萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

深夜雑談:ランボオと最近Lycoris

2017-02-26 01:12:03 | 雑談
忙しかった×昨夜は遅帰り→朝から昨日の続き→昼寝のち、昨日の続き、

そんなこんなで小説まったく進まずで、笑
それでも気分転換に写真UPして、そのツイデ最近好きなバンドを聴いて、

THE ORAL CIGARETTES「リコリス」

の歌詞が「L'eternite'」と雰囲気なんだか似ているな?
と思ったもんでコンナ雑談書きだしてるんですけど、笑
このバンドを最初に好きになったきっかけは、

あ、L'Arc〜en〜Ciel ラルク アン シエルとちょっと似てるなー?

ラルクは歌詞がワーズワースやジョン・ダンetc英国詩のフンイキだったり、
アップテンポもバラードも好みで・楽曲バリエーションも音域も広いのが好きで、
ソンナワケでラルクは高校入学まもないころ友達に教えられてのち、好きなんですけど、
ついでにいえばPVのスタジオに友達が勤務→で・PV観たら好きな映画のオマージュみたいなのが多くてナオ好みに、笑

で、最近ジオーラルシガレッツを聴く機会があり、
低音の声もいいなー思ってたらナントナクつけてたテレビに出てきて、
そしたらボーカルはラルクの大ファンでした、笑

あ、だから「リコリス」日本語だけの歌詞なのかな?

と納得ひとり勝手にしてみたり、
っていうのは・ラルクの「花葬」は日本語だけの歌詞です。
この「花葬」が発表当時は英語まりじりの歌詞がほとんどで、そんなか日本語だけで歌ったので話題になったんだとか。
タイトル「リコリス」は彼岸花=葬送イメージの花、オマージュなカンジしてしまいます、笑



で、オーラルとランボオなんですけど、
オーラル「リコリス」の歌詞を一部↓

すでに溶かした永遠は
いつか形を変えて
言葉と想いまで壊して
誰か私を刺して
この手の温度を感じさせて
これで少しは近づけたかな

ほら希望に溢れた世界は真を欲し
やがていつか生きた証になって日々を飾る
わからなくていい 感じた心が明日を殺すなら
もう明日なんていらない

リコリス=彼岸花ヒガンバナの英語名・学名「Lycoris radiata」
ヒガンバナは全草有毒でアルカロイド系の有毒成分をいくつか含有しているんですけど、
その主成分は「lycorineリコリン」と呼ばれています。

このアルカロイド系リコリンは水溶性で、水にさらせば溶けて流れでます。
で・ヒガンバナの鱗茎はデンプン質→粉にして水にさらし、リコリンを抜くことで飢饉時の食物にもしました。
が、毒抜きに失敗した死亡例も。第二次世界大戦のときヒガンバナの鱗茎で食いつないだ地域もあったそうです。
リコリンの有毒性は嘔吐・下痢・中枢神経の麻痺、摂取量や体質により死に至ることもあります。

なんていうヒガンバナ&有毒成分リコリンを歌詞うまくなぞってるなあと、笑

こんな↑カンジに象徴的×生と死を謳ってるアタリ、ランボオと作風が似てるなー思ったんですけど。
で、ランボオ「L'eternite'」思いだしたわけです、笑

Elle est retrouvee. 
Quoi? - L'Eternite. 
C'est la mer allee  
Avec le soleil.

見つけたよ。
何を?- 永遠を。
融けて無に還す海だ、
あの太陽を。

Ame sentinelle,
Murmurons l'aveu
De la nuit si nulle
Et du jour en feu.

魂の守人よ、
懺悔の告白を囁いて
君に融けこんだ零の夜を
それから 君に焦がれた炎天の真昼を。

Des humains suffrages,
Des communs elans
La tu te degages
Et voles selon.

人間に与得る天賦、
共鳴する進化の力
そこに君を解き放ちあらわせ
枠にとらわれず高く。

Puisque de vous seules,
Braises de satin,
Le Devoir s'exhale
Sans qu'on dise : enfin.

もう君のものだ、
繻子きらめく深紅の熾火は
義務は義務の炎を吐くだけで
本音ひとつ許さぬまま燃えつき、終わる。

La pas d'esperance,
Nul orietur.
Science avec patience,
Le supplice est sur.

希望は無く、
絶望が昇る。
忍耐の知識すら、
苦しみなのは確かで。

Elle est retrouvee.
Quoi ? - L'Eternite.
C'est la mer allee
Avec le soleil.

見つけたよ。
何を?-永遠を。
抱いて消してしまう海だ、
あの太陽すら。

【引用詩文:Jean Nicolas Arthur Rimbaud「L'eternite'」】


撮影地:ヒガンバナ@神奈川県某所、夕日@山梨県山中湖

イイカゲン寝ます、笑
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