全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

triumphantly

2019-11-24 04:00:00 | 気になる 教育行政

 共通テスト、文科省がベネッセに抗議へ「中立性に疑念」

 朝日新聞(11月20日)
 萩生田光一文部科学相は20日の国会で、2020年度に始まる大学入学共通テストで、記述式問題の採点を請け負う会社を傘下に持つ通信教育大手ベネッセコーポレーションに対し、「採点業務の中立性、信頼性に疑念を招く(行為があった)」として、文科省が今後厳重に抗議し、是正を促すことを明らかにした。
 ベネッセが高校向けに配布した資料に、共通テストに向けた記述式の採点基準の作成などで助言事業を請け負っている旨の記載があり、模擬試験や対策講座などのほかの営業活動に利用した疑いがあるという。関係者によると、資料はベネッセが17年、首都圏約250の高校、約300人の教員を対象に大学入試改革に伴う自社サービスなどについて説明した会合で配られたという。

***** *****

 世間では文科相の例の発言をきっかけに、入試改革関連の問題が表面化したような言い方だし、問題の責任を現文科相に追わせるような風潮だが、きちんと分けなければならない。
 現文科相が負うべき責任は、問題の所在の明確化である。そして解決への道筋を示さなければならない。〇〇とのお話とは別に考えなければならない。
 ここまでの経緯については、歴代の大臣に説明責任がある。決定の責任は誰にあるのか。彼らは会見を開き、説明しなければならない。そもそも説明する機会を与えられるべきである。
 その後で、問題発生時の対処に責任があるのならば、現文科相は政治的責任をとる。この順番である。

 今回報道されているベネッセの件は、高校の進路指導部職員ならば、お話しの強弱の差はあっても、、、だろうか。今回それが表面化した。きちんと取材をしていれば、とうの昔に高校から情報が入手できたはずである。
 ・・・文科相もマスコミも遅いのだ。

 「文科省として抗議する」はどうだろう。
 もちろん抗議する必要はあるだろう。でも、その会社を選んだのは誰なのだ。責任転嫁に見られる。
 マスコミも与野党も、関心を持つべきときに関心を持たなかった。
 ・・・今頃騒ぎ始めるのでは遅いのだ。

 どいつもこいつもとは言わないが、どちら様も五十歩百歩、いや五十歩五十一歩である。

***** *****

 triumphantly
 「勝ち誇るがごとき」の意味。誰が勝者でも構わない、高校生に迷惑をかけるな。受験生は有権者でもある。

 triumphantly
 「鬼の首を取ったよう」という意味にもなる。騒ぎかたで、品性を疑われる。そもそも、騒ぎじゃダメなのだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする