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Pretenderの備忘録

新春浅草歌舞伎

2010-01-02 22:14:41 | 歌舞伎
浅草公会堂

第一部 1階い列25番
第二部 1階う列23番

第一部

お年玉〈年始ご挨拶〉 七之助

一、正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
            曽我五郎  市川亀治郎
           小林朝比奈  中村勘太郎


二、元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)
  御浜御殿綱豊卿

           徳川綱豊卿  片岡愛之助
           中臈お喜世  中村七之助
            祐筆江島  中村亀 鶴
           新井勘解由  市川男女蔵
          富森助右衛門  市川亀治郎


三、忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)
  将 門

      傾城如月実は滝夜叉姫  中村七之助
          大宅太郎光圀  中村勘太郎



第2部


お年玉〈年始ご挨拶〉亀治郎

一、奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)
  袖萩祭文
         袖萩/安倍貞任  中村勘太郎
          八幡太郎義家  中村七之助
           平仗直方  市川男女蔵
            安倍宗任  片岡愛之助


二、猿翁十種の内 悪太郎(あくたろう)
             悪太郎  市川亀治郎
             智蓮坊  中村亀 鶴
            太郎冠者  市川男女蔵
           安木松之丞  片岡愛之助

時間配分、第一部と第二部がアンバランス。第一部も後半二つでバランスする。実際に、時間が押して、第一部の終了が3時10分くらい。入れ替えが混雑。

正札、うーん、正月の舞踊劇ということでか。
御浜御殿、個人的に新歌舞伎は苦手。なぜ上演され続けるのか意義がわからないが、百歩譲って、正月に歌舞音曲のない新歌舞伎はないだろうと思う。愛之助が、仁左衛門に教えてもらうタイミング等で選ばれたのだろうが。。。亀鶴の江島が秀逸。栄御前を観たくなる様な渋さ、貫禄。亀治郎はわざとらしいかな。
将門、七之助が綺麗に映えていた。正月には華やかさが無い。

袖萩、勘太郎は荒事は似合わないのがよくわかった。こういうのは亀治郎だろう。
悪太郎、酔った場面での口跡が悪くなるのを工夫して欲しいところ。亀鶴の坊主は洒脱でよい。

全般的に地味な演目が並び、若手の勉強会という色彩が強すぎる。デフレの世の中で、チケット代金も数年前までよりも上がっていることを考えると、もう少し考えるべきではないかと思う。初芝居のご祝儀ムードも吹き飛ぶ、辛口になってしまった。
コメント
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