ちょっとニュースとしては古いけれども東京メトロが都営地下鉄を買取る計画をしているそうな。
私のような東京都民ではない(大阪府民です)にとって、東京の地下鉄は魔の鉄道と呼んでも過言ではない。
なんといっても縦横無尽に街中を走っているのは大阪の地下鉄も変わらないのだが、東京は路線が多い上にグチャグチャ。
大阪のように碁盤の目に走っておらず、かつ乗換駅であっても名称が異なり、異様にややこしい。
おまけに東京の地下鉄には私鉄各社が乗り入れたりしているので、さらにややこしい。
地下鉄に乗っていると思っていたら、知らないうちに京急やら京成やらに乗っており料金体系が変わっていたりするのだ。
その辺、まったくもって手品の如くである。
最もややこしいのが切符の買い方。
ほとんどの場合、切符は自販機で購入することになるのだがボタンが沢山表示されるので初めて操作する時は訳がわからなくなる。
液晶画面に少なくとも4つ以上の会社名が映し出され、どこでどのように乗り換えるのか、自分自身の経路を把握していないと後ろに切符を買いたい人の行列ができてしまう。
正直言って、東京の地下鉄の自販機の操作は、まだ台湾新幹線の難しい漢字で書かれた文字をジーックリ読みながら操作する方が優しいくらいだ。
で、さらにさらにややこしいのは、東京の地下鉄には2つの会社があって一方が東京メトロでもう一方が都営なのだ。
上方からやってきた私なんかは最初はどの線がメトロ(当時は営団と呼んだ)で、どの線が都営なのかサッパリわからなかったことを記憶している。
当然会社が違うと運賃も違う。
メトロの初乗りは160円。
都営は170円。
乗換えはもっとややこしく、大阪で言うところの1区と1区を乗り継ぐと単純計算で170円+160円=330円となるように思うのだが、そこはメトロと都営、根性が悪いのかいいのか、何を根拠にしているのか割引料金が適応されるらしく260円になる。
丁度大阪市バスと地下鉄の乗り継ぎ乗車券のようなものだ(読者にはもっと分からないかも知れない)。
で、今回のニュースでいいところはメトロが都営を買取ると多少ともややこしさが緩和されると思えるからだ。
少なくとも地下鉄2社があるややこしさは解消される。
ということで、今回の計画は大いに歓迎する非東京都民の私なのであった。
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