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体育科指導の力量がすぐに分かるポイント その1

2020年03月20日 | 体育
 体育の授業を見て、すぐに力量が分かるポイントがある。

 その1つめは、「運動する場の多さ」である。

 マット運動ならば、少なくとも3~4人に1つは、マット運動をする場がほしい。

 (30人の学級ならば、10カ所くらいとなる。)



 理想と反対なのが、場が少なくて、子供の人数が多い場合である。

 そんな体育の授業を見ると、「子供がかわいそうだなあ」と感じてしまう。

 時々、10人くらいで1つの場を使っている場合がある。

 運動したら、次に自分の番が回るまで、長く待たないといけない。

 そんな体育の授業だと、運動量がかなり少なくなる。

 運動量が減るので、満足感を味わえないし、うまくもならない。



 逆に、1つの場につき、3人くらいだったとする。

 マット運動の技を終えたら、また開始する場所に戻るわけだが、その時には、もう自分の順番がやってくる。

 すぐに運動できる。

 運動量だけを見れば、1人に1つの場で良いのだが、お互いの技を見たりアドバイスをし合ったりすることを考えたら、3人に1つの場が理想的である。

 そんな体育の授業を見ると、「いっぱい運動できる子供達は幸せだなあ」と感じてしまう。
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