誕生日ディナーに行ってきました

こんばんは。

12月22日が私の誕生日だったのですが、その日の夕食はどこかへ
行きましょうという事になりました。
ヨメの誕生日は資生堂パーラーに行きました。
ヨメがインド料理屋に行っても良いと言うので、こういう機会でもないと
行かないと思われる場所に行ってみようと思いました。

ヒルトン東京のアショカにしようと思ったら、サイトに載っていません。
すわ、閉店か?と思って他のお店を探しました。
※後日直営店しか掲載せず、テナントは掲載されない事が判明。
 つまりアショカはちゃんとありました。

次のお店は小田急サザンタワー内のマハラジャです。
しかし驚くべき事に、22日の夜は予約で一杯でした。
クリスマス前で、しかもインド料理屋でしたが予約で満杯とは。
完全に甘く見てました。

私としては新宿サムラートの夜のカレーバイキングでカレー8種とかで
十分なのですが、ヨメがどうしてもサービスの良いお店に連れて
行きたいようなので、お任せしました。

そんな訳で、22日の19時に別のお店で予約をしましたが好事魔多し。
お昼過ぎの時点で仕事にハマって、とても帰れる雰囲気ではありません。
ヨメに予約時間を20時に変更してもらって、仕事は24日に休日出勤するという
事で、19時過ぎに辛うじて解放されました。

大急ぎで待ち合わせ場所に向かいます。
向かう場所は表参道。駅から少し歩いた場所にお店はありました。

 

シターラです。店内はテーブル席で50席くらい。白を基調とした店内は
フレンチかイタリアンっぽく、とてもインド料理屋には見えません。
通常の夜のお料理はカレー単品が900円~1800円くらいからあり、
コース料理は5000円くらいなのですが、22日~25日の4日間に限り
X'masスペシャルメニューしか提供していないそうです。
お値段は一人8400円!(税込)
まさにこんな時じゃなければいただけません。

着席してメニューを頂きました。上記のスペシャルメニューはベジタブルの
コースとノンベジのコースがありましたので、私はベジ、ヨメはノンベジで
各1セットずつ注文しました。

 

まずはシャンパンで乾杯です。ヨメはシャンパン(お酒)が飲めないので
他のソフトドリンクを頼みました。ラッシーやマンゴージュースがある中で
ヨメが頼んだのはチャースという初めていただくもの。
見た目はラッシーみたいですが、ソルティラッシにクミンシードやショウガ、
ネギなどを入れたような味で、ヨメは一口飲んでお水を頼んでましたf(^^;)
シャンパンの隣に出された3段重ねの容器ですが、中身はコレ↓



右からマンゴーチャツネ、ミントとグリーンチリのペースト、それと
酸味のとても強いピクルス。
一番左のはムットのお料理教室のミールスに入っていたものと同一です。
一緒に付いてきたパパドにそれらを付けて、シャンパンといただきました。
そうしていると前菜が運ばれてきました。

 

大きな白い綺麗なお皿に盛られて来た前菜は茄子ファルシサラダ仕立て
ベジがクリームチーズとミックスベジタブルのほうれん草ロール添えで、
ノンベジが炭火でローストした生ハム添えのようです。
銀のお皿でもなく、この綺麗な盛り付けにソースのかけ方。
この時点で既にインド料理屋の感じではありません。
私の中にあった今までのインド料理の概念を覆してくれました。

周りのソースはマスタード。賽の目切りのパイナップルが添えてあります。
クリームチーズをほうれん草で包んだものが、非常に美味です。
サラダも歯応えよく、その下のナスのファルシがまた絶妙!くり抜いた中に
炒めたナスの身とタマネギのペーストを詰めてから焼いています。
クミンとマスタードシードも入っていて、ビネガーの酸味もあり、すごく
美味しかったです。前菜の時点でこれですか。素晴らしいです。

続きまして焼き物です。

 

ベジはパニールティッカで、ノンベジはチキン3種炭火焼です。
それにグリーンピースティッキ(プルーンと松の実の詰物)です。
ヨメのチキン3種炭火焼は、鶏挽き肉を使ったカバブに、それぞれ違う味で
漬け込んだ鶏肉を金串に刺して焼いてあります。
私のパニールティッカがこれまた激ウマ!しっかり固めたカッテージチーズに
カレーソースをたっぷり付けて、ミニトマトと交互に金串に刺して焼いて
あります。チーズの旨味とトマトの酸味がまた良く合います。
その下の串にはサツマイモやブロッコリーなどの野菜を刺して焼いてあり、
これもまた美味しいです。

そしてこのグリーンピースティッキはもう…。絶品です。
すりつぶした枝豆に松の実とプルーンを加えてパコラのように揚げてあります。
インド豆ではなくて枝豆を使っている事で、より日本人向けの味です。
松の実の食感のアクセントも憎いです。

ここまででかなり満足してましたが、ふと我に返るとカレーがないですよ。
そう思っていたらカレーがやって来ました。

 

ベジはグッチコルマ(黒アミガサダケのカレー)で、
ノンベジはゴアプローンカレー(南インドエビカレー)です。

ライスもナンも何も付きません。これだけでいただくようです。
ベジの方はとても薄味で上品なカレーです。
どちらかと言うとポタージュ寄りでしょうか。
キノコの旨味の中にスパイスがじんわりと効いている感じです。

ヨメが辛そうで交換しましたが、ノンベジの方はココナッツミルクが
たっぷり入ったエビカレー。こちらの方がチリが強く確かに辛いです。
塩分、辛さ、美味さともにベジよりも主張が強いタイプです。
具はエビとジャガイモが2切れずつ。エビはもう、大きくプリプリで
身も固くなく非常に美味しかったです。
ジャガイモは、サツマイモなのでは?と思うくらい甘みを感じました。
途中で2種類のカレーを混ぜてみましたが、そうする事でお互いの足りなく
感じた部分を補って、とても美味しくいただけました。

カレーはスープだけなのかな?と思ったら、そんなハズはありません。

 

メインディッシュのカレープレートです!
ベジは5種類の豆カレー詰物をしたカブのカレーです。
ノンベジはラムチョップのカレー白いチキンカレーです。
それにタマネギとクミンのプラオ、ライタが付きます。
それと小さな丸いナンもバスケットで運ばれて来ました!

プラオに使われているバスマティライスを初めていただきましたが、
タイ米より更に細長い印象を持ちました。しかしこれはまた美味しいです。
ナンはもっちりした感じですが、この適度な大きさは嬉しいです。
いつもインド料理屋さんでナンをお替わりすると特大ので出てくるか
少し、と言うと普通に焼いたのをカットしてくるのがほとんどです。
生地の量を少なくして焼いてくれればなぁ、と前から思ってました。

5種類の豆カレーはインド豆数種類に小豆も確認できました。
クミン、コリアンダー、マスタードなどが適度に効いてほっくりしています。
詰物をしたカブのカレーはカブの上を切って、中身をくり抜いて刻んだ葉を
スパイスと一緒に軽く炒めて、詰めてカレーソースで煮たような感じです。
カレーソースはトマトベースで、やや濃厚な味でしたが、カブの身の味との
コントラストが良い感じです。

ヨメのラムチョップのカレーはラム肉が骨ごと煮込まれています。
とても肉離れがよく、スプーンでほろりとはがれます。
お肉のクセもなく非常に美味しいです。
驚いたのが、このカレーには冒頭の薬味3種の中にあったピクルスが
たっぷり使われています。その為に結構酸味が強いです。
あのピクルスをカレーに使っているのをいただいたのは初めてです。

白いチキンカレーは今流行りのホワイトカレーみたいです。
しかし辛さもなく、非常にマイルドです。ヨメは喜んでました。

ライタはプレーンヨーグルトに煎ったクミンが入っています。
ライスにかけて、カレー各種、薬味などと混ぜ混ぜしていただきました。



ウマーイ!(・∀・)イイ

襟元を正してお行儀良くいただく感じのお店ですけど、やっぱりこれを
やっておかないと。この白いお皿があたかもパレットで、色とりどりの
カレーや薬味は絵の具のような錯覚に陥りつつ、楽しく混ぜました。

もう大満足ですが、最後にデザートです。

 

デザートプレートの右からバナナハルワとアイスクリーム、パヤサム、
ガジャルハルワです。
バナナハルワというのは、ココナツをまぶしたお餅?…ではなくて、
ギュウヒ?…でもなくて、微妙なモチモチ感のお菓子でした。
プルーンの味もしました。初めていただきましたがとても美味でした。
パヤサムはいただいてびっくりの温かいタピオカのプディングです。
カボチャをベースにしているようで、自然の甘さが良い感じです。

そしてガジャルハルワはアロラさんのところ以来ですが、ニンジンを
こういう温かいデザートに使うという発想は、完全に日本人には
ありませんね。とても美味しいです。
マサラチャイと一緒にいただきました。

ここまでお料理で驚きの連続でしたが、最後に大きなサプライズ。
「奥様からです」と店員さんが。



もうね…。参りました・゜・(ノД`)ノ・゜・。
そりゃOchiさんをして「ツンデレ比率8:2」とか言われますわ。
今にして思うと現地集合なのも事前にお店に行って、お花を渡す為
だったようです。やってくれましたよ。
実は22日0時にもこっそり買っておかれたポーターのバッグを渡されて
しまってます。来年はもう引っかからないからな!m(_ _;)m

お店に話を戻りますが、最初は正直高いと思いました。
しかし、お料理をいただけば納得のお値段でした。
南インド?北インド?今でも分かりません。でも明確な定義付けは
このお店にはいらないかなぁと。
創作系『高級』インド料理店って感じでしょうか。
『高級』がないと言葉が居酒屋みたいな雰囲気になってしまうので。

頻繁には来られませんが、特別な時にまた来たいと思わせてくれます。
ランチならお手軽なので、平日とは違うメニューですが土曜日の
ランチで再訪したいと思います。

最後に、他のカレーブログのこのお店の記事を紹介しておきます。

たあぼうさんの記事はコチラです。
ヨメと同じゴアプローンカレーをいただいています。
数少ないたあぼうさんの5つ星店です!
私達の時は最初からおしぼりがシルバープレートに乗って提供されました。

カレーブの記事はコチラです。
「フルコースでゆったりとインド料理を味わいたい人のためにある
この空間はデートカレーに最適」
「至福の時間を提供するインド料理店」

非常に頷けました。お酒の品揃えも良いようですね。
たまの贅沢には良いチョイスになるかもしれません。

下北沢カレー道場の記事はコチラです。
店員さんが無愛想に感じたようです。私達の時はそのような事はなく
お料理一つずつに丁寧な説明をしてくれました。
スリランカ出身のウェイターさんに、スリランカフェスティバルの話や
ボホマ・ステューティ(ありがとう)と挨拶したら思い切り驚かれて
フレンドリーに応対してもらったりと悪くなかったです。
※インド料理屋になぜスリランカの人が?とは突っ込まない方針で。

NOBLEさんの記事はコチラコチラです。
不運なアクシデントがあったのと、北か南かなどが曖昧だったので今一つな
印象を持たれたようです。
しかし、その後で一週間通い倒したのには脱帽です。
私は単純に、非常に美味しくて唸らされっぱなしでした。

以上、長文失礼しました。

【店鋪情報】

SITAARA

住  所:東京都港区南青山5-7-17 小原流会館地下1階
     周辺地図はコチラ
電話番号:03-5766-1702
営業時間:ランチ11:30~LO15:00、夜18:00~LO22:00
休  日:日曜日
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