Running On Empty

Pretenderの備忘録

歌舞伎ましょう #3,4

2020-06-16 19:26:40 | 歌舞伎
松本白鸚

 普通の挨拶だが、どうして中途半端な白塗りなのか不思議。なんだったのだろうという数分。洒落た話でもなんでもない。


中村吉右衛門
 こちらは挨拶もあるけど、絵心とかを見せる。考えられてるかなと。

この兄弟、いろいろと言われてきたし、私の履歴書もそれぞれ、考えさせられた。昔は、白鸚は本当に輝いていたが、いつの間にか歌舞伎の舞台での口跡が聴きとりにくくなった。マイクを通したミュージカルやTVのやり過ぎだったのか。大河の主役を二度やった頃がピークだったか。

吉右衛門はしっかりと古典をやってきた。世話物や喜劇の要素が入るものはどうかなあという感じはするが、とにかく秀山祭にせよ、昔の演舞場の五月歌舞伎にせよ、愚直に取り組んできたと思う。
娘が菊之助と結婚してからは、菊之助の芸域は非常に広がった。菊之助は真面目に努力したと思う。本当に必要だったかというのはあるが、演じ続けなくても、役に立っていくと思う。
また、白鸚以上に、現幸四郎にも伝えてきたと思う。

白鸚、吉右衛門、菊五郎、仁左衛門の世代が、週末に近づきつつある。次を担うはずだった勘三郎、三津五郎は亡く、コロナ云々を別にしても、歌舞伎は新しい時代を迎える。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする