「ホームステイ ボクと僕の100日間」と同日、「アップグレード」を見てきた。昼食を挟み、シネマカリテで鑑賞した。
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映画のtaglineは「NOT MAN. NOT MACHINE. MORE.」(人でも、機械でもない。それ以上)である。面白かった。
おそらくだが、それほど潤沢な制作費ではない作品だと思う。IMDbの記事によれば推定500万㌦だが、ものがたり展開の早さ、映像、特に所々出てくるCGもきれい。なかなかの作品である。
・・・偉そうだな。
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主人公:グレイ・トレイス(ローガン・マーシャル=グリーン)
自動車の修理工場を一人で営んでいる。完璧にとまでは言えないが、アナログ人間である。妻のアシャはIT企業のコバルト社に勤めている。
ある日、2人はレストアを依頼された車の納車のため、エロン社を訪問する。そこでエロン・キーンに見せられたのが、埋込型AIチップ・STEMである。
訪問帰り、自動運転車が事故を起こす。現場でグレイとアシャは賊に襲われる。アシャは死亡、グレイは四肢麻痺の重傷を負う。
後日エロンがグレイを訪問し、四肢麻痺からの回復のため秘密裏にSTEMの移植手術を受けることを提案する。グレイはこれを受け入れ、表向きは重度障害者だが、健常者同等、もしくはそれ以上の能力を手に入れる。
そして、殺害犯への復習が始まる。
STEM
STEMはグレイの鼓膜を振動させることにより、直接グレイに話しかけることができる。
STEMはグレイの許可により、グレイの身体機能を完全にコントロールできる。グレイの人としてのリミッターを外すことも可能。
最初はグレイの忠実なしもべとして活動していたが、、、ここまでにしよう。
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雑感
ものがたりだから。でも、どうして「アイ,ロボット」も「ターミネーター」も「エクス・マキナ」も「AUTOMATA」も、AIやロボットは人と仲良くできないのかな。どうして日本以外に鉄腕アトムはいないのだろう。どうしてロボット等はいつも悪役なのだろう。
そんなことを帰りの電車の中で考えた。
途中あることから、STEMの性格(位置づけ)が変質する。そこからSFがSF&スリラーになる。最後はそうなるかというエンディング。
なお、本作はWatch Mojo.comの「Top 10 Movies You Missed in 2018」(あなたが2018年に見逃した10作品)である。
見に出かけたのは、正解。