萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚352

2015-03-25 13:20:03 | 雑談寓話
城戸さん(仮名)とある夜に飲んで、

カワダちゃん=花サンの同期かつ城戸さんと結婚予定者

が寿退職する件で同期の女性たちからロックオンされた、
っていう話から御曹司クンの話になり、
城戸さんはちょっと凹んだ、

「そっかー…ひとの恋愛にトヤカク言う権利とかないよな、」
「だね、笑」

笑って肯定しながら正直ちょっと嬉しかった、
どうせなら城戸さんのコトだって嫌いたくない、そんな本音から訊いてみた、

「城戸さんはさ、御曹司クンのコト悪く言って職場に居づらくさせようとしてるだろ?アイツとアブナイ夜しちゃったこと隠したくて、男同士の恋愛とか全力で否定したくてさ?アレと今のカワダちゃんって状況は比較してどう思う?」

因果応報、なんて言葉がある。
やったコトは必ず自分に返ってくる、善いことも悪いことも。
それは自分自身じゃなく自分の大切なひとに返るケースもあるだろう、
で、その渦中真っ只中な男は言った、

「俺がやったコトが彼女に返されてるみたいだなって思う…まあ、彼女は退職するけど、」
「だね?でも御曹司クンは辞めないし、だろ?笑」

辞めるなら忘れて終わり、それでも許される。
だけど同じ職場に留まるならコトは少し複雑だ、そのままを言った。

「城戸さんも開業で辞めるからイイけどさ、御曹司クンは残るんだよ、城戸さんが撒いたマイナスな評判と一緒にな?笑」

当事者は去り、もう一方は残る。
そして評判も残ってしまう、こんな皮肉に城戸さんは言った、

「俺が悪者?」
「同情はするよ?笑」

笑って応えたテーブル越し、城戸さんは考え込んだ。
それでも答えなんて難しい、

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