歴歩

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バーミヤン遺跡 東西大仏の色は青と赤

2008年11月02日 | Weblog
独調査隊が塗料確認 
 アフガニスタン中部バーミヤン遺跡の東西2体の大仏が、かつてそれぞれ「灰色がかった青」と「赤褐色」に彩られていたことが、国際記念物遺跡会議(イコモス)のドイツ調査隊の調査で分かった。大仏の一部や破片から塗料を確認した。
 アフガン中部の地理を記した10世紀の文献で、東大仏は「灰色の仏陀」、西大仏は「赤い仏陀」と記され、これと合致する重要な発見。一方、7世紀にバーミヤンを訪れた中国の僧、玄奘三蔵は著書「大唐西域記」で西大仏を「金色」と表現しており、その後剥がれ落ちるなどして下地が露出した可能性がある。
 調査隊によると、6世紀初め頃の建立とされる東大仏(高さ38m)の右手の下にある衣の部分から、アフガニスタンで産出されるラピスラズリと石膏を混ぜたとみられる、灰色がかった青の彩色が確認された。
 6世紀中ごろ建立の西大仏(同55m)では、赤土や酸化鉛を使った塗料で着色したとみられる赤褐色の破片が多数見つかった。濃淡に差があり、土に白や黒などの顔料を混ぜ、複数の赤を作り出したとみられる。
[参考:共同通信、前出]

バーミヤン東西大仏の色は青と赤 10世紀の文献と合致(共同通信) - goo ニュース
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