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Pretenderの備忘録

リベラリズムへの不満

2023-07-06 18:47:32 | 読書
フランシス・フクヤマ著 会田弘継訳 新潮社2023

古典的なリベラリズムを擁護すると明確にして、古典的リベラリズム、ネオリベラリズムを紹介し、ここ数十年の時代変遷と問題点を考えている。ロールズの正義論やデリダの脱構築、あるいは経済的なリベラリズム等、その地平は幅広く、刺激的だ。
最近、思うのだ。古典的リベラリズムとは、旧来の「エリート」教育を受けた者の思想であり、それに対する揺らぎが左派からも右派からも来ているのではないか。それは、「エリート」教育を受けた者が、ネオリベラリズムに乗っかり、自己の富の増殖に励んだことが解ってしまったからではないか。オバマとトランプを考えるとそう感じる。
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音楽劇『ある馬の物語』

2023-07-06 00:25:55 | 芝居・ミュージカル・バレエ
三年前に中止になった作品。結果、現下でのロシア作品上演となった。
現代的な尖った舞台。馬が主人公ということで、キャッツや百万匹を想起させるような感じもある。そもそもが音楽劇で、井上ひさしも感じる。
成河の身体能力が存分に発揮された凄い芝居ということだろう。

ポストトークでいろいろわかってよかったが、成河がしゃべり過ぎで、1時間くらい10時までやってた。


【原作】レフ・トルストイ
【脚本・音楽】マルク・ロゾフスキー
【詞】ユーリー・リャシェンツェフ
【翻訳】堀江新二
【訳詞・音楽監督】国広和毅

【上演台本・演出】白井晃

【出演】
成河 別所哲也 小西遼生 音月桂
大森博史 小宮孝泰 春海四方 小柳友
浅川文也 吉﨑裕哉 山口将太朗 天野勝仁 須田拓未
穴田有里 山根海音 小林風花 永石千尋 熊澤沙穂

【演奏】小森慶子(S.sax.)ハラナツコ(A.sax.) 村上大輔(T.sax.) 上原弘子(B.sax.)
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