日生劇場 2階1列50番
口上(こうじょう)
松本幸四郎
一、義経千本桜 吉野山(よしのやま)
佐藤忠信実は源九郎狐 市川染五郎
逸見藤太 中村亀 鶴
静御前 中村福 助
河竹黙阿弥歿後百二十年
河竹黙阿弥作
二、通し狂言新皿屋舗月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)
弁天堂
お蔦部屋
お蔦殺し
魚屋宗五郎
〈弁天堂・お蔦部屋・お蔦殺し〉
愛妾お蔦 中村福 助
磯部主計之助 市川染五郎
召使おなぎ 市川高麗蔵
小姓梅次 中村児太郎
岩上典蔵 大谷桂 三
浦戸紋三郎 大谷友右衛門
浦戸十左衛門 市川左團次
〈魚屋宗五郎〉
魚屋宗五郎 松本幸四郎
宗五郎女房おはま 中村福 助
召使おなぎ 市川高麗蔵
小奴三吉 中村亀 鶴
鳶芳松 大谷廣太郎
酒屋丁稚与吉 松本金太郎(夜の部)
父親太兵衛 松本錦 吾
岩上典蔵 大谷桂 三
磯部主計之助 市川染五郎
浦戸十左衛門 市川左團次
口上、色々なところで、父親としてやりたいと語っていた。
吉野山、染五郎の復帰舞台。福助、染五郎の組み合わせは今後もあるのだろう。まあまあ。亀鶴が上手く演じる。
この通し狂言は国立劇場で観たが、今回は配役は豪華。
高麗屋の宗五郎、どうも苦手。世話物には合わない気がしてならない。おかしみが出ないというか。まじめ過ぎるのだろうか。
染五郎の復帰ということであれば、もう少し、演目を選んで染五郎に大きな役をやらせても良かったのではないか。
福助はまあまあ。
児太郎は、以前が酷過ぎたからというのがあるが、今回はまあまあ。
一昨年の幸四郎の私の履歴書には、新しい試みをしたいとのことだったが、それがこれだったかどうかは分からない。