<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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私の自宅には今、テレビはあるのだがテレビのアンテナがない。
したがって地上波デジタルも、アナログも見ることができないのだ。
それでは、どうやってテレビを見ているのかというと、テレビの向こう側で娘や私がドラマを演じてそれを嫁さんが見て楽しむ、なんて馬鹿なことはあるわけが無く、すべてインターネット接続のCATVで見ているのだ。

このインターネットの接続のCATV。光テレビ。
これがなんとも便利な代物で、ニュースからドキュメンタリー、ドラマから映画まで、全てのジャンルを楽しむことができるので、正直いって地上波なんか見えなくてもまったく困らない。
ま、困るとすれば巷の話題についていけなくなることぐらいだが、私が子供の頃とは違って、今やテレビの番組が日常の話題に上るなんてことはほとんどなく、むしろ「昨日、CSでこんな面白い番組があったよ」という話題の方が注目を集めたりするので、ほんと、地上波は要らないのだ。

むしろ番組も地上波で放送しているチャラチャラした番組よりもCSで放送されている硬派なドキュメンタリーや懐かしのドラマのほうが面白いことが多いので、地上波はなくても困らないが、CATVはなくなると困る、という状況でもある。

また、映画はすべてハイビジョン。
受像機に外付けHDを接続すると、そのまま録画も出来てしまうのでこれまた便利で快適。
DVDに長時間モードの粗い映像で録画して貯めることもないし、DVDそのものを購入する必要さえない。
全部HD。
見たい番組はリストから選んで再生するだけの手間なので、これに慣れるとDVDの入れ替え、購入が面倒くさくなってしまう。

ということは、エライことなんだ。

つまり巨額の投資をして建設している東京スカイツリーもCATVの前では無用の長物。ネットでハイビジョン映画をHDに録画する世の中なのでブルーレイも必要ない。

時代があまりに早く流れているために、スカイツリーを建設している間にスカイツリーが不要になりそうになり、ブルーレイが普及している最中にブルーレイが要らなくなる時代が到来している。
ほんとに未来を読むのは難しいものだ。

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