<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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昨夜の紅白歌合戦。
その見どころはもちろん桑田佳祐が招集したオールスター軽音楽部であったことは間違いない。
間違いないが、午後7時20分に放送が始まってから初めてわかったのだが、最大の見所は紅組の司会者だった橋本環奈だったのではないかと私は思っている。
しかもものすごく強く思っているのだ。

何が見どころだったかというかと、単なるアイドルの一人だと思っていた橋本環奈が完璧に司会を熟したことだった。

なぜなら、最初から終わりまで自然な笑顔のままで緊張感を一切見せなかった。
そればかりかセリフ一つ噛むこともなく、アドリブの会話もなんなく熟し、会場の歓声の強弱に配慮した絶妙の間で話を入れ、これら超ベテランのタレントもなし得ないことを「普通に」熟してしまっていたことなのであった。
1000年に1人の美少女は1000年に1人の鉄の心臓の九州女子だったのかも知れないと思った。

相方の大泉洋も難少なく熟していたが、ヨイショを感じさせる部分がかすかにあるところや、終盤についにセリフを噛んでしまうところがついに1箇所出でしまったのと比較してもパーフェクトピッチングな司会だった。
正直言って過去10数年間に見た司会者では最も巧みな司会者だったんじゃないかと思われてならない。

私としては、
「うちの娘と同い年のアイドル・タレント」
程度の認識だったが、どうも間違っていたようだ。

2022年の紅白歌合戦は橋本環奈の紅白なのであった。


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