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Pretenderの備忘録

シベリア鉄道の旅

2006-08-24 23:19:13 | 旅行
人生は旅だ、旅は人生だ、とか別に言うつもりもないのですが、昨年の夏休みの分もということで、8月8日から24日までロシアに行きました。
詳細はいずれ、独立したブログかなにかにして、シベリア鉄道を利用する人のために残しておこうと思っています。

東京→新潟 新幹線
新潟→ウラジオストック ウラジオストック航空(英語でのリコンファーム困難)
ウラジオストック1泊
ウラジオストック→イルクーツク シベリア鉄道ロシア号 3泊
イルクーツク2泊 バイカル湖他
イルクーツク→モスクワ シベリア鉄道バイカル号 3泊
モスクワ3泊 クレムリン、プーシキン博物館他
モスクワ→サンクトペテルブルク 夜行 1泊 (このシーズンは23時から1時まで7本)
サンクトペテルブルク 2泊 エルミタージュ美術館他
サンクトペテルブルク→ウラジオストック ウラジオストック航空 機内1泊(サンクトペテルブルクの空港はなんとかしないとまずいでしょう)
ウラジオストック→新潟 ウラジオストック航空
新潟→東京 新幹線

都市の欧米化は凄い
マドンナのコンサートの看板、外資系企業の広告ばかりという感じでした。シティーバンクの支店が複数、モスクワ、ペテルブルクにあり(日本語のHPには出ていない)、本気だなと言うような支店でした。僕の日本の口座のカードで、ルーブルかドルを下ろすことができて、日本の口座の残額が円表示でその場で見られます。

日本車の存在感
東側では、90%以上が日本車でした。ほとんどが富山港からの中古車だと思われます。西側に行くと、半数くらいでしょうか。トヨタ、日産の新車が目に付きます。メルセデス、BMW、Volvo、アウディー等も走ってました。

英語は通じない
本当でした。さすがに、都市の一流ホテルでは通じましたが。街中ではまず無理。都市のカフェでは英語のメニューがあるところはありますが、英語が通じるわけではありませんでした。国内線のビジネスクラスでも通じませんでした。シベリア鉄道では全く。モスクワからペテルブルクへの夜行電車で4人部屋のうち、一人がしゃべれました。東洋人の僕に対して、「英語しゃべれるの?」と驚きの表情でした。こういうところは日本に近いのかもしれません。

物価
安くない。カフェでお茶してケーキ食べて、1200円程度で東京と変わりません。ただし、公共交通はモスクワの地下鉄は1回70円、イルクーツクの路面電車は50円くらいでした。まだ社会主義の名残があるみたいでした。プーチンは官僚の給与をかなり厚遇していて、リテンションをはかっていると聞きました。

アジア
韓国はSamSungが相当積極的に進出していました。韓国、中国からの団体旅行者はどの町にもいました。日本人は、エルミタージュでは複数の団体を見ました。モスクワ、バイカル湖あたりも小さな団体旅行者がいました。帰りのウラジオからの便は8割が日本人で、OLとかおばさんの団体で、どこに行ったのだろうと不思議な気がしました。シベリア鉄道は9割が現地人の移動ではないでしょうか。日本人らしき人はほとんど見かけませんでした。

その他
ロシア正教会が復興されており、そこに人々が集って祈っている姿をみると、中国政府がダライラマを目の敵にするのはこういうところなのかなと思ったりします。
社会主義時代の一定以上の生活保障というものが、医療にしても教育にしても崩れてきているので、貧富の差は拡大しているようです。エネルギー好況の恩恵を直接受ける人を考えると富の偏在は進行しそうです。
都市で、ドルやユーロが結構通用するところに、ルーブルの信認の問題があるのでしょう。銀行でもロシア人が100ドル札を20ドル札に両替していたりする。

コメント
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