あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

リベンジ演奏会

2016-08-09 01:35:22 | 少年少女合唱団
 8月7日、西条市丹原文化会館の駐車場にバスがずらりと並びました。何のためか。それは・・・



 2年前、ここで開くはずだった愛媛県少年少女合唱連盟演奏会が台風で中止になり、幻の大会となったため、今年再びこの会館で開くことになったからです。



 連盟に参加している団体は全部で11団体。毎年8月に全団体が集まって演奏会を開き、そのお世話は各団持ち回りです。今年はわたしたちがお世話します。会館の借り上げから各機関への後援申請、会場準備、当日の運営すべてを任されています。

 前日までに準備はばっちり。今度こそ台風が来ませんように、そう念じ続けてきましたけど、思いが強すぎたかしら。連日の猛暑で雨が一滴も降っていません。霧みたいなのが2,3粒舞ったことはありましたが、地面にまで届かなかったと思う・・・

 朝、会場に来てステージの点検。
 うわ~ん、お花がぐだぐだだあ。花を活けたのはわたしです。


 言い訳をしておきます。
 昨日はもう少しバランスよく花を配置してたんですよ。原因は給水スポンジ。経費節約のために安物を買ってきたら、花の重さをスポンジが支えきれなかったようです。給水したときあまりにも柔らかくてグジャグジャするので一抹の不安はあったのですが・・・おまけにシマトネリコの実が水揚げしなくてひからびてるし。パンパスグラスは期待に反して広がらず。

 下のプランターは、各団のプラカードを挿す場所です。アイビーを壺にくるくると巻き付けて隠しています。

 子どもたちが他の合唱団に先駆けてリハーサルをするために集まってきました。
あら~少ないこと。



 広いステージに立つとあまりにもさびしさが目立ちます。台風は来ませんでしたが、スケジュール的に今日はあまりよい日ではなかったようです。避けたつもりの吹奏楽コンクールとぶつかってしまいました。結果、どこの団も中高生が参加できなくなりました。おまけに今治は夏祭りだし、うちは学校行事と重なって、しかもよい日だったらしく結婚式まで重なって、出演者が少ないからと欠席する団まででました。

 子どもが少ないということは、運営に関わる保護者も少ないということ。市内の大人の合唱団の方にも声をかけてなんとか必要なスタッフがそろいました。なあに、少数精鋭で乗り越えますとも。

 到着順にリハーサルをして、最後に全体合唱のリハーサルをしたら、もうお客さんが入ってくる時間です。12時30分、ぎりぎりまでリハーサルは続きました。



 さて、本番

 と、ここで私、不覚にもカメラが水に浸かってしまいました。あわててふきとって調べてみたのですが、多分大丈夫。
ところが、レンズの中にも水が入ったらしくて、レンズのふたが閉まる度に水滴が・・・・そしてなんだか曇ったような気がします。しかたがない、後で加工する手間が省けたと思うことにしました。

 子どもの歌声はピュアで癒やされますね。

 ほかの行事と重なった影響は、かなり大きかったようです。全体的に出演者は少なめ、うちのように10人台でがんばっている団も2,3ありました。よかった、仲間がいて。


 
 ここのホールは非常に響きがよく、演奏家たちにも評判がいいのです。おかげで、人数が少なくても声が大きく上手に聞こえます。こけら落としはこの間なくなった中村紘子さんのピアノリサイタルでした。
 
 ちょっとしたパフォーマンスを取り入れている団はけっこうたくさん。


 鉄道唱歌の替え歌を歌ってくれました。駅名が、伊予鉄横河原線の駅名になっていて、2番は予讃線でした。とても楽しい演奏でした。


 ベテラン団員ーといっても中高生ですがー4人だけでの重唱。


 ゲストには右手指に障がいのあるピアニスト吉井章浩さんをお迎えしました。(写真はありません)
 国連に招かれてニューヨークのカーネギーホールでも演奏したことのあるすばらしい方。わたしは舞台袖で聞いていましたが、客席がしーんとなって演奏に聴き入っている様子が伝わってきました。「ノクターン」「レットイットゴー」「テンペスト」子どもたちにもなじみのある、しかし、難しい曲を見事に弾きこなされました。それを聴きながら、音楽を楽しむことはだれにもできる、そして努力の積み重ねこそが困難を乗り越えるみちである、そう強く思いました。

 最後は全員で「ありがとうの花」を歌いました。各団から2名ずつステージに上がって、花を持って歌います。「花を持って歌いたい」と控えめに言ってきたのはうちの合唱団の最上級生Iちゃん。自分なりによりよいステージにしようと考えていてくれたのがうれしくて、急きょ造花を用意しました。



 300人近い団員たちが会場いっぱいに歌声を響かせて、とても感動的なフィナーレでした。

 歌声でお見送りです。



 皆さん、にこやかに帰って行かれました。案内係のお母さんたちがバスがでるまでお見送りをしてくれて、最後に全員で記念撮影をして解散しました。

 一息つく間もなく後片付け。6時にはきれいにして会館を出なくてはなりません。長い間準備に時間をかけてきました。でも、終わるのはあっという間でしたね。
スタッフの皆さんや、会館の職員の皆さんのおかげで、大きなミスも混乱もなく、とてもいい会でした。

 

 
コメント (4)
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