田原本青垣生涯学習センターで17日に行われた「発掘調査報告会」で、宮古北遺跡(田原本町宮古)で古墳時代前期に赤色顔料「朱」の精製に使った須恵器の鉢(直径12・5cm、高さ5・3cm)が発見されたと発表された。
昨年5~6月、古墳時代前期の堀跡の近くの井戸跡の中から、内側に朱がこびりつき外側は火をかけたことによる煤(すす)が付着した鉢1個が完形で出土した。
朱は辰砂をすりつぶし、水で溶いて塗る赤色顔料。精製する際に加熱処理が必要とされ、土器はその際に使われたという。
土器は、同センター2Fの唐古・鍵考古学ミュージアム前廊下で開かれている「発掘速報展」(4月17日~5月23日)で展示される。
[参考:毎日新聞、奈良新聞]
昨年5~6月、古墳時代前期の堀跡の近くの井戸跡の中から、内側に朱がこびりつき外側は火をかけたことによる煤(すす)が付着した鉢1個が完形で出土した。
朱は辰砂をすりつぶし、水で溶いて塗る赤色顔料。精製する際に加熱処理が必要とされ、土器はその際に使われたという。
土器は、同センター2Fの唐古・鍵考古学ミュージアム前廊下で開かれている「発掘速報展」(4月17日~5月23日)で展示される。
[参考:毎日新聞、奈良新聞]