久しぶりにウマオとポポー畑に行った日。
そろそろ帰りたくなったウマオに、「これだけね。」と待たせながらネットをかけていたら娘から電話がかかってきました。そろそろ帰ってこい、かな?
ところが
「蚕が産卵してるよ。」「え? すぐ帰る。」
大急ぎで片付けていたらウマオも収穫したポポーを運ぶお手伝いをしてくれました。が、急ぎすぎて扱いがややぞんざいに。 完熟したポポーは皮が柔らかく、自分の重みで皮にネットの跡がつくくらいなのです。ほら、畳に座っていると自分の重みで足に畳の跡が付くでしょ・・・わかる人にはわかる。
でも、この際大目に見ましょう。家に着くなりウマオは玄関に飛び込んで
「もう、産んですんだ?」
「まだ産みよるよ。」
「よかったぁ~」
透き通るような繊細な羽をふるわせて卵を産んでいました。
こんなお顔です。
キッチンペーパーのへこみを利用しているみたいです。
産んだばかりの卵は淡いクリーム色
今卵を産んでいるメスは羽化した雌の4匹目らしいです。
それより先に羽化した雌たちが産んだ卵は色が黒くなっていました。
2匹分の卵
赤い点々は娘が卵をチェックしたサインペンの跡。わざわざ数えたの!? これ全部で1000個近くあるそうです。
別のところではまだまだ産みそうな気配。
この卵全部で2000個以上になりそうだけど、どうする?
とてもとても飼育はできません。シルク博物館に相談してみようということになりました。
そのうち娘は1分ごとに何個産むか数えだしました。データを取っておけば来年理科研究に役立つかもしれないと。それを聞いていたウマオ、
「いやだ、ぼくダム新聞を書くの(怒)」
一番はやっぱりダムだったか・・・・
キッチンペーパーの窪みを利用するなんて!
芸術家肌ですよね~(*‘∀‘)
蚕は、幼き頃田舎で飼っていたのを思い出します。毎回、背籠のなかに、たくさんの新鮮な桑の葉を摘んで、大きな竹ひごの中の蚕に桑をやるのは大変な仕事だったと思います。
ザーッと、まるで潮騒のような音がお蚕部屋から聞こえてきたものでした。
蚕は、すべて繭までしか生きられません。繭は、多分茹でられてしまうからです。幼い頃、蚕を貰ってきて育てたような記憶があります。
普通の蛾になったと思いました。
もう、昔のことで朧ですが。
先日、桑の葉にクワコを見つけました。
兄弟姉妹?らしく2匹いました。
3センチに満たないほどの小さな蛾に育ったところで、夜、放しました。
可愛かったです。でも、これはカイコではありません。桑子で、蚕の原種のようなものです。来年も、桑子に出会ったら、育てたいと思っています。
凄いですね
2000個の卵
そんなに蚕が生まれてきたら大変
でも産み付けられた卵全部が幼虫になるのか
どうなんでしょう
蚕の産卵初めて見ました
繭は見ますが生きた蚕も成虫も見たことが有りません
白い蛾なんですね
ペーパーのくぼみに1個づつ産んでいくんですね~
初めて蚕の産卵見せて頂きました
続き楽しみです
ただ、餌が桑の葉だけで、しかも大食漢ですから相当たくさんの葉っぱがいります。餌を調達できなければ飼育は難しいでしょうね。
次は蚕の飼育記録です。読んでくださるとうれしいです。
特に糸が必要でもなく単なる好奇心で蚕を殺したくはなかったので全部羽化させました。すべて順調に育ったのはさすがです。くわこだとこうはいかなかったのではと思います。それにしても、大食漢だったです。養蚕農家のご苦労がしのばれました。
わたしも本物の蚕を見たのは初めてで興味深かったです。次は成長記録を載せますね。