あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

断捨離 魔女の戸棚

2025-02-20 11:22:44 | くらし
  断捨離という言葉はあまり好きではありませんが、これはいたしかたありますまい。
 
 魔女の戸棚というのは娘たちが名付けた、保存食品用の戸棚のこと。得体のしれないものばかりで私以外決して開けようとはしないとびらです。(リフォーム前の古い台所のころから)7年前のリフォームの際相当捨てたつもりですが、いつの間にか戸棚いっぱいになってしまいまして、奥の白い籠には空き瓶が2段に積み重なっています。もう入れるところがありません。仕方なくこの戸棚の整理に手を付けたわけです。
 
 これは整理後の棚シートも取り換えた状態。手前のは去年作った金柑の甘煮。アカシア蜂蜜と、近くの山で採れた頂き物の蜂蜜。白いのはココナッツミルク。
 奥のはなんだったかな?
 
 
 
 わかりませんねえ。

 中の段
 お酒類。 たま~にしか作らないお菓子のために・・・・




 下の段の一番大きい棚には梅干し2種
 一昨年付けたのとそれ以前のと。
 去年つけたのは塩分を控えすぎてかびてしまいました。おととしのはまだ食べられますが、これも普段食べるわけではなく梅ドレッシングとかイワシの梅煮とか料理に使うだけなので減りません。トラオパパがたまにもらってくれるんだけど。

 
 色の抜けた古い梅干しはどうしたらいいのかしら。 梅干し専門のお店では、もっと古いものも売っているそうです。多分おなかを壊したりはしないでしょうけど、量が・・・多すぎます。 捨てるにしても、塩分が多いので畑には捨てられません。ではごみとして出すか? 塩水は流しに捨てるとしてーこれは簡易浄化槽の微生物への影響が心配。残った実などを燃えるゴミにするには水分が多すぎるしー少し乾かしてそれからごみにするか・・・結局元の棚に収めることになります。梅干し以外にもね。
 
 中身がなんだかわからないもの多数。 中にビワの種のアルコール漬けがあったはず。それらしきものをなめてみたらめちゃくちゃ苦くて、速攻捨てました。

 
 中身がきれいなのもあって
 これは花梨か? 一昨年付けたような記憶があります。 多分ホワイトリカーでつけているので子供には飲ませられません。私専用。にしても量が多い。

 昨年初めて漬けてみたわらびの塩漬け。 塩が溜まっているということは、多すぎたんですね。塩抜きに2,3日かかりました。味も? わらびは生に限ります。これも食べきれないほどありますが、捨てるとなったら梅干し同様配慮がいります。困った・・・

 
 そして、アザラシみたいなこれは?



 朝鮮ニンジンのアルコール漬け。
 


 これを漬けたのはもう20年くらい前ではないでしょうか。なのにこの状態! とろけもせず、液が濁りもせず、ほかの果物とは別格の状態の良さです。味は?
 苦くてちょっと甘い、辛味大根というか、ナズナの根っこというか、青臭くて薬臭いにおいがしました。私砂糖も入れたっけ? 記憶にないほど古いものです。自分の行動を振り返って考えるに、こういう薬草系のものには砂糖を入れたことがないので、もしかしたらニンジンの甘みかもしれません。これ、飲めるかなあ?
 以前ツアーで大根島に行ったとき、高麗人参を使った商品がたくさん売られていて売り場の人に聞いてみたんです。ふるいものでも飲めますかって。そうしたら保湿ができるのでお風呂に入れたらいいですよ、というお返事でした。その時はそれっきりだったのですが今度こそ。
 
 たしか少しでいいと言ってたよね? ためしに軽量スプーン大匙いっぱい(15CC)入れてみました。
 あまり変わりはないような、少しつるっとしてるかなあ? 効果のほどはよくわかりませんでした。量が少なすぎたのかもわかりません。しかしお風呂から上がってクリームをつけようとしてふっと気が付いたのです。手のひらがさらさらすべすべ。かかともすべすべ。これはいいかもしれません。けど、全部お風呂に入れてしまうのはもったいないなあ、ということでこの瓶はまた戸棚にしまい込みました。
 
 要するにわたしは何かを加工するのが楽しいので、出来上がったらそれで完結、後の消費は考えないところがあるのだとこの歳になってわかりました。これからは消費を見据えたものを作らなきゃ。
 最近作ったマーマレードやジャムはほぼ使い切っています。この類のものは孫たちも食べるし、弟の家族も食べてくれますので、冷蔵庫の中はかろうじて魔女の戸棚を免れております。
 
 味噌3種を使った風呂吹き大根。
 
出汁の色までしみこんだ大根に、上から左回りに
柚子味噌 梅味噌 ピーナッツ味噌をかけています。
 
蛇足ですが、わたし風呂吹き大根の面取りも皮むきもしていません。そういう丁寧な仕事はプロにお任せして、家庭料理はできるだけ時間をかけず、栄養価を損なわず、というのが私のモットーです。
 
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ギャラリーのミニコンサート

2025-02-13 23:46:46 | お出かけ

 坂山憲史先生の版画展に行ってきました。

 坂山先生は版画家の肩書も持つ整形外科医。娘の主治医でもあります。今まで何回か個展にお邪魔しましたが今回は特別。というのも坂山先生のご縁でピアノと声楽のコンサートが開かれるのです。
 
 こちらは以前お二人がされたコンサートのチラシを写させていただきました。今回の曲とは関係ありません。 別姓ですがご夫妻です。ドイツでオペラ歌手として活躍されている斎藤さん。ピアニストの奥様。
 
 
 初めて知ったことですが、20年ほど前、斎藤さんご夫妻の息子さんが両足切断という大けがをしたとき手術で足をくっつけたという・・・このエピソードは、テレビの「世界仰天ニュース」でも取り上げられたんだとか。そんなにすごい人だったのかー

 
  住宅街の一角にあるギャラリー・アンフィール
 たどり着くまでに苦労しました。
 
 
 だって、ナビは次左折、次左折って言うだけなので。 左折しかしなかったら元に戻っちゃう。案の定さっき通った道に出てしまいましたが、そこから一筋違う道を左折、左折、左折したら、カタツムリの殻のように行き詰まるところまで行ってやっと着きました。看板に進出しているワイヤープランツがすごかった。
 これ、全部ワイヤープランツですよ。
 
 
 着いたら臨時駐車場までいっぱいで、かろうじて自分の車だけ停めることができました。後からくる娘はどこへ停めたらいいかしら。車の誘導をしていたおじいさん?(私くらいかな)に聞いたらもう一か所あるということなので安心して中に入りました。上り口で先生がお迎えしてくださいました。
 

 こぢんまりとしたアットホームな雰囲気のギャラリーでした。向こうの机には坂山先生の功績を記した読み物類。もちろん医学雑誌に載った立派な論論文もありました。
 こんなに忙しいのに患者さんとの交流も大切にしてらっしゃいます。だからこの日も予想を上回る来場者で、用意した椅子もスリッパも足りない状態でした。日々どんな時間の使い方をしてるんでしょうねえ。

 先生の作風は年々違っています。 2年前に三浦美術館で拝見したのは人物ばかりでした。それも何かに打ち込む人の心を写し取りたいと言わんばかりの激しい作品が多かったのです。

 
 色は赤か紺の一色刷り。ずっと前は鮮やかな色合いの多色刷りでしたね。
 
 正面に飾られていたのはち密な彫の松山城です。これは人物よりもう少し前の作品。
 レプリカを買ってきました。
 


 隣のスペースにはピアノがありました。ここがステージなのね。
 ピアノの上にかかっている版画が今年の作品らしいです。だいぶシンプルな作品でした。
 
 
 わたしは前から2番目に座っていたのですが、斎藤さんとの距離は2mほど。ちかい!
 
 歌われたのはクラシックではなくて

1 ムーンリバー 映画「ティファニーで朝食を」のなかでオードリーヘップバーンが歌っていましたね。日本語訳の朗読とともにスタート。夢を追い続けるという意味かなあ。  
2 イエスタデイ ビートルズのポールマッカートニーの作った有名な曲。彼が14歳の時にお母さんと死別した体験が下敷きになっているそうです。
3 マイウエイ 誰もが歌っている有名な曲ですが、斎藤さんによると若いときと歳をとってからとでは受け止める意味が違うと言っていました。
 
 間近で聞く情感たっぷりの歌声と、間奏のピアノソロ、娘が言うには涙を流している人もいたとか。
 しかし、オペラ歌手としての本領発揮はアンコールにありました。クラシックを歌ってほしいという聴衆のリクエストに応えて「魔王を」お!シューベルトか? ちょっと期待したけど、でもそれは伴奏が縦型ピアノでは難しいということでカンツォーネに落ち着きました。それも2曲も。何とか(曲名わからず)と「オーソレミオ」 朗々とバリトンで歌い上げるカンツオーネは迫力満点。圧巻の歌声でした。
 
 演奏が終わるとなんだか知らない人の間に一体感が生まれてきたような気がしました。見ず知らずの人に写真を撮ってもらったり、感想を述べあったり。私も二人のご高齢の女性に話しかけられました。(わたしよりもずっと年配のようでしたけど)電車に乗って、駅から歩いてきたんですって。病院ではがきを見てなんだかわからないままに来たんだとか。相変わらず患者さんに慕われているのだなあと思いました。
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椿さん

2025-02-10 01:11:09 | お出かけ
 松山市にある椿神社  
 正式には伊予豆比古命神社と言いますがその神社の祭典を、伊予人は親しみを込めて椿さんあるいはお椿さんと言っています。この祭りは毎年旧暦の1月7,8,9日に行われますが、今年は2月3日の立春に近く3日間とも平日という年回り。
 大変な混雑なので今までわざわざ行くことはありませんでしたが、ちょうど松山市に出かける日だったので帰りに寄ってみることにしました。平日だしいつもよりは人も少ないでしょう。ただ、問題は駐車場です。
 伊予豆比古命は縁結びの神様、商売の神様といわれ義妹は毎年必ずお参りに行っているようです。そこで駐車場はどうしているかと聞いてみたら、「一緒に行こうかな」という返事。それは願ったりかなったり。待ち合わせ場所で待っていたら弟もくっついてきた(笑)3人になると漫才みたいな珍道中になるのです。
 
 毎年停めているという場所に車を停め約1キロの参道を歩きます。
 私が椿祭りに来るのは実に50年ぶり。ずいぶん様変わりした様子を楽しみながら歩きました。
 
 
 まず、人が少ない。
 50年前は満員電車の中のように人がびっしりで、手を放してもバッグが地面に落ちないほどでした。1時間歩いても10メートルほどしか進まず本殿にたどりつくのに2時間も3時間もかかったのです。その記憶があるのでわざわざお参りに出かける気にもならなかったのですが、この日は両側に並ぶ露店も眺めながら歩くことができました。
 
 露店の種類も様変わりしていました。福岡の明太子、大分のはしまき、長崎のベビーカステラ・・・県外からの露天商が結構いました。びっくりしたのはトルコのケバブまで売っていたこと。しかも2軒も。売っている人は外国人の風貌でした。
 その中で変わらないのは

 
 椿さん名物「おたやんあめ」金太郎あめのように切っても切ってもお多福の顔がでてくる飴です。この店は2軒しかありませんでした。しかも短く切った飴が多かったです。わたしは孫たちに見せるために長いのを買いました。ところが持って帰る途中ちょっと車にぶつけたら割れてしまったのです。こんなにもろいものだったかなあ、割るのにもっと苦労したような記憶があるのですけど。
 
 
 本殿に近づくと、ちょうちんで飾られた鳥居がありました。
 
 
 これも昔と変わらない縁起物を売るお店。
 
 
 お参り上級者の義妹について本殿脇の階段を登っていきました。

 
 左に見えるのが奏者社。
 えーと、義妹に説明されてもよくわからなかったけど、神社のホームページによると
 伊予豆比古命と伊予豆比売命を乗せた船を、神社左の船山にともづなを引いてお迎えした神様を祀っているそうです。故事に倣いお取次ぎの神様として本殿参拝の前にお参りするのだそうです。
 けれど、本殿を参拝してからこちらへ下りてくる人の方が多くて、正面からはよく見えませんでした。
 
 本殿には3か所の遥拝所が設けられていて、警備の人が中央に固まらないようにとマイクで誘導していました。昔は一か所だったかな?記憶があいまいです。とにかく人が多くて拝んでいると後ろの人が投げたお賽銭が襟元に入るのだとか、そんな話もあるくらいでした。が、この日そんな混雑は全くなくお参りを済ませて本殿の回廊へ。
 
 左の壁には、地元の高校生が奉納した干支の絵がずらっと飾られていました。

 
 右側はたくさんの燈篭、ちょうちん。夜はきれいでしょうね。
 ここでおみくじを買いました。 なんと、大吉。私大吉を引いたことってめったにありません。今年はよいことがあるかな?

 
 これは多分お多福の絵馬

 
 本殿右わきに出て来て下を見たところ。
 昔の記憶に残っている人出と比べると信じられないくらい人が少なくて寂しいくらいでした。
 



 おみくじを結ぶところがありましたが、義妹は一年間持っていて翌年ここへ結ぶのだそう、そういえば去年のおみくじらしい色の違うのが結んでありました。なので私も参拝の先輩に倣って持っていることにしました。
 
 わらで作った宝船かな?これ、多分手作りです。昔大きいのは1万円を超えると言っていましたが、今は?

 
 お参りを済ませて、楼門脇のお店で椿饅頭を買いました。
 
 タルトで有名な一六本舗が、椿祭り限定で売っているのだそうです。とにかく買い物も先輩に倣って・・・
 
 




 
 桜餅と同じ道明寺粉を使ったお餅でした。下に椿の葉が敷いてあります。要するに葉っぱを変えただけの桜餅。見た目には椿よりもおっ〇いに見えましたけど。味はもちろんおいしいです。
 露店の間に広々とテントを張った野外食堂のようなところがあって、うどんとか焼き牡蠣とかおでんとかを食べられるようになっていました。こういう所、一人だと絶対入らないと思うけど3人だと「面白そうだな」となるのです。三津浜焼を食べることにしました。私が帰りを急いでいたからでもあります。目の前で次々と焼けるのをぱっぱっと皿に入れてくれました。大きさがずいぶん違っていたんです。そんなこと気にしてはいられないくらい忙しそうでした。
 
 お皿が汚れているのはそのぱっぱっぱのせいですからね。弟に上げたのは全体がお皿からはみ出していました。中にキャベツがたっぷり入っていました。キャベツ高いのにねえ。広島焼とは焼き方と具材が違うそうですが、ふつうにおいしいお好み焼きでした。
 
 
 
 
 テントを出たころから大風が吹き出しました。お土産にチョコバナナを買っていたら突風が吹いて小さなテントは吹き飛ばされそうでした。慌ててテントの柱を捉まえましたけど、ほかのテントも張り紙が吹き飛ばされ、商売どころではない状況になってしまいました。 
 
 
 椿さんの頃はもっとも寒くそれが過ぎると春が来るとの言い伝え通り、椿さんの期間中、今冬最大の寒波が来るということで、愛媛県にさえ大雪注意報が発令されるような天候の日でした。人出は少ないし(売り上げも少ない)寒いし、風でテントは吹き飛ばされそうになるし、露天商の皆さんには何ともお気の毒な日ではありました。
 
 寒さで震えた私たち、やっぱりコーヒーも飲みたいねえというわけで参道のそばにあるカフェに入りました。なんだか厨房が忙しいらしくコーヒーがでてくるまでなかなか時間がかかりました。が、その間、久しぶりの3人でおしゃべりができて楽しかったです。私が早く帰らなけらばならないのでゆっくりできなかったのが残念でした。
 
 
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野菜が高くて

2025-02-07 00:39:11 | 野菜・果物・料理など
 我が家に届いた郵便を見て思わず笑っちゃいました。
 
 
 7枚の切手  使い道のない切手をありったけ貼ったんですね。
 で、中身も値上げのお知らせでした。はあ~



 今日のニュースで言っていましたが、物価の上昇率は3.2パーセントで給与の値上がり率より大きいそう。実際は生活は苦しくなっているということですよね。その物価の上昇率に野菜の値上がりは入っているのか? だって、私の感覚では野菜の値段は1,5倍からものによっては3倍くらいも高いのです。この田舎でですよ。
 
 イチゴだって大きくてきれいなものは800円もします。これは特価で498円だったので買ってみました。
 
 
 この冬初めて買ったイチゴです。小粒なので味がどうかなと思いましたが、予想に反しておいしかったのでまあよかったとしましょう。そもそも500円近いイチゴなんて今まで買ったことありません。去年までだと、398円か~まあやめとこうか、となります。298円だと買います。ジャムにするのは198円になってから。今年は500円でも仕方がないか、と思ってしまうから慣れというのは怖い。
 キャベツは産直市でも500円が当たり前になっています。白菜は4分のⅠが100円。
 そんな折、友人がキャベツと高菜を持ってきてくれました。去年の秋には白菜を。
 ほんと、助かります。しかもさっき採ったばかりの新鮮そのものの野菜です。
 
 「私をほめてやって、えらいだろ?この暑さの中でこんなりっぱな白菜ができたんよ。」と友人
 
 うん、えらいえらい。 彼女は野菜作り名人です。
 
 

  先日もらったキャベツの、このぱりぱりした葉
 


 高菜は葉の部分をゆがきました。鍋いっぱいあったんです。
 
 
 少し水に晒してあくをとってから削りがつおと一緒に少量の油で炒めて醤油、味醂、砂糖で味付け。削りがつおがなければ顆粒のアゴ出しを入れます。(水から取っただし汁を入れると汁気が多すぎるので)あればチリメンジャコも。これ大好きなんです。今回はあまりにもたくさんだったので3回に分けて食べました。2回目はちくわを入れて、3回目は巣篭り卵にして。)
 
 芯の部分は刻んで浅漬けにしました。
 
 
 高菜漬けって葉っぱをおにぎりに巻いても美味しいけど、丸ままだと漬けるのは容器もいるし、重しもいるし日数もかかります。歳をとってからの漬物はもっぱら刻んで袋に入れて密封して、一晩おいて食べるーそればかりです。
 
 そしてまあまあ安く手に入れたブロッコリーを湯がいたあと、ふと思いました。このゆで汁、栄養がたっぷり溶けているんだから捨てなくてもいいのではないか。
 そこで思い出したのが、昔から読んだ大橋鎭子さんのエッセイです。その辺にある野菜くずやら切れ端やらを全部煮込んでスープにするというもの。いつのまにか作らなくなったけどまたやってみよう。
 そこでゆがいたブロッコリーの芯の特に硬そうなところや、キャベツの芯や、外側の硬い葉、使いかけのニンジンに、葉の伸びてきた大根の葉っぱだけ、少しだけ残っていたシイタケ、芽の出かけたさつまいも(流石に芽は入れない)などを鍋に入れ、それにかぶるくらいの水を入れてストーブの上に置きました。
 そばで革をいじっている間そのままにしておいたら、芯もとろとろになりました。
 以下、とっても食欲の湧きそうな画像ではありませんがお許しを。
 
 たくさんあったので二つに分けてコンソメスープの素と、冷凍トマトを投入
 
 
 冷凍トマトは水にくぐらすと皮が剥けます。皮はそのまま食べてもいいんですけどね。芯を取らずに冷凍したのは失敗だったかも。トマトがとろけてもヘタが残ってしまいました。これも食べられるっちゃ食べられるんだけど、わたしは取り除いておきました。
 塩胡椒で味つけして、無塩せきのソーセージを入れたら出来上がり。野菜が予想以上に甘くておいしかったです。
 次の日はご飯を入れて溶けるチーズをかけてオーブンで焼いてー
 
 完食です。
 
 残り半分は、アゴだしを入れてカットわかめと松山揚げ(薄い乾燥した油揚げのようなもの)と味噌を入れて一煮立ち。具沢山の味噌汁の出来上がり。
 
 
 
 ちなみにわたし大根は入れません。大根をゆがいた時の匂いって? 苦手
 
 だから冷蔵庫で萎びかけていた大根は小さく切って一日乾かし、はりはり漬けにしました。この大根、麹漬けにしても美味しい。たくあんを漬けるのは力仕事だけど、これなら楽ちん、かつ食べ切れるので味が悪くなることもありません。
 
 


 大根の色が微妙に違うのは、中が紫とか、緑とかいろいろな種類のを使っているから。サラダにして食べたんですけど、この寒さでは生野菜を食べる気がしなくてねえ。少し使っただけで残してしまいました。
 どれもおいしい野菜たち。決め手は新鮮さなんでしょうか。先日あるところで食べたキャベツはちょっと苦みがありました。キャベツって火を通すと苦くなるのがあるんですよね。
 
 と、日々節約、節約。
 ちょっと違うか? 節約というなら自分で野菜を育てろよ、ってことですね。
 偉そうに言えばフードロスの回避、 エコな食生活。 
 そうそう、ゴミの削減だわ。
 
 付け加えると
 わたし。以下のことには気を付けています。 
✕ ほうれん草のゆで汁は使わない。シュウ酸が含まれています。
✕ 高菜のゆで汁は使わない。あく抜きのゆで汁ですから。色からして毒々しくて使う気にはならないと思います。
✕ ジャガイモの緑がかった皮と芽の部分は使わない。えぐみがあるし、ソラニンという有毒物質が含まれています。
 
 
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立春のころ

2025-02-02 10:50:36 | いろいろ
 毎週大寒波が来るとの予報でした。毎回毎回、最強の寒波と言われ、確かに徐々に寒さは厳しくなっていました。大寒ですものね。
 先週は今年2回目の雪が降りました。ちょうど松山市へ出かける日、前日から明日は高速道路が通行止めになるかも、と報じられていましたので、休む気満々でいたのですが、家の周辺に雪はなく山のふもとの高速道路にも車が走っていました。そうか、高速が大丈夫なら国道はなおさら大丈夫よね、と、ちょっとだけ気乗りせずに出かけました。
 確かに今年一番の寒波だったかもしれません。道端には泥で汚れた雪が固まっており、国道へ通じる細いわき道は雪が積もっていました。こりゃ、山間の集落の人は国道へ出るまでが大変だわ、と思いながら行きました。 桜三里の高い地点では集落が一面雪に覆われて、トンネルを過ぎてもまだ銀世界でした。
 休憩のため立ち寄った重信川の河川敷で
 
 早くも誰かがきて遊んだ様子。

 南の山は雪模様。白く広がっているのは上林地区かしら。


 雲のなかに石鎚山?
 
 伊予富士かなあ? 子どものころから見慣れた山なのですが、どうも山と位置と名前とが一致しません。小学生のころ、図工の時間と言えば写生、写生と言えばこの山と手前の藁ぐろ、というのが定番でした。

 
 桜三里の道端の雪は融けておらず、ちょっと車を停めて写真を撮りたいと思っても雪の広場へ車を突っ込む勇気もなく(若いときなら平気でしたけど)雪景色の写真はあきらめました。
 
 翌日、今度は西条市側からの雪山です。
 

 多分雲の向こうに石鎚山があると思うんだけど・・・
 車から降りるのも面倒で、運転席から撮りました。
 
 南の山に白い広場のようなものが広がっていますが、多分木を伐採した跡です。もうだいぶ前から雪が消えていません。
 
 小さな川の土手を走っていたら、スズメの群れ



 見えないけれどいっぱいいるんですよ。こんなアスファルトの隙間の草の実を食べているなんて。今年は餌が少ないのでしょうか。
 
 
 そういえば今年はメジロが多いような気がします。平地にメジロが多いのは山に餌がないとき、と、聞いたことがあります。運動公園のサザンカの木にメジロがきていました。本当に間近で姿を見ることができたのですが撮影に失敗。
 
 
 チャンスだったのに~
 
 サザンカはどこでもにぎやかに咲いています。
 
 
 
 
 
 ツバキはまだ。ウメは?ちょっと見に行く暇がありません。ロウバイは真っ盛り。もしくは終盤かな?
 
 我が家のロウバイはバッサリと切られ、根っこまでユンボで引き抜かれました(怒)ここまでは切らないということだったのに。夫は機械を使いだしたら歯止めが効かない。
 庭の瓶にさした枝に花が咲きました。ほんの少しの花なのにあたりには良い香りが漂っています。けなげです(涙)
 


 
 トラオに手伝ってもらって引き抜かれた木々の移植を試みました。ニオイバンマツリ、コデマリ、サラサウツギ、ノボタン、シロシキブ・・・どれだけ活き着いてくれるかしら。
 
 最後に「ヤマタノオロチがあるのよ。」と見せたら
 トラオ「うへ~」
 
 とぐろを巻いたヘビでしょ? なぜ根元がこんなになったのか訳が分かりませんけど。
 
 週末は雨というので干してあった餅を取り込みました。
 
 これ鏡餅なんですが、ひびが入るたびに細かく割っていきここまで小さくなりました。まだ塊があるのでもう少し干さないといけません。これをどうするかというとオーブンで焼いてあられにして食べます。
 子どもの頃は小正月にも餅をついて、それは丸めずに平たく伸ばして乾かし、包丁でさいの目に切ってさらに乾かし、自分の家であられを作っていました。寒のこの時期はカビも生えずあられ作りには都合がよかったんですね。
 鏡餅と小さなお祝い餅(水神様、荒神様、などに飾ったもの)は表面が乾きすぎて煮ても焼いても食えぬ状態なのですが、乾燥すると食べられることに気が付いてからはずっとあられにして食べています。暖かくなったらこのまま冷蔵庫に入れて冷蔵庫で乾燥させると一年は持つのです。
 孫たちは油で揚げたのが好きですが、オーブンの方がもっと手軽。トレーに直接広げる方が早く焼けます。
 
 でも、大きさがバラバラなので油断すると
 
 
  焦げました。
  
 
 今日は節分、そして2月4日つまり立春の翌日から椿祭りが始まります。立春と椿祭りがこんなに接近している歳は珍しいんじゃないかしら。伊予路に春を呼ぶと言われている椿祭り、そのころは寒いというのが定説でして、その通りの寒さでした。椿さんが来れば春はすぐそこ。しかし、去年のように夏が早く来て遅くまで夏という異常な気候にならないようにと願うばかりです。
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