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Pretenderの備忘録

カヴァレリア・ルスティカーナ 道化師

2014-05-21 23:32:53 | 音楽 Opera
新国立劇場 オペラパレス 3階2列30番

■指揮:レナート・パルンボ
■演出:ジルベール・デフロ

■キャスト
<カヴァレリア・ルスティカーナ>
【サントゥッツァ】ルクレシア・ガルシア
【ローラ】谷口睦美
【トゥリッドゥ】ヴァルテル・フラッカーロ
【アルフィオ】成田博之
【ルチア】森山京子

<道化師>
【カニオ】グスターヴォ・ポルタ 
【ネッダ】ラケーレ・スターニシ
【トニオ】ヴィットリオ・ヴィテッリ
【ペッペ】吉田浩之
【シルヴィオ】与那城敬

これはCDも、上演もそうだけど、異なる作曲家の作品がセット。不思議だ。
カヴァレリアの方がカーテンコールも前半でさびしい。
演出はシンプル。セットもカヴァレリアのものを道化師で利用。

カヴァレリア、歌手は頑張っていたが、アルフィオがいまひとつ声量が足りない。
道化師はネッダがやや不安定なところもあったが全般的には聴きごたえあり。
日本人歌手は頑張っていた。
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ナブッコ ローマ歌劇場

2014-05-20 23:12:19 | 音楽 Opera
東京文化会館 4階L1列34番

指揮 リッカルド・ムーティ
演出 ジャン=ポール・スカルピッタ

ナブッコ:ルカ・サルシ
イズマエーレ:アントニオ・ポーリ
ザッカーリア:ドミトリー・ベロセルスキー
アビガイッレ:タチアナ・セルジャン
フェネーナ:ソニア・ガナッシ


ムーティーのナブッコは1988年のスカラ座来日以来だ。
とにかく、圧倒された記憶がある。

それから26年。ムーティーも老眼鏡を放せず、皺が刻まれた。
今回は、オケは特別素晴らしいというわけでもない。割合と硬質な音で鳴らす感じだ。
演出は、意外と地味で、モノトーン系。最近のはやりとまではいかないが、シンプルであることには違いない。

歌手陣はしっかりと聴かせる。

客席には元経団連会長や元首相。全般的に老人が多かった。
値段を考えると企業関係者主体か。
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テンペスト

2014-05-16 22:49:53 | 芝居・ミュージカル・バレエ

新国立劇場 中劇場 1階10列38番

作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:白井 晃
美術:小竹信節 照明:勝柴次朗 音響:井上正弘 音楽:mama!milk

古谷 一行、 高野 志穂、 羽場 裕一、 伊礼 彼方、 野間口 徹、 櫻井 章喜、 碓井 将大、 河内 大和、 山野 史人、 田山 涼成、 長谷川 初範

客席を9列目まで潰し、舞台の奥行きを広く、また観客との高さを近く。
Fourの時のメンバーが二人。同じような舞台装置。
段ボールの移動が舞台の場面転換。
筋は原作に忠実。
音楽を入れるというのも大胆。
この演出についてはいろいろあるだろう。
休憩時間に、誰かお偉いさんが串田さんに最低だと息巻いていた。

数年前の天守とか、昨年のオテロにしても、シンプルな演出というのが多いように思う。
その流れとして、まあ良いのかなと。
役者陣は、申し分なし。
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ボストン交響楽団

2014-05-10 23:52:03 | 音楽 Classic
サントリーホール 8列16番

曲目
モーツァルト: 交響曲第38番 ニ長調 K504 「プラハ」
マーラー: 交響曲第5番 嬰ハ短調
指揮シャルル・デュトワ
出演ボストン交響楽団

ボストン交響楽団を日本で聞くのは初めてだろう。
90年から二年間ボストンに住んだ。小澤さんが監督で、マーラーチクルスをやっていた頃だ。
5番のライブは私が聞いた時のものだ。
90年のオープニングはミドリのチャイコとマーラー5番だった。

私の趣味から言うと、マゼールよりもデュトワの方が好きだ。
マゼールは90年代にNYでウィーンフィルを指揮する等、何度か聞いているが、それほど大きな感動はない。
デュトワはN響で何度か聞いて、素晴らしかった。フィラデルフィアに住んでいるときに、アルゲリッチとの共演も良かった。

さて、今回、モーツァルト、デュトワの持ち味の軽快さも交えた、うまい仕上り。ミュンシュの時代はこんな音だったのかなと思ったりする。
マーラーは、出だしは軽すぎないかと思ったが、美しく、抑揚もつけて、素晴らしい演奏だった。
金管も弦もさすがだ。まだまだ日本のオケはあのレベルに達してないと思う。

ボストンを離れて、90年代に、タングルウッドでマーラー2番、諏訪内さんの米国デビューをDCで、小澤さん、ボストンで聞いた。
そのあと、2002年にプレヴィンでボストンまで行って聴いた。

一番聴いている海外のオケである。
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五月花形歌舞伎

2014-05-06 22:00:00 | 歌舞伎
昼の部 2階右1列16番

夜の部 1階5列29番

一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
鳥居前
   
佐藤忠信実は源九郎狐 中村 歌 昇
静御前 中村 米 吉
早見藤太 中村 吉之助
源義経 中村 隼 人
武蔵坊弁慶 中村 種之助

二、釣女(つりおんな)
太郎冠者 市川 染五郎
大名某 市川 高麗蔵
上臈 中村 壱太郎
醜女 中村 亀 鶴

三、邯鄲枕物語(かんたんまくらものがたり)
艪清の夢(ろせいのゆめ)
   
艪屋清吉 市川 染五郎
女房おちょう/梅ヶ枝 中村 壱太郎
米屋勘助/蕎麦屋與四郎 中村 歌 昇
鳥追いお七 中村 米 吉
安芸の内侍 澤村 宗之助
横島伴蔵/盗賊唯九郎 中村 亀 鶴
家主六右衛門/鶴の池善右衛門 中村 歌 六


夜の部

慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)
三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)
市川染五郎十役早替り宙乗り相勤め申し候

発 端 稲村ヶ崎の場
序 幕 鎌倉花水橋の場
    大磯廓三浦屋の場
    三浦屋奥座敷の場
二幕目 滑川宝蔵寺土橋堤の場
三幕目 足利家奥殿の場
    同  床下の場
四幕目 山名館奥書院の場
    問註所門前の場
    同  白洲の場
   
口上
仁木弾正
絹川与右衛門
赤松満祐
足利頼兼
土手の道哲 市川 染五郎
高尾太夫
腰元 累
乳人政岡
荒獅子男之助
細川勝元
   
沖の井 市川 高麗蔵
渡辺民部之助 中村 亀 鶴
京潟姫 中村 壱太郎
山中鹿之助 中村 種之助
新造薄雲 中村 米 吉
新造小紫 大谷 廣太郎
笹野才蔵 中村 隼 人
松島 中村 児太郎
大江図幸鬼貫 中村 吉之助
渡辺外記左衛門 松本 錦 吾
山名持豊 大谷 桂 三
三浦屋女房松代 坂東 竹三郎
八汐 中村 歌 六
栄御前 片岡 秀太郎

とにかく、終日染五郎は頑張ってる。頑張りすぎじゃないかとちょっと心配。
鳥居前、歌昇、すっきりと、播磨屋の期待を背負うのがわかる。米吉は美しく、隼人も良い。将来が楽しみな顔合わせ。

釣女、亀鶴の巧さが光る。

邯鄲、もう少し練っていくともっといいかも。染五郎も亀鶴も、うまくやってる。米吉が光る。

伊達の十役、良くできていて楽しめる。改めて猿翁の凄さを感じる。
染五郎、海老蔵との比較になってしまうが、悪役がどうしても迫力に欠ける。声質もあるんだろう。
女形もそんなにつややかでもないし。政岡は微妙。
花道での早替りはイマイチ、慣れてない感じ。

竹三郎が突然出てきたのは驚いた。
秀太郎、歌六は勘六。
若手はそれぞれ楽しみ。
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