はや11月後半ですが、10月.11月のまあ、忙しかったこと。行楽の秋、スポーツの秋、芸術の秋…
スポーツといえば、ケイタの運動会でした。みんな一生懸命の姿が可愛い。ケイタは超かわいいー。思えばケイタの幼稚園生活はコロナ禍とともに過ぎていきました。運動会もお遊戯会も両親しか見られず、祖父母が見られた最初で最後の運動会でした。
そして芸術といえば2ヶ月間に出かけて行ったのは
音楽関係5回 美術関係5回 文化祭3回
「今日行く」ところがあるのはいいことだけど、10月1日緊急事態発生。朝、目が覚めると頭がグラグラして起き上がれなかったのです。この日は読売交響楽団のコンサートの日。
グリーグ作曲 ピアノ協奏曲 イ短調
チャイコフスキー作曲 交響曲第4番
指揮 藤岡幸夫 ピアノ 清塚信也
清塚信也さんは、NHKの教育テレビでお馴染み。クラシック音楽をわかりやすく楽しく解説されています。地方で生の演奏が聴けることは滅多にないのです。
そして、演目のグリーグもチャイコフスキーも魅力です。
グリーグといえばペールギュントしか知りませんでしたが、ピアノ協奏曲もあるのね。もう、チケットが手に入った時から相当楽しみにしてたのにこのめまい。諦められません。胃もムカムカするのでとりあえず胃薬を飲んで横になっていたら、何とかおさまってきました。よし!
ほんとうは早く出かけて色々行きたいところもあったんだけど、コンサートだけにして、開場1時間前に着きました。
ところが、駐車場は満車。電車で3駅離れた駐車場に停めて、路面電車に乗りました。
県内で一番広いホールです。それが、全く空席なしの埋まりよう。さすがですねー。始めはお二人のトーク。
清塚さん、のっけから「フライヤーがトーク かっこビアノ演奏つきとなってるんですよー 本業はピアニストなのにー」と、会場を沸かせます。続けて「愛媛といえばこれですかね。」と、さらりと弾いたのが県内最大手のスーパーのテーマソング。もうこれで聴衆をグッとつかみまして、あとのトークは清塚さんの独壇場でした。
藤岡さんは?
初めて知ったのですが、今治市にお身内がおられるとのことで、うかうかしたことは言えない、トークは(清塚さん)任せる、と、寡黙でした。
さて演奏ですが、グリーグの生まれたノルウェーの大自然を連想させる曲なんだと、衣装もそれに寄せたそうです。が、わたしのところからはよく見えず…というのは、2階席だったのです。S席にも関わらず。
そして彼の言うことには、大好きな曲がコマーシャルや、バラエティーに使われるのが嫌なんだそうです。出だしを弾いてくれたので、ああ!と思いました。確かに聞いたことがあります。ペールギュントの「朝」などはしょっちゅう使われていますが、ピアノ協奏曲の方は、後日たまたまつけたテレビの、◯◯少年という番組で使われているのに気づきました。うん、その気持ちわかります。
楽しいおしゃべりの後は、彼の本気の演奏。こんな言い方は良くないけれど、そして当然だけど、別人みたい。壮大なオーケストラと、力強いピアノ。もう、どんなに弾いたらあんなに迫力が出るんだろう…なんて感動しながら聞いていたはずが、
第二楽章あたりから頭の上の方から響いてくるようになって、なんだか天上の音楽を聴いているような気分。
続くチャイコフスキーも…
極上の心地よい時間を過ごしたのは確かです。
長くなりましたのでこの辺でやめます。他のコンサートについては次回に。
おまけ
帰りは、余韻に浸りながら駐車場まで歩きました。向こうを坊ちゃん列車が走っていましたので写真を撮っておきました。
明治時代に活躍した蒸気機関車を再現したディーゼル機関車で観光客に人気でした。たまたま通りかかったので気まぐれに撮っただけですが、よかった、撮っておいて。というのは、この後この電車は当分運休することが発表されて県民は落胆しています。運休の理由は、運転手不足。市民の日常生活を優先するためだそうです。今はもう見られません。
えっ、サッチーだったのですか!?
指揮者の藤岡幸夫氏、ずっと憧れていたんです。
なのに、東京公演は急病で指揮者交替、
生は一度も聴いたことがなくて。
あとで、またゆっくり拝読にうかがいます。
サッチー、いいなぁ❣️
そう、そうですよ。後日知人二人もここへ来ていたことがわかり、
どちらがお目当てだつたの?
ときかれました。彼女は藤岡さんだったそうです。二人とも人気があるんですね。わたし、多分色々な指揮者で同じ曲をきいたら好みがはっきりするのでしょうが、今のところ、誰のを聴いてもいいなあ、と思う程度の理解力しかありません💦