文化の日を前に文化功労賞が発表され、その中に西川きよしがいることに「?」が灯った。
なんで?
と思っている上方芸能ファンは少なくないはず。
なぜならこの人、もう何十年も漫才をやっておらず、かといって文化にどう貢献したのかよくわからないからだ。
漫才の才能というところでいくと相方だった故横山やすしの方が圧倒的に影響力が大きいと思う。
受賞した当人がそれなりに話している通り、これはもしかすると横山やすしに授与されたものかもしれない。
本人がいないので代わりに相方に与えられたのではないか。
そう思うと納得するものがあるが、どうも政治的な匂いがするのがいただけない。
たまにラジオに出演しているのを聴くことがあるけれども理屈っぽくてちっとも面白くないのだ。
長らく議員を務めていた関係かもしれないが、それだけに笑えるような話はまったくなく芸人としての生命はすでに21世紀を待たずして終わっているように思う。
文化功労賞はそういう過去の人に与えられるものなのかと思うと、今度は寂しさを感じてしまい祝う気になれないものもある。
なんなんだ、これは。