時の交錯
文学閑話:ある小説譚×織布の戀
あんまり恋愛テーマの小説って読んでいないんですけど、
高橋治が書いたものは好みなのが多いです、これも友達に勧められた一冊から入ったんですが。
たまに書評で不倫文学とか書かれちゃってる高橋治ですけど、アアイウ評価は浅い読み方してるな思います。
『風の盆恋歌』
文庫本だと厚み1cmくらい、でも分厚い物語です。
純愛小説を一つ挙げろって言われたらコレが自分にとって最高だよって言います、笑
なぜかって言うと本人たちの想いはもちろん、周囲の人々が感情の体温を持って描かれてるからです。
越中八尾の町並から自然の美、精霊踊り「風の盆」に繋がれる人の心、それから現実を生きた時間の鎖と自由。
そういうカンジのもんが描かれているんですけど、内面から情景の描写までリアルで綺麗です。
ホンモノの純文学でありながら物語文学でもある、そんな佳品です。
酔芙蓉
時の経過ごと色が変わる花です、
この花が舞台になる家の庭に植えられています、物語の象徴的です。
こういう花の描写から全てが細やか、だけど男性作者らしい潔さが綺麗です。
で、もし読まれるのなら一人の時がおススメです。
個人差はありますが号泣しちゃう率が割と高めなので、笑
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あんまり恋愛テーマの小説って読んでいないんですけど、
高橋治が書いたものは好みなのが多いです、これも友達に勧められた一冊から入ったんですが。
たまに書評で不倫文学とか書かれちゃってる高橋治ですけど、アアイウ評価は浅い読み方してるな思います。
『風の盆恋歌』
文庫本だと厚み1cmくらい、でも分厚い物語です。
純愛小説を一つ挙げろって言われたらコレが自分にとって最高だよって言います、笑
なぜかって言うと本人たちの想いはもちろん、周囲の人々が感情の体温を持って描かれてるからです。
越中八尾の町並から自然の美、精霊踊り「風の盆」に繋がれる人の心、それから現実を生きた時間の鎖と自由。
そういうカンジのもんが描かれているんですけど、内面から情景の描写までリアルで綺麗です。
ホンモノの純文学でありながら物語文学でもある、そんな佳品です。
酔芙蓉
時の経過ごと色が変わる花です、
この花が舞台になる家の庭に植えられています、物語の象徴的です。
こういう花の描写から全てが細やか、だけど男性作者らしい潔さが綺麗です。
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個人差はありますが号泣しちゃう率が割と高めなので、笑
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