よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

日々の繋がり。

2020年04月18日 | Weblog


一日中大雨。おまけにひんやりと寒く、なんにもする気になれず、伝票整理。





たけのこはまだ。寒くて見に行く気にもなれず。

ストックしてあるのをひたすら食べています。一回のみ食べることにしているタラの芽と天ぷら。

南三陸小野寺さんから送ってもらった新わかめとスープ。

そして初の、タケノコフライ。美味しい。


最後の竹林片付け、北面ももう少し。

間伐していないので倒伏材を積むのも引っかかってひと苦労。

それでも段違いの見栄えになって、探し回るのもだいぶ楽になる見通し。

昨日作業中、妙に臭う。

イノシシの糞というのではなく、豚小屋にいるような、、、

たぶん、この辺りを寝床にしたとしか思えないほどの強烈、まとわり付くようなニオイ。


作業後に電柵チェックすると案の定、一部、金具は剥ぎ取られ、電線も食いちぎられと大破壊。

臭う辺りからほど近い、先日カミさんと大汗流した柵の外側も、

笹竹が倒されまくっていて群れで大暴れしたに違いない。

一時間ほどかかって手持ちの道具でなんとか修復してきました。無力感。





コロナの影響で日まいにみんな、先が見えない無力感と不安でいっぱい。

感染者の拡がりと共に自粛も進んで卸先も静かです。参った参った。。。。

夕方、注文していた卵を届けに来てくれたUGと少しお茶飲み。

震災後に一緒に「ほっかぶり市」を立ち上げた仲間。

今回のは見通しが立たないこと、全国、全世界が一緒な状況なので先はわからないけれど、

つくり育てる現場の人間として、とにかく今を生き残る、そして、作ってるだけではない、

お客さんと常々ご縁が繋がる商売をしていきたいものだなぁ〜という話題に。

気持ちは「誰か」ではなく、縁を育てることでみんなで乗り越えなくちゃ、というほっかぶり立ち上げ当初の気持ちに近い。



その後、竹やぶ会議でも主力になって手伝ってくれているプランナー・松村くんから電話。

「飲食店がやばいです。微力でも力になれることをやりたい。」

みんな忙しい時代でしょうがないとはいえ、三食作って三食みんなでゆっくり食卓を囲む、ということは今は難しい。今の状況ではなおさら。

だからこそ、たまに、冷凍食品で、買ってきたお惣菜で、とかなら、つながりのある飲食店、料理人が関わったものを食べて、ついでに応援になるのなら良いのではないか、と計画した長期企画を聞いて、あれやこれやと。

震災後、大きな会社でプランナーだった松村くんとは、昔から知り合いだった奥さんを通じて初めて話しました。

最初に会った時に

「こんな事態になって、多少のお金があっても何も買えない何も出来ない無力さを教わりました。
 野菜を育てる農家に知り合いもいない。だからこれからはいざという時になにか出来る繋がり、縁を紡ぐ生き方をしていきたい」

といい、会社をやめて独立し、いろんなことをやる過程で、竹やぶ会議でも関わってもらっています。




政治家でもなんでもないので大きなことはできないけれど、自分、家族、そして身近の微力で耐え忍ぶところは耐え、この状況をなんとか乗り越えたいものです。


仕事中いつも聴いているたまむすび・赤江さんも感染して、ショックです。。。