あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

地中の花

2012-11-02 22:19:42 | 植物
 地中の花ーなんだかミステリアスでロマンチック。ファンタジー小説みたいだけどそうではありません。
 現実に、土の中に咲く花があるのです。それがこれ。



 こんなのが花と言えるのかどうか。
 でも、ちゃんと種ができていますから、花なんでしょうね。しかも、ちゃんと黒くなって熟しているようなのです。調べてみると、閉鎖花というそうで、7中にちゃんと花びらもおしべもめしべもあるんですって。自家受粉するそうです。



 この植物は、もちろん地上にも花を咲かせます。



 マルバツユクサです。昔からあるツユクサに比べると花の色が薄く、葉っぱが丸く周囲が波打っています。なにしろ辺り一面に広がっていますから、花がが一斉に咲くと、星をちりばめたようになります。



  これがうちの畑にあるのに気づいたのは、4,5年前だったと思います。そのときはちょっとしかなかったのに、今では辺り一面ツユクサだらけ。もちろん、毎年引き抜いて退治していたのですけれど。地上にも地中にも種を作ったら、はびこるのはあたりまえですね。
 ただ、この草は茎を何本も長く伸ばして広がりますが、根っこは丈夫ではなくてすぐに引き抜くことができます。一本抜くとその辺がすっきりするので、草取りという面では楽で私は好きです。

 こちらは、なじみ深いツユクサ。




 木の陰にひっそりとさいていました。考えてみると、ここまで澄み切った青い花ってあまりないように思います。
 これも雑草で邪魔者なのですが、マルバツユクサの勢いに比べるとなんだか慎み深かそうで、守ってやりたいような気がしてくるから不思議です。
 でも、ツユクサって除草剤がききにくく、なかなかのしたたか者だそう。清楚な姿に惑わされてはいけません。


 
コメント (8)
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