福岡市教委は13日、同市早良区の岸田遺跡で、弥生時代中期(紀元前2世紀ごろ~前1世紀ごろ)の墓約60基を発見し、そのうち5基から青銅製や鉄製の剣や矛、戈や柄(つか)の飾り1点が出土したと発表した。
紀元前2世紀ごろの木棺1基と、前1世紀ごろの甕棺4基に、青銅製の剣4本、矛2本、鉄製の戈1本、勾玉や管玉など約10点が見つかった。甕棺のひとつには剣と矛と一緒に、青銅製の把頭飾(はとうしょく、剣の柄の飾り)も納められ、青銅の把頭飾としては国内最古とみられる。
早良平野周辺では吉武高木遺跡を頂点とするまとまりがあったと考えられている。岸田遺跡は吉武高木遺跡の南約3.5km、室見川左岸に立地し、広範囲に平野を見渡す位置にあり、春日方面や佐賀方面との交通の要衝とみられる。
16日から31日まで、市埋蔵文化財センター(博多区)で出土品を展示する。
[参考:産経新聞、朝日新聞]
紀元前2世紀ごろの木棺1基と、前1世紀ごろの甕棺4基に、青銅製の剣4本、矛2本、鉄製の戈1本、勾玉や管玉など約10点が見つかった。甕棺のひとつには剣と矛と一緒に、青銅製の把頭飾(はとうしょく、剣の柄の飾り)も納められ、青銅の把頭飾としては国内最古とみられる。
早良平野周辺では吉武高木遺跡を頂点とするまとまりがあったと考えられている。岸田遺跡は吉武高木遺跡の南約3.5km、室見川左岸に立地し、広範囲に平野を見渡す位置にあり、春日方面や佐賀方面との交通の要衝とみられる。
16日から31日まで、市埋蔵文化財センター(博多区)で出土品を展示する。
[参考:産経新聞、朝日新聞]