萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

第9話 緑翳、黄葉ふる― side story「陽はまた昇る」

2011-09-25 21:05:45 | 陽はまた昇るside story
時は変えていく



第9話 緑翳、黄葉ふる― side story「陽はまた昇る」

プラットホームから見上げる空が、昨日より高い。

新宿駅の南口改札を抜けると、湯原が立っていた。
いつものように、静かで穏やかな空気が迎えてくれる。けれど、どこか初対面のように初々しい。
6ヶ月間馴染んだ空気の変化が、一昨夜を現実だったと思わせた。なにか面映ゆい切なさが浸して英二は微笑んだ。

「おはよう、」
「ん…おはよう、」

どうしていいか解らない。

そんな表情に長い睫が瞳を隠しこむ、こんな所も前と違う。
けれど、ネクタイをせず第一ボタンを外したスーツ姿が、最初に出会った日と重なる。
前髪もあの日のように瞳を透かせ長い。校門で出会った日が、半年前以上に遠く、懐かしかった。
同じよう一昨夜も懐かしい。ここで別れて、まだ1日しか経っていない。それなのに随分久しぶりの様で、面映ゆさがもどかしい。

おはようと互いに言ったまま、何となく黙ってしまう。
そのまま歩きだす。無言だけれど、息苦しくない。こんな時でも変わらない、穏やかな隣に英二は安らいでいた。
まだ結論も聴いていない。それでも湯原の顔が見られるだけで嬉しくて、今の瞬間が切なく甘い。

―明日何時に新宿を発つ? …そう、じゃ南口改札に9時で

昨夜の電話は短かった。
いま隣で真直ぐ前を見る瞳は、前髪に隠れて表情がよく解らない。
まだ何も聴いていない。けれど今、隣に居ることが嬉しい。もう、会えないと思っていたから尚更に。
二度とこの隣には戻れないと思っていた、だから尚更に今を大切にしたい。街路樹の葉色を眺めながら、英二は微笑んだ。

温かな香ばしい匂いが、ふっと掠めた。顔を上げると、瀟洒なパン屋が建っていた。
今朝はまだ何も食べていない事を、英二は思い出した。

「湯原、」

呼び掛けて、隣が振り向く。この名前をまた呼べた、それだけの事で温もりが添ってくる。
黒めがちの瞳が、なに?ときいている。英二は笑って言った。

「パン買わせて。俺、朝飯まだなんだ」

ちょっと驚いたように瞳が揺れ、けれどすぐに湯原は微笑んだ。
軽くうなずくと、湯原はパン屋の扉を押した。


温かい袋を提げて、いつもの公園に着く。
一昨日も来たばかりなのに、木々はまた淡く色彩を深めていた。昨夜の風が、涼しかった所為だろうか。
ぼんやり見上げていると、いつものように湯原がチケットを渡してくれた。

「いつものように」は、一昨日で終わりだと思っていた。
けれど今また、その続きが掌にある。それだけでも、英二には幸せだった。

言葉は無いまま、いつもの小道を歩いていく。
足許を樹影が揺れて、白い道をモノトーンに染めて光る。その合間に時折、黄葉が落ちていた。
一昨日と今日。たった1日を挟んだだけで、景色が移り変わっている。

この隣とも1日で、少し違う空気が挟まれている。
穏やかな静けさは変わらないけれど、かすかな緊張と微妙な温もり。
6ヶ月ずっと、壊すことを恐れていた隣の空気。それを一夜で、自分で崩してしまった。
もう二度と戻れないと、解っていた。それでもあの時、触れずに済ます事なんて誰が出来るだろう?
明日があるか解らない。そんな自分達に差し出された「あの時」を、どうしたら諦める事が出来たのだろう。

いつものベンチに着いて、いつものように座ると木洩日がやさしい。
木立からの風が頬を撫でていく、涼しさにほっと息を吐くと英二は袋を開けてクロワッサンを取り出した。
さくり、齧るとまだ温かい。うまいなと微笑んだ目の先に缶コーヒーが差し出された。

「おごってやる」

ぼそりと言って、湯原は瞳を微かに和ませた。
ありがとうと受取った缶は、掌に熱かった。熱いコーヒーが旨い季節になったのだと、改めて時の移りを実感する。
プルトップを開けると、香ばしい匂いが立ちのぼった。
昨日の朝は、湯原が淹れたインスタントコーヒーが嬉しかった。買ってくれただけの缶コーヒーが、今また嬉しい。
缶コーヒーを開けるたびに、今を思い出すようになるかもしれない。そのとき自分は、何を思うのだろう。

葉摺れの音が、風に揺れていく。いつもより早い時間の公園は、いつも以上に静かだった。
クロワッサンが口で崩れる音が、静けさに混じる。その音にかすかに、ページ捲る音がふれた。懐かしい音だった。
隣を見ると、湯原は本を読んでいた。長い睫毛が頬に影おとすのを、長めの前髪を透かして見せている。
ああいつもの横顔だ。英二は微笑んで、最後の一かけらを飲み込むと、紙袋を片手で丸めた。

ゆっくり隣の横顔が目を上げ、英二を振り返る。黒目がちの瞳が、木洩日を映しながら英二を見つめた。
こんな顔の時は、なにか大事な話をする。

それでも「きれいだ」とこんな時でも思っている。
結論を訊く事に、緊張しているはずなのに。英二は可笑しかった。
結局、感情は正直だ。二度と会えなくても、諦められず忘れられない。もう自分の結論は、とっくに決まっている。
それでも湯原の母と、湯原の結論を、きちんと受け留めたい。
微笑んで湯原の視線を享けとめた時、ぼそっと湯原が言った。

「旨かった?」

予想外の言葉だった。
こんな時に湯原は何を言っているのだろう?英二の肩の力が、抜けた。
ぼんやりと黒目がちの瞳を見ていると、焦れたように湯原の眉が顰められる。

「…パン、旨かったか訊いてるんだけど」

湯原どうしたのだろう。どうして今、そんな事を訊くのだろう?
黙って英二が見つめていると、隣の首筋が赤く染まり始めた。黒目がちの瞳が揺れる。
ああきっと困っているなと見つめていると、湯原が口を開いた。

「…旨いなら、今度また、買って、一緒に食おうと、思ったんだけど」

らしくない、たどたどしい物言いをして、また本を開いてしまった。前髪の影で、頬も淡く赤い。
きれいだなと眺めながら、ぼんやりと英二は考え込んだ。
湯原は何を言っている? 英二は湯原の言葉を、繰り返してみた。

「今度、一緒」

あ、また会えるのか。思った途端、肚にすとんと何かが落ちた。

あたたかい想いが体の芯から、指先まで、ゆっくりと浸して広がっていく。英二はそのまま、隣の肩に凭れかかった。
すこし傾けた視界を、淡黄の葉が降ってくる。風ゆらす梢から陽ざしに舞って、黄葉は淡く木蔭の帳のようにふる。
穏やかで潔い香が頬を撫でて、英二は微笑んだ。

「旨かったよ。今度は一緒に食おう」

肩に寄せた頬に、かすかな震えと熱が伝わってくる。
目だけで見上げると、やわらかい前髪の先が木洩日に揺らいでいる。その下で、黒目がちの瞳が揺れて、涙が零れた。
なめらかな頬を一筋、軌跡えがいて降りてくる。英二は少し顔を動かして、涙に唇を寄せた。
かすかな潮の味と温かな熱が、口に残っていく。

「…宮田、」

ぼそりと湯原が呟いた。
どうしたと目で答えて、英二は黒目がちの瞳を覗き込んだ。その瞳が動いて、英二の目を見つめる。

「このベンチで、昨日、母と話した」
「うん、」

体を起し、湯原に向き合うように、英二は座り直した。
湯原も少し体を傾けて、英二の目を真直ぐに見て、口を開いた。

「母は気付いていた、と言った」

静かに英二は、黒目がちな瞳を見つめている。
ゆっくり瞬いて、湯原は言葉を続けた。

「宮田の、俺の写真を見る目が、父が母を見た目と同じだったから、気付いたと言った」

外泊日に湯原の家に泊まった夜を、英二は思い出した。湯原の母が、アルバムを見せてくれた事が懐かしい。
幼い湯原の快活な笑顔と、その後の表情の落差が、胸に痛かった。
あの時、自分はどんな顔をしていたのだろう。細やかに人を見る目が、湯原の母らしいと思った。

「その隣を得難いと思うなら、そこで一瞬を大切に重ねて生きなさい。
 大切な一瞬を積み重ねて行ったなら、後悔しない人生になるはずだから」

母はそう言って笑ったんだ。
言って真直ぐ英二を見つめたまま、黒目がちの瞳から涙があふれた。

「宮田、母は、我儘を言ったんだ。『お母さんより先に死なないで』と」

自分より先に死なないで―
湯原の母の、夫を殉職で亡くした痛みが、英二の胸に寄り添った。
そんな彼女が、息子を警察学校へ送り出した。覚悟の底に佇む彼女が、きれいで切なかった。
今、目の前でも、黒目がちの瞳が泣いている。

「そして俺に、生れてきてよかったと、最後の一瞬には笑ってほしいって。
 その時はきっと、母は父の隣で、その俺の笑顔を見ている。そう言ったんだ」

震える肩を、英二は静かに抱いた。嗚咽が、英二の胸元に沁みいって、温まっていく。
湯原の母の覚悟と温もりが、湯原の涙にとけこんで流れていく。
穏やかな静けさに、涙の熱が鮮やかだった。

そっと身を離すと英二は、涙の頬を長い指で拭った。
黒目がちの瞳は漲ったまま、けれど零れることは治まっていた。
宮田、と湯原の唇が呟く。

「宮田、俺は、隣に居ても、いいのかな」

隣に居ても。
湯原の言葉が英二に触れる。きれいに英二は微笑んだ。

「俺の隣に居て欲しい。湯原の隣に、俺は居たい」

淡い黄色と緑の翳で、黒目がちの瞳が笑った。風が梢ゆらして、木々の黄葉がふりかかる。
静かに英二は、目の前の肩を抱きしめた。もう二度と逢えないかもしれないと、昨日離れた肩が今ここに温かい。
ぱさりと軽い音をたてて、本は膝からすべり落ちた。



湯原は一緒に改札を通った。そのまま英二の乗る、列車のホームへと並んで歩く。
今日はこのまま、新宿署の寮へ向かうと言っていた。改札に入る必要があるのだろうか。
なぜ改札入るんだと訊いたら、きっと、むくれるのだろうな。思いながら、隣の横顔を英二は見ていた。
休日のホームは少し混んでいた。けれど下り線に乗る人は、この時間は少ない。

隣の口数が、減っていく。
さっき抱きとめたばかりの隣から、今また遠く離れなくてはいけない。
卒業配置先では、寮生活になる。独身者の場合は通常、所属署の寮生活が基本と教えられた。
所属署が違う以上、離れる事は止むを得なかった。それでも今は、通じた心が暖かい。

列車がホームに入ってくる。電車の起こす風が、髪を煽った。
隣を振向いて、英二は微笑んだ。

「また、連絡する」

扉が開いて、乗り込むと扉際に立った。
湯原が何か言ったが、雑踏で声が聞こえない。けれど、唇だけ動くのが見えた

さびしくなる―

きれいな微笑だけれど、瞳が悲しかった。それでも湯原は、軽く手を上げた。
上げた手首に覗いた淡く赤い痕が、英二の目に映った。
思わず英二は、湯原の腕を引き込んだ。

扉が、湯原の背後で閉じられた。



休日の昼前、列車はちょうど空いていた。
隣には、少しむくれた顔が座っている。それでも英二は、単純に嬉しかった。
湯原の腕を引きこんで、抱き留めた瞬間に扉は閉まった。

「…特急だと降りられないだろ」

ぼそりと湯原は言い、ため息を吐いた。
立川駅乗換で、英二は特急券を買っていた。少しでも長く公園に居たくて、移動時間を短くしたかった。
立川まで止まらない特急は、30分は一緒に居られる。
機嫌良く微笑んで、むくれた横顔に英二は話しかけた。

「電車代分、今度おごるから許してくれない?」

今度、という言葉を遣えて嬉しい。
次の休暇がいつなのか、お互い解らないけれど。再会を求められる事だけでも、英二には幸せだった。
黒目がちの瞳が英二を見、呆れたように言った。

「…高くつけるから覚悟しろよ」
「おう、任せとけ」

にっこりと英二は、きれいに微笑んで見せた。
まじまじと湯原が英二の顔を見つめて、口を開いた。

「宮田やっぱり馬鹿なんだな」

仕方ないかという顔で、湯原はポケットから何か取り出した。
オレンジ色したスティック状のパッケージを少し破き、一粒とって口に含んだ。爽やかな甘い香が口許から漂う。
湯原の掌を、英二は覗き込んだ。

「はちみつオレンジのど飴?」

随分と、かわいいものを食べている。
こういうの好きなのか、と考えている英二の目の前で、湯原の首筋が赤くなっていく。

「元はと言えば、宮田がっ…」

言いかけて口噤んでしまった。
俺がなんだよと英二が話しかけても、湯原は俯いてしまっている。首筋が相変わらず赤い。
こういう時は、じっと見詰めていると話しだす。

瞳を揺らして、小さな声で湯原は言った。

「…昨日から声が出にくいんだよ」

確かに昨日の朝も、すこし湯原の声は嗄れていた。
一昨日の夜を思い出して、英二はちょっと口の端だけで笑った。

「周太、声大きかったから」

何気ないふうに、さらっと言う。けれど本当は、呼んだ名前が少し震えた。
聴いた湯原の、首筋の赤さが頬まで昇った。周りが聞いても普通の会話だが、それが逆に恥ずかしいだろう。
真っ赤になる湯原が、英二はかわいくて仕方なかった。
こんな姿を見られるのは、次は、いつになるのだろう。

今回は、日程が幸運だった。
卒業式と着任挨拶の翌日が、ちょうど休日に当たった。それで休暇で、時間がとれた。
今日別れたら、いつ次の約束が出来るのか解らない。

列車が駅に着き、一緒に降りた。英二は乗換えて先へ行き、湯原は折返して新宿へ帰る。
それでも少しでも長く、一緒に居られた事が英二は嬉しかった。
けれどやはり別れ難さは、誤魔化せない。視界がすこし滲んで、英二はゆっくり瞬いた。
それから隣を見て、きれいに笑った。

「帰り気をつけ、」

言いかけた口に、何かが放りこまれた。
爽やかで甘い香が口に広がる。目許にふっと温かさが触れた。
湯原の指が英二の眦をなぞって、涙を払ってくれる。

「泣き虫、」

指からも微かな甘さが香る。甘い味と香りに、英二の寂しさが少し和らいでいく。
ありがとうと言いかけて、掌に湯原の掌が重ねられた。やわらかな熱が、英二の掌を暖めて、また離れる。

「それやる」

オレンジ色のパッケージが、英二の掌に置かれていた。
英二を見上げて、湯原は微笑んだ。

「待っているから」

言い残して、湯原は乗車ホームへと歩いて行った。
遠ざかる穏やかな空気を、本当は引きとめたかった。けれど英二はもう、動かなかった。ただ湯原へ笑いかけた。

乗換えて英二は、窓を開けて座った。
しばらく走ると、稲穂の風が窓から吹いてくる。
着任地が近付くなと英二は思いながら、オレンジ色のパッケージを胸ポケットに仕舞った。

明日があるか解らないなら、約束も出来ない。
それでも、約束したい相手が居ることは、あたたかく穏やかだった。

今夜、何時に電話できるだろう。




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Unknown (ルイ)
2011-09-25 22:41:11
こんばんは。
お返事ありがとうございました。
二人にとって心強い味方というか見守ってくれる家族がいてよかったと思いました。

返信する
Unknown (92317)
2011-09-26 02:06:54
9月23日17時にコメントを残した者です。

真面目で奥手な湯原が、宮田との恋にのめり込んでいく感じ、ドキドキしますよ~!
もしかして、しばらくしたら、宮田より湯原のほうが恋にのめり込んでいくのかしら?と想像してしまいました。
湯原にとって初めての恋愛で、性格が実直な湯原だからこそ、好きになったら一途にハマってしまいそうです。(警察官になる為の勉強や射撃の練習しかり)
湯原のほうが宮田にゾッコンになったとしても、それはそれで、甘くて、キュンとして、切なそうですね☆

特に、湯原から飴を口移ししたのがよかったです^^
かわいいですね!
湯原、女の子みたい!笑
それから、二人の初夜で、湯原の声が大きかったというのがツボでした(笑)

といった感じで、やはり作者様は、ストーリー構成も、宮田や湯原の感情表現も、文章も、うまいなぁと思いました。
しかし、そんなうまい作者様だからこそ、「親より先に死なないで」という湯原母の言葉が、今後のストーリー展開を握る重要な伏線になりそうで、少し心配だったりします。
もし、そういった展開が待っていたとしても、強くて、最後には宮田のモットーである「笑顔」で飾れるラストであってほしいと密かに願っていますね!

長くなりましたが、作者様が紡ぎ出す物語に、本当にハマってしまいました!
宮田や湯原が実在するような気さえしてきました(笑)

最後にリクエストですが、ドラマに登場していた人物を、物語でも登場させていただけませんか?
たとえば、宮田か湯原の恋の相談役にどなたかを、宮田姉の好きな人に場長を、湯原母の再婚相手に遠野か校長を。
登場させる人物は誰でも構いませんので、ご検討のほどを宜しくお願い致します!

それでは、引き続き、執筆を頑張ってください。
作者様に敬礼(^o^ゞ
返信する
92317さんへ ()
2011-09-26 08:48:12
おはようございます、レス遅くすみません。
コメント感謝です、すごく参考になります。
>湯原から飴を口移し
申し訳ありません。。描写不足で。泣
ぽいと口へ放りこんでやっただけなのです、湯原。
ちょっとしたことで即、真っ赤になる湯原に、口移しとか(照)そんな高等技術は難しそうです。ていうか日本人の男でそれ出来る奴って少ないですって。羞恥 
でも出来たらカワイイですよね、湯原が。笑

>湯原母の言葉が、今後のストーリー展開を握る重要な伏線
はい。湯原母の言葉は、軸です。彼女の祈りがどう叶えられていくのか、その辺りをきちっと描いていきたいです。

>ドラマに登場していた人物を、物語でも登場
実は、既にその予定です。見抜かれて驚いたです朝から。笑
これに付随するanother2話分UP後に、早速ある人が登場します。
その後も、何人か絡んでくる予定です。
各種設定、家族や進路などは本篇に準拠で描いているので、色々と本篇エピソードや設定が現れてくるかと思います。

ちなみに家族構成・出身大学他は第3話で遠野が見ている学生履歴書に準拠です。
宮田は世田谷のお坊ちゃん、湯原は公立大学の理系男子です。
…やっぱり、理系男子に口移し(照)は相当無理そうです。理系の友人、彼女いない歴=年齢って奴が多いですしね。

またご指摘ほか是非よろしくお願い致します。
読者様に敬礼^^

返信する
ルイさんへ ()
2011-09-26 08:53:12
おはようございます、レス遅くすみません。
家族は必ず描きたかった所です。目を留めて頂けて嬉しいです。
特に、宮田母の心をきちんと描いていけたらいいなあと思っています。
受け入れがたい現実と、息子への愛情の狭間をどうやって彼女が乗り越えるか。その辺りを。
コメントありがとうございました!
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