ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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トルストイの家出

2011-02-07 15:06:00 | ノンジャンル
こんにちは。

月曜日。

なんとなく、体が弛緩する月曜日。

それでもお仕事の予定はありますので、朝からダイレクトメールの宛名張りをシコシコとやっておりますよ。

・・・とは言え、やっぱり心も弛緩しているのだなぁ・・・

(書き入れ時のウィークエンドとはまったく違って、ドタバタへの緊張がないと言う意味ですよ)

それはそれで大変ありがたい一日で、宛名シールを100枚貼ってはタバコを一服し、もう100枚貼っては、こうしてブログを書いております。
(今日のノルマは。500枚にしておこう)


お昼になりましたので、お昼ごはんを食べながら、録画したものでも観ようかという気になりまして、観た番組がNHKのETV「トルストイの家出」。

すでに亡くなっておられますが、文豪として名高いトルストイさんは、なんと82歳の時に家出をしたというお話です。

「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」など、高校のときにむさぼるように読んだ記憶がありますが、実はあたしはな~んも覚えていない。
(当時のあたしは、読むことが目的のように読んでいた気がいたします)

それで、トルストイさんには何の想いもないですが(っていうか、本の印象が何もないのだね)たまたま番組表で見つけたものだから、録画していたのです。

内容は、濃かったですよ。

良い番組に出会いました。(さすが、NHKのドキュメンタリー)

それを観て、少し前のことを思い出した。


数ヶ月前のこと・・・

ふとした弾みに、じいちゃん(92歳)が、

「わたしは、独り暮らしをする」

と言ったのだ。

前後のいきさつはいろいろあるのだけれど、それにしても、92歳のじいちゃんがそう言い放ったときには、あたしは心底驚いた。

そして、その時、思わず心で叫んだ。

「オォ!ボーダー!

読んでおられる方は良くわからないと思いますが、そういう気骨を、あたしはボーダーいう言葉で敬意を表するものであります。

歳がどうではない。

環境がどうではない。

あたしは何をしたいのか?

あたしは今どうするのか?

その一点において、曇りなく己に誠実でありたいとあたしは常日頃から思っておりますの。
(なかなか出来んけど)

それをたまたま、じいちゃんの一言に垣間見たのでありますね。

大正8年生まれの92歳、身長150センチ足らず、毎朝のコメダのモーニングコーヒーを日課にして、常に背広にネクタイでおります。

彼曰く、

「いつ誰が来ても、恥ずかしくなくいるのである」

・・・

そんな彼のDNAが、どう作用しているかはわかりませんが、間違いなくあたしの中にあると思います。
(それを正しく知っているのは、ばあちゃんだけですが・・・)


トルストイさんの家出の顛末を観ながら、じいちゃんとあたし自身を重ねておりました。



(DNA3世代継承の図)