月火水は午後4時、本日は午後3時に退勤。超過勤務の時間調整完了。
・・・疲労感もあり、ちょうどいいです。
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ある日、未来から来たターミネーターREV-9(ガブリエル・ルナ)が、メキシコシティの自動車工場で働いている21歳の女性ダニー(ナタリア・レイエス)と弟のミゲルに襲い掛かる。 ダニーとミゲルは強化型兵士のグレース(マッケンジー・デイヴィス)に救われ、 何とか工場から脱出した。そして彼らを追跡するREV-9の前に、サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)が現れる。 (Movix作品紹介要約) |
あの「カメ止め」ほどではないが、「ターミネーター」という作品、いわゆるフランチャイズは、大化けした映画だ。
現在でこそ高評価されているものの、第1作は一歩間違えば「キワモノ」的な扱いを受けてもおかしくない、挑戦的なSF作品だと僕は考えている。それが2作目「Terminator 2: Judgment Day(以下「T2」とする。以後同じ)」の革新的映像技術&ものがたりとしての大成功により、今日の評価をにつながっている。そんな作品観である。
4年前に公開の「Terminator Genisys」を見た後で、僕はこんなことを書いている。
ターミネーターシリーズ、僕はテレビシリーズの『サラ・コナーズ・クロニクル』は除き、全部見ている。
本作はT1、T2のものがたり世界・タイムラインを引き継ぎいだもの。ただし、そのまま続けるのではなく、新たにものがたりを作り直し、たしている。ジャッジメント・デイを回避する未来に続く、あの1984年はそこにはない。T1、T2のものがたりの流れとは異なる1984年。こういうストーリー展開の改変、リブートもあるのかと思えた。家に帰り、もう一度パンフレットを見ながら考えた。
『やっぱり、シュワルツェネッガーあってのターミネータ-だ...
今回6作目・新T3を見て、ちょっと違う印象を受けた。
映画第6作となる本作もT1、T2のものがたり世界・タイムラインを引き継ぎいだものだが、そこにはT3~T5、そしてテレビシリーズは存在しないことになっている。製作総指揮としてジェイムズ・キャメロンが参加しているからこそできた力業、ものがたりの設定である。
本作はタイムトラベルの要素がある作品、ものがたりについて書くことは厳に慎む。キャストについてと、すでに報道されていることについては、少し触れる。
登場人物&キャストについて
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)
年をとった。当たり前だがT2の頃のサラ・コナーではない。あることで、生きる意味を失い、それでも生きている。ターミネーターを狩ることに執念を燃やしている。
彼女はある方法でターミネータが ”彼女のいる現在” に現れることを知る。そして、その場に行き、闘う。それを繰り返している。本作でもREV-9の登場する場所に現れ、ダニーたちを救うことになる。
サラが登場して、ホントにターミネーターのものがたり世界なんだと認識した。年をとったが老いてはいない。
グレース(マッケンジー・デイヴィス)
T2におけるT-800の役回り。機械ではないが、augmented(改造され強化された人間)である。「Terminator 3: The Rise of Machines (’03、以後「旧T3」)」に出てきたT-Xとは違い、戦闘力は強いが人間である。
ダニー(ナタリア・レイエス)
T1におけるサラ・コナーの役回り。わけもわからず命を狙われる。
彼女は未来においてターミネーターと闘う勢力の関係者。敵対勢力はダニーを抹殺するため、REV-9を現在に送り込んできた。スカイネットが存在しないはずの未来、しかしターミネーターは存在する。
自分は何者でもないと思っている。しかしサラはダニーに言う。問題はあなたのwombであると。
T-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)
... is back.
サラ・コナーの現在に存在する。
人間の女性・その連れ子と生活。カールを名乗る。T2の頃よりも老いている。
REV-9(ガブリエル・ルナ)
T1のT-800、T2のT-1000の役回り。ただし、このターミネーターは、骨格と液体金属できていて、「分身」して2体として別個に行動する。ものがたり途中から何か違和感を感じた。
T1のT-800の恐ろしさは、問答無用の暴力である。サラ殺害のため、ひたすら殺す。ストーカーとも違うが、暴力的で危険な存在である。
T2のT-1000の恐ろしさは、気持ち悪さである。サラが入院させられていた病院のシーン。駐車場でジョンの乗ったバイクを走って追いかけるシーン。撃たれても大丈夫、無表情で計り知れない能力。
REV-9もたくさん殺した。でも、強さばかりが目につき、怖さ、恐ろしさ、気持ち悪さがないと思う。
映像技術はやはりびっくり
本作にT2のジョン・コナー役、エドワード・ファーロングが再登場することは、前からわかっていた。でも、T2から30年近くが経過、どんな形で出演するのか興味をもっていた。
ものがたりの始まりで、T2でスカイネットによる「審判の日」を回避したサラ・ジョン親子。二人は南米のある国に身を潜めていた。そこに存在しないはずの未来から送り込まれたT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)の別モデルが、親子の前に現れる。
驚愕するサラとジョン。ジョンはあっさり殺される。
本作はT2の続編、新T3である。書き換えられた未来において、サラ・ジョン親子は生き続けてもいいはずだが、スカイネットによる破滅的な未来が消え、その世界での役割も消えたジョンは消えて(死んで)しまうことなる。
ものがたりとしてはT-800の登場が驚きだが、僕の驚きは別だ。T2の頃のサラとジョンがスクリーンに現れたからである。未使用撮影済素材のデジタルリマスターではない。新規作成のシーンである。Trailerで見ているREV-9よりも、こっちの映像技術の方がすごい。もちろん映像はCGI処理だが、この映像で一気にものがたり世界に引きずり込まれた。なお、ジョンの声はAaron Kunitzという俳優。そっくりだった。
ファーロング、T2出演後も俳優を続けている。まさか、こんな形とは。
ものがたりを補強するためのCGI技術である。
終映後の雑感
先に 「今回6作目・新T3を見て、ちょっと違う印象を受けた。」と書いた。何が違うのかまとめておこう。
「T-800の存在感」「レジスタンスのリーダーになる未来のジョン・コナー」にかくされていた、このものがたり世界の中心に気づいたことによる印象の変化である。ジョンなき世界、状況が変わり気がついたことだが、実は最初から中心にいたのは、サラ・コナーなのだ。
ターミネーターはリンダ・ハミルトンが演じる、サラ・コナーのものがたりなのだと思う。