Metropolitan×時雨月十月
山岳点景:山霧の初秋
雨あがった午後、三頭山は雲の中。
橡の木トチノキ色づきはじめた霧の森、
亀葉引起カメバヒキオコシの花が残っていました、ふわっとした薄紫が花びら&赤紫が萼です。
カメバヒキオコシの植生は中部地方から東北南部、初秋に咲く山野草です。
茎に蓄えた水分が冬期、零下に凍って→膨張→破裂して氷の花を咲かせます。
で・これ↓が氷の花、一昨年の1月@三頭山で撮ったモノです。
東山薊アズマヤマアザミ、中部地方~関東に咲く山林の秋花。
林縁の木蔭、白嫁菜シロヨメナが霧の薄闇に冴えます。
毒草の山鳥兜ヤマトリカブト、ここのは薄紫あわく上品です。
森ながれる霧は雲、雲中にある山は天候悪化に要注意。
滝かかる楓も黄葉が始まりました。
黄緑→朱色にうつろう頭上の秋。
深まる秋ブログトーナメント
撮影地:三頭山@東京都檜原村
霧の山に登るのは原則危険です、なのでコレ↑も常連な散策コースのみで本格的な登山道には踏みこんでいません。
また秋の山は日暮れがびっくりするほど速い+日没後の気温低下が急激です、軽装での入山は避けて無難になります。
○ヘッドライト必須←日没や急な濃霧に対応する準備です。
○熊鈴は必携←秋は冬眠前の食べこみをするためヒグマもツキノワグマも行動範囲が広い=遭遇率が高いです。
○早朝&夕刻は単独行動厳禁←朝夕は野生獣の食事時間なため遭遇率が高く、特に空腹時は襲われやすい。
○15時には下山完了←とくに秋は日没早い&気温低下も激しい→道迷い・低体温症や凍死など遭難事故多発の時季です。
○雨具・防寒着は必携←秋雨・霧など天候急転+日没の速さなど予想外アクシデントが秋は多いです、万が一の自助対応しっかりで。
※低山は特に迷いやすいです、交錯する仕事道・水源林巡視路などに迷いこみ点滑落→死亡の遭難事例が絶えません。
軽ハイキングや散策でも山は山、装備&基礎知識が安全の素です。
専門書ちゃんと読んで秋行楽を楽しんでくださいね、笑
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