『母を笑顔にした吉増(よしぞう)のうどん』をいただきました
こんばんは。
今日はカレーの話ではありません。
TBSラジオの伊集院光氏の番組内に「Yahoo!知恵袋 俺の5つ星」というコーナーがあります。
視聴者から今はなくなってしまった思い出のお店やメニューについて投稿してもらい、Yahoo!知恵袋と連携して、番組内で追跡調査するというものです。
会社のラジオでその番組を聞いていますが、手がかりがつかめなかったり、お店のオーナーが廃業したりで、空振りに終わることも少なくありません。
別の地域でお店を復活しているといった、嬉しい結果の回もあり、毎回仕事するフリをして楽しく聴いています。
その番組内で、こんな投稿がありました。
「渋谷区女性・なみさんの俺の5つ星『母を笑顔にした吉増(よしぞう)のうどん』のエピソード。[伊集院光とらじおと内]」
4年前、ガンを宣告された母は、大好きな日本アルプスが近い長野県佐久市の病院に転院しました。
毎週、お見舞いに行くたび、母と私はドライブをしていたのですが、その時、いつもお昼ご飯に食べていたのが「吉増(よしぞう)」といううどん屋さんのうどんです。
母のお気に入りは豆乳味の白い煮込みうどんでした。
舌ガンだった母は、当時、食べ物を飲み込むことが難しくなっていたのですが、吉増のうどんは「これ本当に美味しいわねえ。東京にもない味ね」と喜んで食べてくれました。
(中略)
その後、しばらくして母は亡くなりました。
母が亡くなり少し経った2014年の初夏、私は父、兄と思い出のうどんを食べようと吉増を訪ねたのですがお店は閉店してしまっていました。
美味しい美味しいと笑顔で食べる母の姿に、私たち家族がどれほど救われたかわかりません。
母と私たち家族を救ってくれたあの吉増のうどんをもう一度食べたいです。
なにかご存知の方は教えてください。
というものです。
その日の番組では情報提供をお願いして終わり、その後どうなったのかなと思っていたのですが、それから2週間後のオンエアで追加報告がありました。
閉店した吉増の店主と連絡を取ることはできたのですが、店主は数年前に閉店してから別の業種に転職してしまい、店舗もないのでうどんは作れないとのことでした。
しかし、以前の同僚がいるお店に頼んでレシピを渡して再現してもらえることになりました!
その時の番組の内容はコチラです。
同僚がいるお店というのが小田急線狛江駅にある増田屋(お蕎麦屋)です!
長野のお店の話から、唐突に小田急線の話が出てきてびっくりしました。
依頼人のなみさんという方に、狛江の増田屋で豆乳煮込みうどんを召し上がってもらっていましたが、ひと口食べたら当時の母親との記憶が蘇ったのか、嬉し涙が溢れていました。
無事に当時のメニューを召し上がっていただくことができて、番組的には大成功でした。
料理や人の味覚には、当時の思い出や記憶が瞬時に蘇る力があるんだなと思いました。
この豆乳煮込みうどんですが、冬季限定メニューでお店での提供することが決まったということなので、ヨメさまと一緒に増田屋へ行ってきました。
お店は小田急バスの狛江営業所行きに乗り、終点の1つ手前の狛江団地で降りたところにあります。
お店のメニューには掲載されていませんが、豆乳煮込みうどん(1000円)をオーダーしました。
しばらくして、うどんが運ばれてきました。
鉄鍋のフタを取ると、真っ白な豆乳スープのうどんが現れました。
楽しみにいただきました。
スープを飲んだら、すごくおいしかったです。
鶏肉と鶏ひき肉の団子が入っているのは番組で聴いていたのですが、鶏ダシだけでなく鰹ダシなども合わさってますね。
白菜やシメジもおいしいです。
細く刻んだ唐辛子のピリッとしたアクセントも効いています。
柔らかめのうどんもとてもよく合います。
数年前までは讃岐うどんのコシの強さが好みになりましたが、ここ数年は柔らかいうどんにまた好みが戻っているので、これはうれしいです。
大変おいしかったです。
会計時にお店の方とお話させてもらったのですが、この豆乳煮込みうどんは10年以上前からあったそうです。
今では豆乳鍋の大ヒットで珍しくはなくなりましたが、当時はとても珍しかったのではないかと思います。
また、増田屋さんでいただくのは今回が初めてなのですが、ずっとチェーン店だと思っていましたが、のれん分けにあたるそうです。
そば粉やダシも本部から買わされる…ということもなく、お店ごとに好きな材料を使っていて、ちゃんとダシも店舗ごとに取っています。
ひと口目からダシが違うなと思ったのは、ちゃんと店舗でダシを取っているからみたいです。
ちなみに、このメニューは年末の繁忙期を除く来年2月末くらいまで提供予定とのことです。
人の記憶に強く残り、気持ちをゆさぶるような思い出のひと皿があるというのは、とても幸せなことだと思いました。
10年以上カレー食べ歩きをしていますが、残念ながら閉店してしまった思い出のお店はあります。
私はこれからの食べ歩き人生の中で、どれだけこのようなお店や味に出会えるのかなぁ、と深く考え込んでしまいました。
健康でおいしいものが食べられる幸せに感謝しつつ、これからも精進していきたく思います。
という訳で、この番組を聴く度に毎回「MURAのカレーを探してください!」と投稿しようかと思わずにはいられません(^^;)
それでは、失礼します。
今日はカレーの話ではありません。
TBSラジオの伊集院光氏の番組内に「Yahoo!知恵袋 俺の5つ星」というコーナーがあります。
視聴者から今はなくなってしまった思い出のお店やメニューについて投稿してもらい、Yahoo!知恵袋と連携して、番組内で追跡調査するというものです。
会社のラジオでその番組を聞いていますが、手がかりがつかめなかったり、お店のオーナーが廃業したりで、空振りに終わることも少なくありません。
別の地域でお店を復活しているといった、嬉しい結果の回もあり、毎回
その番組内で、こんな投稿がありました。
「渋谷区女性・なみさんの俺の5つ星『母を笑顔にした吉増(よしぞう)のうどん』のエピソード。[伊集院光とらじおと内]」
4年前、ガンを宣告された母は、大好きな日本アルプスが近い長野県佐久市の病院に転院しました。
毎週、お見舞いに行くたび、母と私はドライブをしていたのですが、その時、いつもお昼ご飯に食べていたのが「吉増(よしぞう)」といううどん屋さんのうどんです。
母のお気に入りは豆乳味の白い煮込みうどんでした。
舌ガンだった母は、当時、食べ物を飲み込むことが難しくなっていたのですが、吉増のうどんは「これ本当に美味しいわねえ。東京にもない味ね」と喜んで食べてくれました。
(中略)
その後、しばらくして母は亡くなりました。
母が亡くなり少し経った2014年の初夏、私は父、兄と思い出のうどんを食べようと吉増を訪ねたのですがお店は閉店してしまっていました。
美味しい美味しいと笑顔で食べる母の姿に、私たち家族がどれほど救われたかわかりません。
母と私たち家族を救ってくれたあの吉増のうどんをもう一度食べたいです。
なにかご存知の方は教えてください。
というものです。
その日の番組では情報提供をお願いして終わり、その後どうなったのかなと思っていたのですが、それから2週間後のオンエアで追加報告がありました。
閉店した吉増の店主と連絡を取ることはできたのですが、店主は数年前に閉店してから別の業種に転職してしまい、店舗もないのでうどんは作れないとのことでした。
しかし、以前の同僚がいるお店に頼んでレシピを渡して再現してもらえることになりました!
その時の番組の内容はコチラです。
同僚がいるお店というのが小田急線狛江駅にある増田屋(お蕎麦屋)です!
長野のお店の話から、唐突に小田急線の話が出てきてびっくりしました。
依頼人のなみさんという方に、狛江の増田屋で豆乳煮込みうどんを召し上がってもらっていましたが、ひと口食べたら当時の母親との記憶が蘇ったのか、嬉し涙が溢れていました。
無事に当時のメニューを召し上がっていただくことができて、番組的には大成功でした。
料理や人の味覚には、当時の思い出や記憶が瞬時に蘇る力があるんだなと思いました。
この豆乳煮込みうどんですが、冬季限定メニューでお店での提供することが決まったということなので、ヨメさまと一緒に増田屋へ行ってきました。
お店は小田急バスの狛江営業所行きに乗り、終点の1つ手前の狛江団地で降りたところにあります。
お店のメニューには掲載されていませんが、豆乳煮込みうどん(1000円)をオーダーしました。
しばらくして、うどんが運ばれてきました。
鉄鍋のフタを取ると、真っ白な豆乳スープのうどんが現れました。
楽しみにいただきました。
スープを飲んだら、すごくおいしかったです。
鶏肉と鶏ひき肉の団子が入っているのは番組で聴いていたのですが、鶏ダシだけでなく鰹ダシなども合わさってますね。
白菜やシメジもおいしいです。
細く刻んだ唐辛子のピリッとしたアクセントも効いています。
柔らかめのうどんもとてもよく合います。
数年前までは讃岐うどんのコシの強さが好みになりましたが、ここ数年は柔らかいうどんにまた好みが戻っているので、これはうれしいです。
大変おいしかったです。
会計時にお店の方とお話させてもらったのですが、この豆乳煮込みうどんは10年以上前からあったそうです。
今では豆乳鍋の大ヒットで珍しくはなくなりましたが、当時はとても珍しかったのではないかと思います。
また、増田屋さんでいただくのは今回が初めてなのですが、ずっとチェーン店だと思っていましたが、のれん分けにあたるそうです。
そば粉やダシも本部から買わされる…ということもなく、お店ごとに好きな材料を使っていて、ちゃんとダシも店舗ごとに取っています。
ひと口目からダシが違うなと思ったのは、ちゃんと店舗でダシを取っているからみたいです。
ちなみに、このメニューは年末の繁忙期を除く来年2月末くらいまで提供予定とのことです。
人の記憶に強く残り、気持ちをゆさぶるような思い出のひと皿があるというのは、とても幸せなことだと思いました。
10年以上カレー食べ歩きをしていますが、残念ながら閉店してしまった思い出のお店はあります。
私はこれからの食べ歩き人生の中で、どれだけこのようなお店や味に出会えるのかなぁ、と深く考え込んでしまいました。
健康でおいしいものが食べられる幸せに感謝しつつ、これからも精進していきたく思います。
という訳で、この番組を聴く度に毎回「MURAのカレーを探してください!」と投稿しようかと思わずにはいられません(^^;)
それでは、失礼します。
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