萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚353

2015-03-26 17:49:03 | 雑談寓話
城戸さん(仮名)と御曹司クンのコトは、どっちも被害者で加害者だ。

城戸さんは一時的情欲に流され?た後悔を報復しようとして、
御曹司クンは自身のアイデンティティーかつ弱点に引き込もうとした、

言うてしまえばどっちも身勝手だ、
相手を見ていない、相手の心を知ろうとしない、
だから城戸さんも婚約者カワダちゃんが同期女性にロックオンされるまで、気付けなかった、

カワダちゃんは職場恋愛を秘密にしていたことで同期女性に責められ、
御曹司クンは同僚男性に好意→恋愛しかけて同僚本人から責められる、

ある意味で似たような状況で、
ただ御曹司クンは二度目+相手は不本意だってあたり、差はデカイけど、
でも考えてしまう、

もし御曹司クンも同性愛じゃないなら、少し違ったろうか?

たとえば御曹司クンが女の子なら城戸さんも対応が違ったろう。
御曹司クン→城戸さんへの好意を嬉しいと思ったかもしれない、
で、カワダちゃんではなく御曹司クンと結婚したかもしれない、

だけど現実は御曹司クンは男性で、
男同士の結婚は法律的に不可能で、生物学的にも同性は子供をつくれない。
それは要するに、

結婚=家族となる=子供をつくる

という意味なのかもしれない、
でも男女の夫婦でも子供ができない場合だってある、
それなら上の方程式において、男女の夫婦でも子供がなければ家族と言えないのだろうか?

っていうと子供の有無だけが結婚の意味じゃない、ってなるだろう。
そう考えると、

結婚=家族となる

これだけになる、
そうなれば同性の結婚も成立し得るのかもしれない?
だとしたら、
城戸さんが御曹司クンを同性愛を理由に排除することは、正しいだろうか?

同性恋愛は生理的に無理ってあるだろう、
それでも排除の理由にはならない、だって結局は上の方程式どおり同じだ。

異性愛と同性愛の差は子供ができるか否かで、
けれど男女間も子供ができないケースは当然あるなら、要するに確率の問題だ。
子供ができない確率が、

異性愛は未知数
同性愛は100パーセント

そこに大差はないのかもしれない?
そんなこと考えながら、なんてことを城戸さんが気づいたらいいなって思った。
差異の差別、偏見、そんなものは一つでも減ったほうが幸せだろうから。

これで御曹司クンは少し職場にいやすくなれるだろうか?

同性愛・・ブログトーナメント

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