読売新聞のウエブサイトににおもしろい記事が出ていた。(8月28日)
それによると、首相が衆議院を解散したときに引用した「ガリレオの言葉」に、研究者が苦言を呈しているという。
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小泉首相は、地動説を唱えたイタリアの物理学者ガリレオ・ガリレイの名を借用した。
「それでも地球は回っている」
よく知られた言葉である。これに対してガリレオ研究者である金沢大大学院自然科学研究科教授の田中一郎先生(科学技術史)によると、異端審問で、ガリレオが「それでも地球は動く」と言ったとされるエピソードは有名だが、なんと!
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「そう言った事実はない」
これは後世の伝記作家の創作らしく、研究者の間では「よくできたお話」で通っているとのこと。マジ?
それじゃ、板垣死すとも... と同じか?
板垣は岐阜で、国民の自由と権利をとなえる遊説中、暴漢(小学校教員)に襲われ負傷した際に「板垣死すとも自由は死せず」と叫んだという説が流布している。でも、実際には事件後、小室信介というジャーナリストが岐阜で行った演説の題名「板垣死ストモ自由ハ亡ビズ」が、板垣自身の発言として世間に広まったとのこと。
だろうなあ。お腹を刺されてそんなにちゃんと話せるとは思えなかったもの。(参考東進ハイスクールウェブサイト:今日はなんの日歴史事典:4月6日)
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ガリレオは有罪を宣告され、地動説を撤回する。田中教授は「郵政民営化が地動説と同じような真理かどうかは別として、小泉首相がガリレオを名乗るなら、最後には郵政民営化を撤回することになってしまうが……」(読売新聞)
孫引きは危険だ。
今日は衆議院総選挙公示日。。。