娘が
「あの柿、もうない?」と聞いてきました。さすがにもうないよ、いつごろみんなに配ったんだろ。確かコロナから回復して、出歩けるようになってからだから、クリスマス前でした。
「ヨウコが気に入ってもっと食べたいと言っている。あちらのおばあちゃんも、おいしかったって。」
たしかに、今年の自家製のサワシガキ(渋抜き)は今まで食べたどの柿よりもおいしかったのです。子どもが喜ぶ柿なんてすごいー(自画自賛)今頃の若い子には、柿は人気がありません。
「クリームチーズをはさんで食べたらおいしいよ。」
ほほう、そんな食べ方もあるのねー。食べ方を工夫して広めたら消費拡大するかなぁ。
柿大好きのわたしは、家のを食べ尽くした後、格安で売られていた柿を買ってきていました。柔らかくなりかけの、いわゆる売れ残り。横野柿の渋抜きです。
これでも食べる?と2、3個渡しておきました。
統計をとった訳ではないけれど、柿ばたけを見続けてきたわたしの印象では、柿栽培は減る一方です。
わたしは生でかじるのが一番と思うけど、新しい食べ方も提案すべきなのかな、とも思います。
夏にひきおがされた柿の木。
心まで寒々となる様相になつてきました。
さらに、今年栽培をやめたらしい畑。
世話をせず何年か経つと、だんだん実がつかなくなるんですよ。
よく手入れされた畑では、木守りの実がこんなになっていました。
捨てられた柿も
おいしいのからつつくようです。
これから冬鳥が群れてくると思います。鳥観察のチャンスではあります。
柿かと思ったら
キカラスウリでした。こういう光景も増えてきましたね。
高級品種に切り替えた所では、大切に手入れされています。
びっくりしたのは
いい加減な雪釣り、と言った所かな?
もちろん雪釣りではありません。何のために?
こんなふうに、竹や棒で枝を支えているのは以前からありました。
よく見ると
棒の先が
Y字になっていました。この部分で枝を支える? 柿の木は折れやすいんですよね。子どもの頃、近所の男の子が枝に縄をつけてターザンごっこをしてていたとき、枝が折れて下の石でしこたまお尻を打ったことを思い出しました。あれは、はためにも痛そうでした。
そうそう、すずなりの木が重みでおれていたこともあつたし。
ああ、こうやつて枝が折れるのを防ぐのか、とこの歳になってわかった次第です。
うちも剪定くらいして、来年も良い実をたくさんつけてもらいましょう。干し柿も食べ頃になつてきました。