以下は、佐賀新聞ウェブサイトに掲出された、2013年11月16日付記事の要約である。
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記事タイトル: 有田窯業大を佐賀大に統合 学部か学科に 概要: 佐賀県立の専修学校、「有田窯業(「ありたようぎょう」と読む。)大学校」の施設設備、これまでになってきた職人育成の役割を引き受ける(引き継ぐ)形で、学士号を取得できる窯業中心の新しい学部か学科を有田キャンパスとして創設する。 (2013年)11月15日、事実上の統合に向けた基本合意書を締結した。 |
勉強不足を白状する。県立の学校等を国立大学法人に「寄付」できるようだ。
・・・知らなかった。
記事によれば、開設は最短で有田焼創業400年の2016年を目指すとのこと。県立の専修学校を国立大学法人に移管する取り組みは全国でも例がないと記事に書かれていた。
・・・確かに聞いたことがない。
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昨年発行の「国立大学法人佐賀大学概要2014-2015」p.14に、以下の記述を見つけた。
■大学運営上の取り組み
Administrative Actions
●佐賀大学の将来構想と新学部設置
Saga University's New Schemes and the Foundation of New Faculties
国立大学においては、教員養成分野の量的整備から質的充実への転換、新課程の廃止に向けた組織再編が 強く求められたことから、本学においてもミッションの再定義において、教員養成機能の強化、新課程の廃止及び教職大学院の設置構想を掲げた。また、地域からの要請である佐賀県立有田窯業大学校の4年制大学化、さらに、工学分野における「理工系人材育成戦略」(仮称)を踏まえた組織再編を検討中である。
〇文化教育学部の改組と新学部設置(平成28年4月設置予定)
・教員養成機能に特化した教育学部(仮称)への再編
・佐賀県立有田窯業大学校の4年制大学化を含む芸術学部(仮称)の設置
・教職大学院の設置
〇次の段階の将来構想
・新たに社会から求められる理工系人材の育成機能を強化した理工学部、農学部の再編成
有田窯業大学校関連部分を赤字にした。
有田窯業大学校の大学化は、具体的スケジュールにのっている。教育学部再編と教職大学院の設置(計画)も出ている。かなり大がかりな組織改編の印象だ。
学部・学科設置は、芸術学部(仮称)設置に併せて申請することになる。例年通りならば今年の6月頃、文部科学省サイトに『大学の学部等の設置等認可の諮問』情報がアップになる。国立大学(法人)に県立大学校などを移管するモデルケースになる。注目したいと思う。
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