採点の目処がついた。区切りをつけて帰ることにしよう。
明日から3月。
今回のタイトルは、「~王都・首里はサンゴでできている?~」である。
予告編から首里城が出てくる。「守礼門」前で告知スタート。
NHKのウェブサイトでも紹介されているが、首里城は高台のお城。首里は首里城のふもとにある街なのだ。
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高台にもかかわらず湧き続ける「沖縄一」の名水の秘密とは?
以前「寒水川樋川前…読めますか。」で取り上げたこともあるが、首里城のある丘は結構な高さである。それでも水が確保できた。
寒水川樋川前のバス停である。
バス停から入ると、そこに「寒水川樋川」がある。
この場所、標高は65mほどである。高台だけど水が出る。
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首里城の守礼門は標高110m、正殿前はさらに10mほど高くなる。首里城にも井戸がある。(後述)
ネットで読むこともできるのだが、専修大学兼任講師・角田清美氏の、「沖縄島・首里城と周辺地域の古井戸」という報文(論文,Ⅰ.首里城の地形と地質)にも、「首里城は標高100~130m」の記述がある。ブラタモリを見る前に首里城周辺の井戸について調べていたら、偶然見かけた。とても興味深く読むことができた。
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さて、今回のブラタモリ、沖縄に雪が降った頃のロケのようだ。僕がブログに「沖縄本島に雪」を書いたのは1月25日。降雪は24日のこと。
タモリさん、土のかけらを触り「泥岩」と即答。この人、すばらしい雑学人(教養人)である。泥岩の上に琉球石灰岩が堆積しているのが首里の丘。首里城と那覇の市街地の高低差は、隆起ではなく侵食による。
龍樋(りゅうひ)が取り上げられていた。泥岩と琉球石灰岩の接触面(で、いいのかな)に設置されているので、水が涸れない。泥岩層を島尻層群、琉球石灰岩層を琉球層群という。
龍樋はここ。
城下町の産業として町工場も紹介された。味噌工房は玉那覇味噌醤油店。泡盛工場も登場。仲栄真兼昌さんと名前が出ていたので検索したところ、紹介されたのは、瑞泉酒造株式会社のようだ。味噌造りも、泡盛製造も首里の水の豊かさがあってのこと。
文武館道場(空手)も登場。泡盛と空手の関係も紹介された。
尚弘子さん登場。尚さんは最後の琉球国王・尚泰の孫に当たる、尚詮(しょう・せん,故人)の奥さんである。尚弘子さんは、大田昌秀知事時代、副知事を務めた人である。佐司笠樋川(さしかさひーじゃー)の現所有者。
場所はここ。
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今回のブラタモリ、盛りだくさんで1回でおさめるにはもったいない。首里だけで2週に分けてもらいたいくらいだ。
猛烈に沖縄が僕を呼んでいる気がする。
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「首里あるき」のページ
http://shuri-aruki.jp/siseki/
真和志之平等(マージヌフィラ)
↓
寒水川樋川(スンガーヒージャー)
寒水川樋川、龍樋、佐司笠樋川(指司笠樋川)の地図データは、上記「首里あるき」の地図を参考にした。特記する。