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Pretenderの備忘録

初春歌舞伎公演

2012-01-03 19:28:28 | 歌舞伎
国立大劇場 2階4列23番

国立劇場開場45周年記念

河竹黙阿弥=作
通し狂言 三人吉三巴白浪 (さんにんきちさともえのしらなみ)  四幕七場
               釘町久磨次=装置


       序  幕         大川端庚申塚の場
       二幕目  第一場  割下水土左衛門伝吉内の場
              第二場  本所お竹蔵の場
       三幕目  第一場  巣鴨在吉祥院本堂の場
              第二場  同 裏手墓地の場
              第三場  同 元の本堂の場
       大  詰         本郷火の見櫓の場
                    浄瑠璃『初櫓噂高嶋』 清元連中・竹本連中


河竹黙阿弥=作
鈴木英一・国立劇場文芸課=補綴

奴凧廓春風 (やっこだこさとのはるかぜ)  竹本連中・常磐津連中・長唄連中
       松本錦升=振付
       国立劇場美術係=美術


(出演)
 松 本 幸 四 郎
 中 村 福  助
 市 川 高 麗 蔵
 大 谷 廣 太 郎
 大 谷 廣  松
 松 本 金 太 郎
市 川 寿 猿
 中 村 歌  江
 松 本 錦  吾
 市 川 染 五 郎
 大 谷 友右衛門
          ほか

浅草で初芝居、国立の初日を3日にという正月は8年位になるだろうか。菊五郎劇団が正月という定番がここ数年崩れてきて、成田屋と成駒屋だったり、今回の高麗屋と成駒屋とか。
それにしても、単独でないにしても正月に三人吉三をかけるかね。幸四郎という人は何か大真面目に考えてのことなのだろうけど、もうひとつの芝居が初芝居らしいから後はなんでもいいということか。
世代がちょうど15年くらい離れた3人が演じる。福助は今一つ切れがないし、初日ということもあり、コクーンの時よりも硬い感じがする。幸四郎は、まあニンではないと思うが、想定内の芝居。染五郎は、のびのびとよく演じていたと思う。今年も、亀治郎、菊之助と並んで、楽しみだ。
奴凧は、染五郎の所作振付だったが、見せ場はあったものの、今一つ、まとまりも悪く、すっきりしない。全体の構成をもっと大胆に見直しても良かったし、宙乗りももう少し工夫があっても良かったのではないか。
金太郎が割合とちゃんと舞台で役を演じた感じがする。まだ、海のものとも山のものとも分からない。千代之介、虎之介のような凄いかもという予感はなかった。
菊五郎劇団の初芝居だと、嫁に行っても寺島しのぶを見かけたものだが、松たか子はいなかったようだ。
コメント
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