あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

アズキが小豆になるまで

2023-03-21 23:50:00 | 野菜・果物・料理など
 お彼岸に間に合いませんでした。落穂拾いならぬさや拾いで集めた小豆。あんこになるまでに至りませんでした。
 はあー
なかなか面倒だったのです。
まださやに入っている小豆



 これをさやが開くまでしっかり乾かして


 手で揉んでさやから外しました。子どものころ祖母がむしろに広げた豆を、打出の小槌のような木槌で叩いていましたっけ。ちなみに弟は機械でやっていました。


 唐箕を使えばゴミを吹き飛ばせるのですが、もちろんそんなものはありませんので、ザルを揺すったり煽ったりしてゴミを浮かせ手で取り除きました。


 それを何回か繰り返した後、次は水に入れます。


 すると、軽いものが浮いてきますので、すくって取り除きます。
 


 未熟な実や虫食いの実、腐った実なども一緒に浮いてきました。さらに塩水につけて軽いのを取り除きます。 
 水洗いしてザルに広げ、かわかします。


 さらに、隙間時間を見つけては、形の悪いもの、萎びたもの、うんと小さいものをコツコツとより出し


 やっとここまで来たのですが、
 見るたびに新しくより出したいのが出てくるんです。キリがない…
 これはどこまで選別したら合格なのか。弟に聞いてみようと思っているうちにお彼岸になってしまいました。
 せっかくこの小豆でぼた餅を作ろうと思ってたのになあ。
 そこで思いついたのが以前炊いて冷凍しておいた小豆を使うこと。弟に貰った1キロの小豆を圧力鍋で一度に煮て、あんこ用、赤飯用に分けて冷凍していました。あんこ用は使ってしまったけど、赤飯用が残っているはず。

 
 なかなか大量の小豆だったんです。
 赤飯用は、ゆで汁ごと2回分残っていました。汁は別鍋に取り分け、小豆だけを潰して砂糖を入れて煮詰めました。
それからこれも冷凍しておいた、ぼた餅用のご飯を解凍し、いつもの3分の2くらいの小さな餅に丸めました。それなのに

 ああ〜
 全然あんこがたりないわー

 それで市販のあんこを買いに行ったのですよ。これぞ泥縄。絵に描いたような、ね。

 わたしのよくやる手です。市販のあんこはわたしには甘すぎるので自分で炊いたあんこと混ぜて使うのです。そのほうが小豆のかおりがいい、甘さ控えめのあんこになります。
というわけで仏様と、家族の全員に行き渡る数のぼた餅ができました。
 
 写真を撮り忘れてまして、あんこが足りなかったまだらのぼた餅しか撮っていません。小皿に並ぶほどの小さなぼた餅です。




 あと、残った煮汁に残った市販のあんこを
溶かしてお汁粉に
しました。娘が言うには、「餅はなくても汁だけでいいから作って」
ですと。


 



コメント (5)
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