インフルエンザが「猛威」とまでは言えないものの、かなり出席停止が目立っています。
受験生の担任として、1,2年生の担任には申し訳ないけど、家庭研修期間でホッとしています。
都内で起こった3件の殺人事件。すべての事件現場に残された不可解な数字の羅列から、事件は予告連続殺人として捜査が開始された。
警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村拓哉)はその数字が次の犯行場所を示していることを解読し、ホテル・コルテシア東京が4番目の犯行場所であることを突きとめる。しかし犯人への手掛かりは一切不明。そこで警察はコルテシア東京での潜入捜査を決断し、新田がホテルのフロントクラークとして犯人を追うこととなる。新田の教育係に任命されたのは、コルテシア東京の優秀なフロントクラーク・山岸尚美(長澤まさみ)...
MOVIXの映画の説明はもう少し細かいが、ここまでで。
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長澤まさみ&木村拓哉。予告編でも出演陣はくせ者ばっかり。
映画の存在は知っていたが、見に行く予定はなかった。公開後、評判がいいようなので、24日、出張を終えて食事をすませて、レイトショーで見に行きました。
ひとことで言うと、原作未読の僕から見て、あることを除いて面白い映画でした。
・・・ちょっと長いかな。
です。
ホテルにはいろいろ面倒なお客様がやってきます。彼らはぞれぞれストーリーを紡ぐ上で存在意義があるのですが、どれかエピソードを一つくらい削除するか、作品全体をもうちょっとテンポアップしたらよかったように思えました。でも、それでは2時間ドラマかな。「ちょっと長い」は、映画ならではの感じ方かもしれません。
・・・本作、面白かったですよ。
登場するお客様はそれぞれ怪しいし、みんな犯人のようにも見える。被害者になりそうな人も一人や二人じゃない。
・・・これ以上は書けない。
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キャストのこと
新田浩介(木村拓哉)
最初にスクリーンに出てきたときの長髪ひげ面から、いかにもホテルマンらしい身だしなみに変わる。
・・・若干老けて見えました。やっぱり彼もそれなりの年齢。
彼をスクリーンで見るのは、’17年の「無限の住人」以来です。あの作品での木村さんの印象(存在感)と重なる部分があるが、本作でも「新田浩介 > 木村拓哉」に見えました。「何をやっても木村拓哉」という言われ方は相変わらずありますが、いろいろな意味でスターの証。加山雄三さんも、故 石原裕次郎さんも、何をやってもご本人。その存在感はなかなか自分では消せないもの。たぶんコアなファンはそれでいいのです。では、なぜ新田に見えたのか。
山岸尚美(長澤まさみ)
木村拓哉の存在感を「薄めた」のは、潜入捜査をする新田の教育係を仰せつかり、ぶつかりながら信頼関係を結んでいく山岸尚美というキャラクターの存在感によります。演じている長澤まさみさんは、やっぱりいいです。
ある意味主役を光らせた。
・・・ところどころ、山岸が主役でした。
能勢(小日向文世)
新田の元相棒の刑事役。重要なところで登場し、ものがたりをすすめるポジションです。
新田の唯一の味方...かな。
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もっといろいろと書きたいけど、やめておきましょう。劇場で見るべき作品です。(文中敬称略)