1966年、日本だと昭和41年。この年はアメリカ、日本とも現在まで続いている有名なTV、映画の放送が始まった、エポックメイキングな年である。
・・・と、SFファンの僕は思っている。
でも、ここはその話しではない。
この年アメリカでThe Impossiblesというアニメーションの放送が始まった。アメリカでは1966年9月から翌年1月まで、日本では1年遅れの1967年から放送だったようだ。このThe Impossibles、邦題はスーパースリーである。現在40歳代後半の人は、本放送か再放送で見たことがあるだろう。
スーパースリーは普段は3人組のロック・ミュージシャンでバンドを組んでいる。モデルはおそらくマッシュルームカット時代のビートルズだ。
彼らは事件が起きると、変身、ヒーローになる。変身後の名前は、コイル、フリー、マイトという名前だった。変身前の普段の時も、変身後も、3人の胸には、それぞれC、F、Mのアルファベットがあった。
この前の土曜日、YouTubeで偶然スーパースリーのオープニングを見つけた。キャラクターの元の名前を、知らないことに気づいた。
WIKIPEDIA英語版で調べてみたところ、3名はこんな名前だった。
Coil Man
Fluid Man
Multi Man
それが日本語ではこうだった。カッコ内は胸のアルファベット:呼び名である。
コイル(C:ボヨヨンのコイル)
フリー(F:スイスイのフリー)
マイト(M:バラバラのマイト)
Cのコイルはそのまま。でも、F(フリー)、M(マイト)は苦労したことがわかる。
fluidは液体の意味。この語は現在でも、カタカナ語として一般化はしているとは言えない。multiも現在ならばともかく、40年近く前では、日本語として一般化・定着しているとは言えないだろう。
Fでフリー。水(液体)だから自由にということかな。Mでマイトは、どこから来たのだろう。ダイナマイトかな、それともmightかな。よくわからない。でも、こうして覚えているのだから、いいネーミングだったのだろう。
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たまにだが、このスーパースリーのように、子どものころTVで見たアメリカのアニメ、ドラマにYouTubeで再会することがある。実によく覚えていて、自分でもビックリする。僕が英語とかアルファベットという文字に興味を持ったのは、一部は、アメリカのアニメによるのかもしれない。