散歩途中のポチ

何を探しているのでしょう。

ポチがクンクンするときはいろいろあって、ときには何かの骨だったりするのですがー
(荒れ地の中には小動物の死骸なども普通に落ちているんです)
ここでポチが探しているのは、これ

落ちているキーゥイです。
ついこの間までは木に残されていた実があって、このところ毎日のように剪定に来ていたオーナーさんによって全部下に落とされました。そしたらポチが必ずここで道草を食うようになりました。
食べるのは、草ではなくて
キーゥイ
丸呑みです。


ただ、キーゥイならどれでもいいわけではないらしく、たくさんあっても食べないのもあります。
ポチは干からびたキュウリも好きで、夏の散歩ではうちのキュウリが下に落ちてからからに干からびたのを持って帰ったりしていました。ポチだけではなく、我が家で飼っていた犬はほとんどがキュウリが好きだったのです。それも黄色を通り越して茶色くからからに乾いたキュウリだけを選んでしました。
でも、キーウィが好きだとは知らなかった。去年はこんなことなかったような?
落ちてなかったのかな?
試しにひとつ拾って帰りました。

腐らずにしわしわになっています。
切ってみると


半分は凍みたような感じ。 食べるには問題なさそうなのでかじってみました。ちょっと酸っぱいけど甘みもあって人間も食べられそうでした。
さて、コンテナいっぱいあったうちのキーウィも、方々へ上げたり、ジャムにしたりして、残りはこれだけになりました。
秋にはたまに腐ったりもしましたが、今はだんだんとしわになってくるだけです。

困ったことに、孫たちが、舌がピリピリするとかで生では食べてくれなくて、最後のキーウィはまたジャムにすることにしました。
昔ジャムを作ったとき、あまりにも酸っぱくて、砂糖を入れても入れてもおいしくならなかったことがありました。その後も何回か挑戦はしたのですが、どうも酸味が強くて苦手でした。
が、
いろいろなジャムやマーマレードを作るうちに私も少し賢くなりまして

当たり前のことですが、材料のキーウィは生で食べてもおいしいものを使うと酸味が少なくておいしい。最初に作ったときは、追熟もしないで硬いキーウィを使ったのでどうしようもなく酸っぱかったのです。
今度のキーウィはすべて追熟させました。といっても袋に入れたまま放置していただけですけど。
柔らかくなったら、生で食べてもおいしいものはそのまま食べて、ちょっと酸味の強いのを切って火にかけました。そして、一度茹でこぼしました。
そう、しょうがの佃煮も、梅のジャムも、ゆずのマーマレードも、ピリピリしたら茹でこぼして新しい水で煮るーだったらキーウィも一度汁を捨てちゃえ、というわけです。そうすると、香りは少々抜けますが味がまろやかになります。1回でダメだったら2回、3回と、自分の気に入る味になるまで繰り返すだけです。
粒が残るくらいのほうが私は好きなのであまりつぶしません。種も取りません。いたってざっとした作り方です。

見た目にもあまりおいしそうではないのですが、実際はおいしかったです。 弟宅へ持っていったのは、1日で完食したそうです。