<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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以前から不思議に感じていることがある。
それは、
「どうしてバーや喫茶店の氷はなかなか溶けないのか」
ということ。

家の冷蔵庫で作った氷は見る見る内に溶けてくる。
ハイボールを作っても、
バーボンのロックを作っても、
アイスコーヒーを作っても、
すぐに氷が溶けてしまうのだ。

その結果、
ハイボールは腑抜けのソーダ水へと変化し、
バーボンのロックは水割りに変化し、
アイスコーヒは上下で層ができて分離するのだ。

ところがバーの氷は溶けにくく、ロックを注文して出てきても、バーボンが水割りになることはほとんどない。
水割りになるまえに飲んでしまうことも影響しているが、私は一人で飲むことはないので、人とおしゃべりを楽しみながら時間が経過しても氷はほとんど原形をとどめているので、「もしかすると溶けない氷なのか」とあり得ないことを想像してしまうこともある。

サーティワンのアイスクリームや新幹線で販売されているスジャータのアイスクリームも溶けにくい。
これは、これらアイスクリームが出荷前にある一定時間超低温であるマイナス30度の冷凍庫で保管され、カチカチに凍らされることに秘密がある。
なぜそんなことを私が知っているのかは別として、移送中の品質を保つためには必要な措置であるらしい。

もしかするとカフェやバーの氷は超低温で作られて、それをグラスにポチャンと入れているのかも知れないが、カフェやバーに大学の研究室で使用するような超低温の冷凍庫が置かれているとは思われず、考えれば考えるほど、謎は深まるのである。

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