萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

週末雑談:散歩と電力@自由休日

2017-04-23 23:42:25 | 雑談
のんびり日曜だった今日、
いつもどおり起きたけどそのまま二度寝して、
いつもより2時間ほど寝坊したころ、扉とんとん悪戯坊主がノックしてくれて、笑

かまえー、めしくれー、

ってカワイイ声にゃーにゃー呼んでくれる、
そんなおかげで起きて抱っこしてゴハンあげて、水もかえて、
トマトジュース飲んで、トースト×コーヒーでカンタン朝ごはん済ませて、

天気いいなー、森いいだろな?

ってカメラと近場の森に行って、
いい天気=光源充分→木洩陽やっぱりキレイに撮れて、
まだ山桜すこし残っていたり、菖蒲が咲いてたり、金蘭も蕾つけてたりで、

初夏だなー来週は山どっか登ろう、
どこにしようかなあ、水芭蕉も咲きだすなあ、
山藤のあそこもいいなあ、残雪ねらうのもいいなあ※雪崩気象条件要注意

なんて考えながら60枚くらい撮ったとこで、電池切れした、笑

いつも充電ちゃんとしておくんだけど、
ソウイエバここんとこ使用頻度高かったし、それなのに充電ソウイエバ怠っていた。

あーしまったなあトリアエズ帰るかな、

なんて思いながら踵かえしながら、
充電してまた来ようかなあ近いしなあ、と考えたけど、

あ、これって今日はノンビリしろってことだろな?

なんて納得した、ココントコ体調ちょっと崩してたから、笑
昨日も熱っぽかったけど公用あり→終わって帰ってきたら調子だいぶ良くなって、
それでも誘われた夕飯@蕎麦屋ではイツモヨリ酒も食事も控えめにしたい気分だったりで、
そういえば今朝も二度寝ついしていた、ってくらい体調まだ本調子じゃないんだなって気づいて、

じゃ、今日はインドアしよう、

なんてわけで予定変更・っていうか予定なんかない自由@休日だし、笑

で、午後以降ずっと自宅のんびり×悪戯坊主な日曜日、
森の入口だけでも撮った写真ちょっとUPしたり、
昨夜UPした小説の加筆校正したり、
そんなこんなで夜になり、

で、↓今日きれいだった名残の桜を、笑


ほっとする暮らし51ブログトーナメント
撮影地:森@神奈川県

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第85話 春鎮 act.30 another,side story「陽はまた昇る」

2017-04-23 22:26:06 | 陽はまた昇るanother,side story
And often is his gold complexion dimm'd;
harushizume―周太24歳3月下旬


第85話 春鎮 act.30 another,side story「陽はまた昇る」

かたん、

引戸そっと押し開けて、アルコール甘く頬かすめる。
明るい談笑ふりむいて、その中心が自分を呼んだ。

「湯原くん、そうなの?」

可愛い声が呼んでくれる。
明るい、そのくせ途惑うような視線の前に腰下した。

「ん…どうしたの美代さん?」
「今ね?湯原くんのお母さんからお電話いただいたの、今夜は湯原くん帰らないの?」

尋ねてくれる瞳が大きい、いつもより。
瞠る黒目あざやかで、すこし潤んだ視線に隣が笑った。

「だからゴメンって小嶌さん?前から泊まりで吞む約束なんだってば、」

あれ、そんな約束してたっけ?

―僕そんなこと言ったかな、あ?

これは察して、話合わせてくれている?
そんな明敏がチタンフレームごし笑いかけた。

「俺らもさ、ずっと楽しみにしてた約束なんだ、なあ周太?」

そうだよ、って言えよ?

そう眼鏡の視線が笑ってくれる。
きっと察してくれた眼ざしに、途惑い吞みくだし肯いた。

「うん、」
「な?帰りコンビニ寄ってこ、」

闊達な眼ざし笑ってくれる。
そんな友達にグラスの先、大きな瞳ちょっと眇んだ。

「なんかいいなあ、男同士って、」

うらやましい、そして寂しい。
大きな瞳の感情まっすぐで、逸らせなくて口開いた。

「ごめんね美代さん、あの…ちゃんとしないと失礼だと思うんだ美代さんにもご家族にも、」

ひと息、言葉押しだして口渇く。

「…、」

グラス掴んで、ひとくち飲みくだす。
こくり喉かすかに軋んで、息ひとつ吐いて言った。

「ご、両親に進学の説得しないといけないよね?おとこととまったなんてじじつ無いほうが納得してくれやすいと思うんだ、」

娘の外泊、しかも家出同然の状況を両親はどう考えるだろう?

『美代ちゃんは結婚も適齢期のお嬢さんなの、本人も周りもいろいろ考えるのがあたりまえ、ね?』

5分前、母が指摘してくれたこと。
あの電話に気づかされた「相関」を言った。

「進学を納得してもらうには美代さんの行動を信頼してもらうことだよ、これでも僕は男だから線引きすることでご両親の信頼を得られると思う、」

行動が信頼を築く、信頼が納得させる。
その納得がなくては説得も難しい、そんな相関に拍手ひとつ響いた。

「やるなあ周太くん、あっははっ」

朗々、笑い声おおらかに響く。
低いクセよく透る声は鳶色の瞳にやり笑った。

「まあったくなあ、コンナ男は天然記念物モンだ?小嶌君は男の趣味バツグンだな、俺も娘が独身だったら嫁がせてるぞ?」

からん、グラス響いた氷に光はじく。
まぶしくて、それ以上に言葉が頬を照りかえる。

「あ、の田嶋先生からかわないでください僕そういうのなれてません…」
「からかってなんかいないぞ周太くん、なあ?」

視線おおらかに笑いかけてくる。
陽気はずむ眼ざしは愉しげに言った。

「マジメで奥手なクセに女心ふわっと掴むんだよなあ、まあったく馨さんソックリだぞ?周太くんモテるだろ、」

そっくりだ、

このひとに言われると嬉しい、だって信じられる。
きっと誰より父の素顔を見た瞳、その視線に面映ゆくて嬉しい。

でも、あああでもこれはちょっと気恥ずかしすぎる。

「だ、から田嶋先生そういうのぼくなれてませんこまります…」

ほら声すぼむ縮こまる、額まで熱い。
こんなに赤くなってアルコールよけい回りそう?

「だったら慣れてけよ?こんなカワイイ顔して元警官の東大生とかなあ、女子学生の憧れターゲットだぞ?華奢なくせイイカラダしてるしな、」

鳶色の瞳からり笑ってくれる、その言葉あああほんとう困るんだけど?

「い、からだとかいわないでくださいみたことないじゃないですか?」
「なあに服着てたって解るモンさ、女の子抱えてダッシュするもんなあ周太くん?」

日焼あざやかに涼しく笑う、ほら鳶色の眼すごく愉しげだ?
こんなふうに父とも会話したのだろうか?

―お父さんもこんなふう照れたの、かな?

そっくりだ、

そう笑ってくれる瞳に自分が映る。
この眼は父を映していた、きっと他の誰も知らない父の素顔。
そんなふう想えるのは今、こんなに揶揄われても恥ずかしくても、それでも温かい鳶色の瞳。

―もっと話してほしいお父さんのこと…でも、

でも、今ちょっと恥ずかしすぎるな?
もう真っ赤だろう自分の隣、闊達な声ぱっと挙手した。

「はいはーい田嶋先生ストップお願いします、小嶌さんが話あるそうです、」

ああたすかった、

―ありがとう賢弥…あとでお礼しなくちゃ、

心裡そっと安堵ため息、鳶色の瞳が笑ってくる。
また続き話そうな?そんな視線に困りながらも尋ねた。

「美代さん、話ってご両親の説得?」
「うん、そうなんだけどメールがさっきね?」

スマートフォンの画面、ちいさな手が差しだしてくれる。
示される電子文字たどって、きれいな大きな瞳が困惑した。

「これ…うちのお父さんどういうつもりかなあって、」

(to be continued)
【引用詩文:William Shakespeare「Shakespeare's Sonnet 18」】

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山岳点景:薫風の森

2017-04-23 14:37:00 | 写真:山岳点景
初夏、薫る青、



山岳点景:薫風の森

緑きらめく森、初夏4月です。



梢ゆれる光、緑に青に瞬く色。



植物は光合成します、そのとき使われない光の色が目に映る色。
なので太陽光を透かす=逆光が、色彩ゆたかな撮影のコツです、笑



初夏あふれる緑の底、純白きらめく一輪草イチリンソウ。
この花が咲くと夏も間近。


季節の彩り 60ブログトーナメント
撮影地:森@神奈川県

○春の山や森は冬眠明け、空腹×身軽な動物たちに追われたら命に関わります。熊鈴など装備を忘れずに。
○山野草の盗掘は窃盗罪+条例違反の罰則にふれます、研究目的であっても関係各所に無許可の採取は犯罪です。無許可採取を見たら遠慮なく通報を。
○食用の山野草も無断採取は犯罪です、地元の方も入会権なくしては採取していません。
足もと不注意の事故が増えています※特に低山
○山や森は足もと不安定←木の根・浮石・斜面などが多いため不注意ちょっとが転倒→滑落事故に。
○芽吹きを踏み潰して歩く足跡を多く見ます、その一歩が植物を絶滅させます要注意。
○自生地は三脚禁止がアタリマエ、落葉や地中の芽をつぶすため三脚使用禁止が常識です。
※山や森での三脚使用は危険
足場が悪いため重心バランス崩して転倒、木や岩に三脚ぶつけて転倒などよくあります。
フィールドで怪我しても救急車は呼べません、ご自身の安全のためにも三脚に頼らない写真技術を磨いて無難です。

自然写真は撮るではなく「撮らせてもらっている」です、
動物+植物への無礼厳禁・地元の方へのマナー忘れずに、安全さわやかに楽しんでください、笑

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