全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

野沢那智さんが亡くなった。

2010-10-31 09:19:53 | 全英連参加者 2010

 今朝、ニュースを見ていたら、野沢那智さんが昨日亡くなったとのことだった。肺がん。。。

 『ウソだろ。
 ・・・そう思った。

 ネットで関連記事を探した。略歴が記載されていてた。
 『声優としてはアラン・ドロンやアル・パチーノ、ブルース・ウィリスらの声の吹き替え、アニメ「ベルサイユのばら」のフェルゼン役など
 ・・・ブルース・ウィリスの声が、最近の彼のはまり役かもしれない。
 『演出やラジオのパーソナリティーでも幅広く活躍。俳優、声優の養成学校を設立するなど、人材育成にも貢献した。
 ・・・ラジオ... 懐かしいなあ。
 野沢さんは、いや、なっちゃん(アクセントなし、フラットに読む)のラジオ番組といえば、TBSのパック・イン・ミュージック(表記はこれでいいか、自信はない)だろう。現在50代の人ならば、白石冬美さんとコンビを組んだ深夜放送を、かなりの確率で聞いているはずだ。

 新聞記事には取り上げられていない、吹き替え担当がまだある。
 「STAR WARSの最初の3部作」のC-3PO
 ・・・いい感じだった。

 改めてWikipediaで野沢さんのページを読んでみた。データを書き込んだ人に思わず感謝したくなるほど詳しく書かれていた。僕の知らない仕事がいっぱいでていた。
 「チキチキマシン猛レース」の実況ナレーター
 ・・・あれもそうだった...

***** *****

 もう、あのカッコいい声は聞けないのだ。
  寂しい。
   ご冥福をお祈りしたい。
    ありがとうを言いたい。
     さようなら。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

希望降任223人

2010-10-31 05:24:05 | 全英連参加者 2010

 28日(木)朝の番組で、あるニュースを紹介していた。

 公立校:教員の希望降任223人
 過去最多、「主幹」で急増--09年度

 「事務処理より教壇に」

 毎日新聞だった。しっかりと記事を読もうと思って、通勤途中、駅売りで購入した。篠原成行(記者)、遠藤拓(記者)の署名入り記事である。内容を要約すると、

 2009年度に校長や教頭、主幹教諭から、自ら希望して降任を求めた公立小中高校の教員の数が過去最多の223人に上った。
 このうち主幹からの希望後任者が121名で全体の半分以上。

 文科省初等中等教育企画課の分析もでていた。
 「児童生徒とのかかわりが少なくなるうえ、管理職と一般教諭の板挟みになる傾向があるため」
 「教務主任などの中間管理職は激務だが、以前は持ち回りで担当する場合が多かった。主幹教諭の役職化で持ち回りが不可能になり『こんなことなら教壇に立っていたい』という教員が増えた」

 まるで他人事である。そんな制度設計をしたのはどなたなのだ。

***** *****

 去年もこのニュースは取り上げているが、降任者数が去年よりも増えている。*
 降任希望理由:
 ①精神疾患などの健康上の問題が107人
 ②職務上の問題が59人
 後は家族の問題かな。

 どのポジションから:
 ①校長からの降任9人
 ②副校長・教頭からの降任90人
 ③主幹からの降任121人
 ④その他3人
 その他って?

 対前年度比では、降任者の①②は大きく変化していない。主幹教諭は89人から121人に増えた。なお、主幹教諭は2006年度からおかれるようになったものだが、初年度でも12人、以後27人、89人、121人と増加傾向である。

***** *****

 問題点は二つある。
 一つ目は人事の問題。これは去年も書いたことなのだが、主幹になりたての先生が、転勤していきなり教務主任に校長から指名されるような人事が、ずいぶん目立ってきているのではないか。
 中間管理職と見なされ、いきなり責任のある仕事を異動と同時に任される。こんなことをしていれば、病人はふえる。一般教諭と俸給表が違う(=給料が違う)人間が、いきなり主任になる。元々主任職は一生懸命やっても仕事量は多い。それが当該学校のルーキーが、がんばってもそんなにうまく行く方がまれ。こんなことをさせるから、カラダもおかしくなる。カラダがだめだとココロも危なくなる。この逆も同じである。降格希望理由は一応分類されているけど、①の原因が②であることは、十分考えられる。主幹教諭をいきなり主任にしなくてもいいはずである。主幹教諭になっていれば、それについてはちゃんと給与は支給されるのだから。
 二つ目は任期の問題ではないか。記事にも「役職化したため持ち回りができなくなり」とある。だからいきなり主任職なのだが、異動・着任後すぐに主幹教諭に任せられる主任職ポジションなんて、普通の学校では、教務主任くらいしかないのである。
 学校には主任職がいくつかある。各学年主任、教務主任、生徒指導主事、進路指導主事、保健主事等である。だいたい2、3年間で次の学校に異動してしまう主幹教諭ができる職務なんて、基本的にはペーパーワークで総務、入試担当の教務分野だけだろう。生徒指導主事、進路指導主事はそれなりにその学校に長くいたり、一度卒業生をだしている人でなければ、仕事をすることなど不可能である。学年主任も30年前の高校大増設期ならばともかく、着任してすぐ学年主任をさせるなんて狂気の沙汰である。
 文部科学省が言うように児童生徒とのかかわりが少なくなるのが問題ならば、主幹は1校4年で2校程度経験し、その中でホントに優秀な人間を教頭にすればいい。そして、1年目は教務か生徒指導部の専任でおき、2年目から3年間、教務主任や、生徒指導主事にすればいいのだ。また、学年主任を務めてから、教頭にすることもあってもいいだろう。

***** ******

 希望後任者が増えること、特に主幹教諭からの希望後任者が増えることの是非はどうか。今回記事を読んで、悪いことではないような気がした。一度管理職ルートにのってしまうと、できの悪いものまで教頭、校長になってしまう危険性が、元々このシステムにはあった。それが少なくとも自分で先生に戻ることを選択できるルートがあるのは、危機管理として悪いことではない。ただ、降任すべき人間が、実はもっといるのではないか。かろうじて周りの先生が必死で働いていて、どうにかごまかしがきいているケースもあるのではないか。自分が不適任であることに、気がつかない不適任者もいる。

 降任した主幹教諭の人が、そもそも主幹になろうとしたことは、管理職に勧められたにしても、自分の判断である。いずれは教頭、校長を目ざす。学校のマネジメントポストに「転職」を希望したのはご本人である。なってはみたが降任することになりました。理由は②職務上の問題ですという場合、その人に事務適正、マネジメントポストに見合う能力がなかったことになると思う。「事務処理より教壇」「多忙」に、なってから気がつくのでは、そもそもおかしいと思う。ご本人には同情はできない。

***** *****

 今回記事を読んで、希望降任制度の実施状況がわかった。47都道府県全部と名古屋市を除く17政令指定都市にある。
 ・・・名古屋はどうするんだろう。辞職しかないのかな。

 「主幹教諭は従来の教務主任や進路指導主事」と書いてあったが、教務主任以外で主幹を置いている学校ってあるのかな。

 *昨年のエントリ
 2009.11.27、「希望降格

人気ブログランキングへ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする