この前めちゃくちゃすっぱかったキーウイですが、ようやく食べ頃になってきました。 とはいうものの、 ちょっと油断するとこんなになってしまいます。
下の方に丸く変色した部分があるでしょう? これは腐りかけているのです。 このようにいたんだ場所がひとつもなく、しかも柔らかくなって酸味も抜けているのを探すのはなかなか難しいです。
触ったとき、カンカンに固いのではなく、なんとなくほわっとした柔らかさが伝わってくるような、そんな感じでしょうか。 はっきりと柔らかいのは、多分そこが腐りかけています。
このキーウイを初めて食べたのは、もう30年以上も前のことです。 同じ職場の先輩教師が、近所の農家でやっと実がなったのをもらったと、持ってきてくれたのです。
「名前はなんとか言うたんじゃけど・・・・。まだどこにも植えてない珍しいもんじゃと。」
そう、この辺りのキーウィ栽培は30年以上の歴史があるのです。
初めて食べたそのキーウイは、柔らかかったです。そして食べたところ、なんとも奇妙な、甘いんだけど変な味で、あまり匂いもなく・・・・・ こんなのが売れるのかなあと、口には出しませんでしたが、みんな同じ思いだったのではないでしょうか。
そう、今思えば、そのキーウィは半分腐りかけていたのです。 見たこともなく聞いたこともない、食べ頃がいつかも分からない、初めてのキーウィの思い出です。
この前は、すっぱくてしかもカラメルソース味になってしまったキーウイジャム。 今度こそはおいしいジャムをー。 熟れて酸味の抜けたキーウィでリベンジしました。 少々の変色したのはそこだけ切り捨てて使います。 せっかく甘くなっているのですから、全部捨てるのはもったいないです。
まずは黄色いゴールドキーウィで。 今回はだいたいの分量を書いておきます。
小さいので7個使いました。
耐熱ガラスのボールに丸ごと入れてラップをし、レンジで7分加熱します。 今回は用心して時間を大幅に短くしました。
が、
ああ~、汁がこぼれちゃった。 もったいない。 種がボールの上の縁までへばりついていました。
ボールは大のほうが良さそうです。
つぶして砂糖を加えます。 スプーンで簡単につぶれます。 砂糖は100グラム入れました。
もう一度ラップをして、8分加熱。
ああ~、またこぼれてしまいました。
それでもまだ水っぽかったので、さらに5分加熱しました。 水分がこぼれてちょうどよい具合にできあがりました。
次に、グリーンのキーウィで作ります。
こちらは実が大きいので5個で。 多分黄色いのと同じくらいの量になるはずです。 ボールも大きいのに変えました。 後は同じように7分加熱。 実をつぶす前に、出てきた汁をコップにとっておきました。 これはおいしいキーウイジュースになるかもしれません。
砂糖も同じ100グラム。 でも、こちらはちょっとすっぱかったので、少し量を増やしました。 グリーンの方が酸味が強いですね。
後は同じです。
沸騰したお湯で消毒した瓶に詰めてできあがり。
食べ比べてみましたが・・・・・・・
わたしは黄色い方が好きかなあ。 香りがいいです。 そして酸味がまろやか。
ヨーグルトにかけて食べるため、今ヨーグルトを作成中。 考えてみれば、ヨーグルトで食べるんだったら水分多めのキーウィソースでよかったんですね。
そのコップにとっておいたジュースは、まだ写真も撮らないうちに、試飲もしないうちに捨てられてしまいました 。 なんか、そのコップを使いたかったようで。