ニワトリ小屋にもたまごどろぼうがもいました。前々から時々、たまごが割れて殻だけになっていることがあるのです。犯人はもちろんニワトリに決まっています。殻が柔らかく割れやすいのがあって、割れるとすぐ中身を食べてしまうニワトリがいるのです。では、なぜ殻の柔らかいたまごは割れるのか、その原因がわかりました。原因は、ニワトリがタマゴを産む姿勢にありました。ニワトリはタマゴを産むとき地面にうずくまって産むのではなく、中腰で産み落とすのです。それもかなりの長い時間いきんだ末に。うちのニワトリはみんな狭い箱の中に入ってタマゴを産みます。たまごが箱に落ちたとたん、ゴトッと音がしました。拾い上げてみると、箱に当たった部分にひびが入っていました。箱の中にわらをしきつめてやり、たまごは割れなくなりました。それでたまごどろぼうもいなくなりました。
ところで今日、再びタマゴを産む瞬間を目撃しました。決定的瞬間をカメラに納めるチャンスです。わたしは、カメラの焦点を合わせてじっと待つことにしました。1羽のニワトリが、ちょうどこちらにお尻を向けてすわっています。下にいるのは、向こうにお尻を向けて産もうとしているニワトリです。狭い箱の中で上に乗っかかられて苦しそうです。ただでさえ、タマゴを産むのは簡単ではありません。時間を計ったことはないのですが10分以上は座っていきんでいるようです。今までニワトリは簡単にタマゴを産むと思っていたのですが、その姿を見るとなんだかたまごを食べるのが申し訳なくなってきます。ニワトリは毎日産みの苦しみを味わっているのですから。
いよいよ産まれるころになると中腰になっていきみだします。下のニワトリは首の所を力いっぱい踏んづけられて、失神するのではないかと思えるほどです。それでもわたしは汗をぽたぽた落としながらカメラを構えています。カメラは1分たつと節電のため自動的に切れてしまうので、そのつど電源を入れ直し、3回もそれを繰り返しました。もうすぐだーと思ったらまた、液晶画面が真っ暗に。「もうー、またあ。」と思った瞬間、「ああー!」ニワトリのおしりからたまごがするりとすべり落ち・・・。
この写真は、たまごを産む前に撮ったもの。たまごが写っていますが、別のニワトリが産んでいたものです。
当ののニワトリは「コケーッコッコッコ、コケーッコッコッコ」と高らかに叫んで急いでえさを食べに行きました。毎日毎日苦しんで産んでいるはずなのに、なんだか誇らしげな元気な声でした。
ところで今日、再びタマゴを産む瞬間を目撃しました。決定的瞬間をカメラに納めるチャンスです。わたしは、カメラの焦点を合わせてじっと待つことにしました。1羽のニワトリが、ちょうどこちらにお尻を向けてすわっています。下にいるのは、向こうにお尻を向けて産もうとしているニワトリです。狭い箱の中で上に乗っかかられて苦しそうです。ただでさえ、タマゴを産むのは簡単ではありません。時間を計ったことはないのですが10分以上は座っていきんでいるようです。今までニワトリは簡単にタマゴを産むと思っていたのですが、その姿を見るとなんだかたまごを食べるのが申し訳なくなってきます。ニワトリは毎日産みの苦しみを味わっているのですから。
いよいよ産まれるころになると中腰になっていきみだします。下のニワトリは首の所を力いっぱい踏んづけられて、失神するのではないかと思えるほどです。それでもわたしは汗をぽたぽた落としながらカメラを構えています。カメラは1分たつと節電のため自動的に切れてしまうので、そのつど電源を入れ直し、3回もそれを繰り返しました。もうすぐだーと思ったらまた、液晶画面が真っ暗に。「もうー、またあ。」と思った瞬間、「ああー!」ニワトリのおしりからたまごがするりとすべり落ち・・・。
この写真は、たまごを産む前に撮ったもの。たまごが写っていますが、別のニワトリが産んでいたものです。
当ののニワトリは「コケーッコッコッコ、コケーッコッコッコ」と高らかに叫んで急いでえさを食べに行きました。毎日毎日苦しんで産んでいるはずなのに、なんだか誇らしげな元気な声でした。