26歳OLの桃瀬成海は、転職先の会社で幼馴染の二藤宏嵩と再会する。ルックスが良く仕事もできる宏嵩は、実は重度のゲームヲタク。そして成海もまた、隠れ腐女子であった。周りの人々にヲタクだとバレる「ヲタバレ」を何よりも恐れている成海は、その本性を隠している。そんな成海が真実の自分をさらけ出せるのは、ヲタク友達の宏嵩の前だけ。 |
今年3本目は、偶然YouTube見た予告編に、つかまってしまった作品。少々笑いたいと考えての鑑賞になった。
高畑充希さんの作品を見るのは「引っ越し大名!」以来、半年ぶり。彼女の出演作は「DESTINY 鎌倉ものがたり」「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」(CV)を見ている。 通算4本目、多いと思う。
高畑さんの魅力は何かいうと、表情がくるくる変わるところだろう。予告編で見る限りだが、本作でも顔芸というと失礼だが、とてもコミカルで楽しい雰囲気。もちろん彼女はミュージカル女優さん、ダンスも歌もいい。期待値は最初から高い。
山﨑賢人さんは、菅田将暉さんと並ぶ、A-25の男性俳優の中では1、2をあらそう人気者。出演作品も多い。でも、映画で見るのは今回が初めてである。
2月9日(日)、都内へ午後出張があり、午前中TOHOシネマズ上野にでかけてきた。
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作品自体は、ヲタクアニメの実写+監督がいくら「ララランド」以前に企画したと主張しても、ララランド的なミュージカルである。全編通して全力でバカをやる感じが楽しい。10年少し前の「バブルへGO!!~タイムマシンはドラム式~」(’07年)を見たときに感じた、なんとも言えない、面白おかしさを感じた。そんな2時間である。
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やっぱり高畑さんすごい
踊れる、歌える。加えてかわいらしい。cuteだと思う。ビッグサイトをバックにOPで踊るところも、109前でアイドルグループのメンバーとして踊るところも、やはり上手だと思った。演じる成海が必死に新しい職場でヲタバレしないようにがんばるところは、見ていて楽しかった。
山﨑賢人さん
大きなスクリーンでまじまじと見たのは今回が初めてである。25歳という年齢よりも、やや幼く(かわいらしく)見えてビックリした。
ちょっとしか出ない、今田美桜さん
森田悠季役。これでもかと、可愛いを全面に押し出す、リア充・素敵系女子。
賀来賢人さん
劇場で見た「AI崩壊」(’20年)、日テレ「今日から俺は!!」(’18年)、「ニッポンノワール ー 刑事Yの反乱」(’19年)の賀来さんとは違う。役者さんだから当たり前だが、よくもここまでヲタク役になりきれるものだ。
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エンディングでこけそうになりました。
エンディングが「エヴァ」の曲の、、、曲へのhomage、、、違うな。本歌取り、、、違うな。パクリともちがうな。「残酷な天使のテーゼ」雰囲気そっくりさんである。
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悪口を言うと、、、面白いだけのヲタク映画。高畑充希さんが可愛いことを確認するだけの作品。インタビューで高畑さんが「すごく共感したりとか、すごく心に沁みたりとかは全くないと思います。」「ただ楽しいエンターテインメント」と言っている通り、単純に面白く笑える映画である。爆笑ではないが、ニヤリとするシーンがそこここにある。
☆三つ半かな。