賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

後瀬山

2011年04月15日 | 椿・サザンカ
4月10日の横浜市・こどもの国椿の森から「後瀬山(のちせやま)」。

極淡桃色の八重、抱え咲き、中輪。花期は4~5月。20枚ほどの広く丸い花弁が四、五重に整然と重なる。
葉は楕円形中型、葉面平坦で波曲のない整形葉。
  
こちらは町田市の薬師池公園と茅ヶ崎市の氷室椿庭園で昨年3月に撮影していた「後瀬山」。
不完全な筒しべに、しばしば旗弁を混じえる、そして抱え咲き風なものということで取り上げました。

後瀬山を調べたところ、若狭の国(福井県小浜市)を支配する居城が後瀬山城で、関ヶ原の戦いの論功行賞で若狭一国を与えられた京極高次が入城しています。 高次の妻が浅井家三姉妹(茶々、初、江)の次女お初。
で、こじつけ気味に関連づけて登場させるのが

「初瀬山(はつせやま)」。花期は4~5月で、4月10日にも撮っていますが、紹介するのは今年の2月19日、
まわりに開花しているのがほとんどない淋しいところで、1輪だけ咲いていて鮮烈な印象を与えてくれた花。
すでに2009年3月9日に載せてますので、品種説明はそちらのほうで。
なお、初瀬山は奈良県の桜井市初瀬(はせ)にあり、後瀬山ともども関西の山ですが、
椿はいずれも関東産で江戸期からの古典品種です。