言われています。

また、テッポウユリに似ていることから 「ホソバテッポウユリ」とも呼ばれています。

庭の高砂百合は、母から譲り受けたものです。

そして、うちの新鉄砲百合は、園芸家が鉄砲百合と高砂百合をかけあわせて作った園芸種の方ではなく、どこからか飛んできた野生種です。

ですから、自然交雑していく中で、微妙に変化しているかもしれません。

新鉄砲百合については、これぐらいにして、もう一つ野の花を載せました。

多分シロヨメナだと思うのですが、間違っていたらごめんなさい。

野原を散歩していると、似たような花が何種類か見るけど、この花はそれらの花の中で最も小さな花を咲かせ、しかも花つきがとっても良いのです。

4~5年位前に、タロちゃんと散歩をしていて、あまりにも綺麗なので土手沿いから抜いてきちゃったものです。

今年もまた咲いてきました。

 

昨日、よかったらブログを応援してくださいと、厚かましくも書いたら、さっそく応援いただき、人気ブログランキングが上がりました。

いいねも頂き、更新の励みになりました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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玉アジサイと岩唐草

2019年09月06日 | 山野草&野の花

皆さんは、玉アジサイというアジサイをご存知ですか?

こんな花を咲かせるんですよ。

 

アジサイの中では、特別美しい花でも、目立つ花でもないので、園芸店などにはめったに出回らないアジサイだと思います。

私は、母から5~6年以上前に挿し木してもらいました。

母はかつて地域の山野草会に入っていましたので、そこから入手したものだと思います。

とても地味ではあるのですが、名前の由来にもなっているように、蕾を包んでいる苞が玉のような形をしていて、装飾花も両性花も玉を割って咲いてきます。

コロンコロンした球形が何とも可愛らしいのです。

花に惹かれたというより、この蕾に惹かれたのです。

そして、この状態から苞を割って咲くまで、気長に待つという楽しみもあります。

ほら、割って花が咲いてきましたよ。

1輪の花が咲くまでも、時間差があるので、咲に咲いた装飾花が茶色になってしまうことも多々あります。

ベストショットと呼べるものはどれか、とても迷うところです。

私はすぐ上の画像位が好きですが、人によって様々じゃないかと思います。

こんなのがよいと思う人もいらっしゃるかもしれません。

これくらい咲き進んだ花姿をよしとする人もいるでしょう。

これが、「見ごろですよ」と判定するのが難しいですね。

そして、この↑の画像からもお分かりいただけると思いますが、ガサガサした葉が特徴的で、一般のアジサイのようにつやがありません。

かなり日光や乾燥に弱い植物だと思います。

それもそのはず、玉アジサイは日本固有種で、山間の谷間や沢沿いに自生しているそうなんです。

春芽吹いたばかりの頃は若草色して美しい葉をしていましたが、梅雨明け後、夏の強い陽射しと乾燥で、葉の老化が進みました。

葉を見ていると、まるで私みたい(笑)

もう少し考えて植えればよかったなぁと、今では思いますが・・・

今日は玉アジサイの他に岩唐草も載せました。

こぼれ種からも簡単に花を咲かせる岩唐草ですが、今年はこの鉢だけです。

どうしちゃったんでしょう。

岩唐草さんのご事情もおありでしょうが、来年はもう少しでよいから増えてくださいね。

更新が休み休みなので、応援してくださいと書くのがはばかれるのですが、それでもよかったら応援してください。(厚かましいかなぁ~・・・)

 

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初めて見る月下美人

2019年09月04日 | 暮らしとガーデニング日記

横浜の友人から月下美人の葉を送ってもらって、その葉を2つの鉢に挿したのは、3年まえのことです。

その2つの鉢の月下美人が今年初めて花芽をつけたんです。

昨年のことですが、友人から「同時期に差し上げた盛岡の方は、花が咲いたんだけど、Kちゃんのところでも咲いた頃じゃない?」と電話をもらいました。

その年は残念なことに、花芽は尽きませんでした。

「月下美人はあまり大事に育てちゃダメなのよ。外でガンガン陽をあて、葉ががっしりしないと花をつけないから」と助言を頂き、今年は春から外に出しっぱなしにしておりました。

すると、蕾をつけたんです。

さっそく友人に知らせたら、私以上に喜んでくれました。

花芽がついてから蕾になるまでも、1月以上かかったんじゃないかと思います。

点のような花芽がだんだん大きくなって、蕾らしくなるとしなだれてきます。

なんかグロテスクな感じなんですよ。

花が咲く前に落ちちゃうんじゃないかと思ったこともありました。

花首がだんだん太くなると、その心配もいつしか消滅していきました。

初めて育てた月下美人は、花が咲くまで全ての経過が初めて目にすることです。

ただただ、月下美人の花はどんな花を咲かせるんだろうと、期待感で毎日ワクワクして過ごしていました。

友人に上の画像を送ったら

「これからだんだん花首を持ち上げてくるのよ」

「花が咲くまでは、1週間くらいかかるかなぁ~」

と言うので、少し油断しておりました。

月下美人が最初に咲いた8月14日は当地の花火大会でした。

娘達夫婦と家の前の駐車場で花火見物をして、終わって家に入ろうしたとき、月下美人が何と5分咲き位に花が開きかけています。

花火大会がなかったら、危うく見逃してしまうところでした。

2鉢ともに、同じ日の同じ時間に咲くんですね。

まるで双子ちゃんのようです。

2鉢を家の中に入れ、開花するまで1時間、きゃぁきゃぁしながら見ていました(笑)

初めて目にした月下美人の花は、圧倒されるくらい大きくて、たとえようのない美しさでした。

後でメジャーで測ってみたら直径が25cmもありました。

かつて、大輪のダリヤを育てたことがありましたが、月下美人の花の大きさはそれ以上でした。

感動して、素敵!素敵!と一人大はしゃぎした私でした。

夫は静かに「綺麗だな・・・」

そしてね、月下美人の雌蕊がまた、美しいのです。

月下美人を育てていて、何度も花を見ていらっしゃる方は、ごく当たり前のことのようにご覧になるかもしれませんが、何せ初めて花を見た私の感動は半端じゃなかったです。

「見てみて、お父さん、もう1個花が咲いているみたいでしょう。」と

雌蕊の形が花に見えるんです。

その日、友人に月下美人が咲いたことを電話で報告し、2時間くらい盛り上がっていました。

「むせ返るような香りもするでしょう」と友人に言いいます。

改めて鼻をクンクンさせる私。

香りはするけれど、友人が言うほどではない。

「初めて咲く時って、香り成分が未熟なのかしら?それほどでもないよ」

「美しく咲いた花だけでもう十分よ」

翌朝、起きて月下美人を見ると、もう花はしぼんでしまいました。

一夜限りの花の舞、最高の美しい姿を見せて頂きました。

今現在も、蕾がだいぶ大きくなってきました。

もしかした、明日あたり咲くかもしれません。

咲けば3度目の開花になります。

月下美人の開花は、この夏の一番の嬉しい出来事でした。

 

 

 

 

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2019年8月の母の庭

2019年09月02日 | 母の庭

日中は暑いものの、朝晩は過ごしやすくなりましたね。

そのためか、集積所に置かれたごみ袋に、雑草や切り戻しされた植物が満杯となっている光景をよく目にするようになりました。

庭に出ることをためらうほどの暑さも、少し和らいできた証ですね。

皆さん、草取りに精をだしていらっしゃる。

こんなところにも、秋の気配を感じるようになりました。

我が家の庭も実家の庭も、依然として草ぼうぼうですが・・・

今日は8月の母の庭の様子をお届けします。

8月の庭で私の一番のお気に入りは、鹿の子百合かしら。

色の濃いものも咲いていたのですが、写真がありません。

残念!

名前不明の百合も、鬱蒼としたジャングル状態の庭でたくさんの花を咲かせていましたよ。

大きく伸びたワラビと共生している姿に違和感がないと思えるのは私だけ?

花芽が虫にかじられたりして不調だった八重咲きの百合も何とか咲くことができました。

ミソハギは長命な花、現在も咲き続けています。

梅雨が長かったこの夏、ダリアは不調に終わりました。

実家だけでなく、散歩をしていても今年はダリアをあまり見かけません。

こちらのムクゲの品種名は紫玉と言います。

バラと同じ名前のムクゲ。今年は花が小さい。

長い梅雨が影響したのか、暑さによるものかわかりません。

何本かのバラが、黒点病や害虫の被害にあいながらも咲いていましたっけ。

ムクゲと同じ名前をもつバラ「紫玉」です。

母の庭では、休みなく咲き続けている強健なバラです。

フレンチレース

せっかく美しく咲きそうな花が虫にかじられています。

レオナルドダビンチ

他に、スノーグースが咲いていたはずなのですが、画像が見つかりません。

今年ほど、花々にカメラを向けなかった年はなかった・・・

カラーの白い花、この花も大好きです。

我が家の庭に余裕があったら植えたいけれど、スペースを取るのであきらめています。

ドクダミやつゆ草に囲まれていますね(笑)

私の庭も同様なんです。

高齢になればなるほど、庭を美しい状態で維持するというのは難しいものです。

 

 

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真夏に藤の花

2019年09月01日 | 暮らしとガーデニング日記

お久しぶりです。

早くも9月に入りました。

年々、月日の経つのが早く感じられます。

たっぷり夏休みを頂いたのに、残暑厳しく、いまだにガーデニングやパソコンから遠ざかっています。

この間、ご訪問頂いた方には、大変失礼いたしました。

今日も休んじゃおうかなと怠け心が優位に立っていました。

でも、9月1日だから、もしかしたらとパソコンを開けてみたら、ブロ友さんからのコメントが目に入りました。

ブログ更新の何よりの力になりました。

福の神様、ありがとうございます。

 

さて、夏休みを頂いていた期間、何をやっていたんでしょうね。

暑いので、旅行という気分にもなりません。

自分でもあきれるくらいぐうたらな生活をしていました。

早朝、身支度を済ませりと実家のタロちゃんと散歩し、家に戻ってシャワーを浴び、それから朝食を準備し、夕方まで何をするでもなくぼっとしていました。

夕方になって、鉢植えのバラや花にお水をやり、夕食の準備に取り掛かるという毎日を過ごしていました。

そのおかげか、体調も回復してきて、お薬を休んでみることになりました。

以前は、怠惰に過ごすということに、なにか罪悪感を感じてたものでしたが、とことん怠惰に過ごしてみようと開き直ってみると、身体の中からストレスや疲れが吹っ飛んでしまうものです。

近況報告はこのくらいにして、本題に入りましょう。

8月17日のことです。

タロちゃんと朝の散歩していたら、ピンクの藤の花が咲いていました。

早朝のことなので、写真をとってブログに載せる許可をとっていないのですが、スマホで写しました。

(ごめんなさい、家主が特定できないように撮ったつもりですが

こんな真夏に藤が咲いているなんて・・・

家に帰って、夫に話したら、見間違えたんじゃないかというので、この画像を見せました。

ふ~んといったきり、後は黙り込んでしまいました。

どう見ても、藤にしか見えません。

こんな紫を帯びた濃いピンクの藤を目にしたのも初めてです。

実家にもピンクの藤を植えていますが、まるっきり違います。

ちなみに以前に載せたことがありますが、実家のピンクの藤の花(2019年5月13日撮影)です。

違う花色でしょう。

そして、花房が少ない。

もしかして、散歩の途中で見た藤は、二番花なのかしら?

とにかく、珍しいものを見せて頂きました。

野原や公園の散歩も楽しいですが、住宅街の散歩もまた楽しいものです。

 

 

コメント (6)
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