Japanese Curry Awards 2016に今年も参加します


こんばんは。

今年もJapanese Curry Awardsの季節がやってまいりました。
2014年からで3度目になります。
※Japanese Curry Awardsとは何ぞや?という方はコチラをご覧ください。
※2014年のAwardsはコチラをご覧ください。
※2015年のAwardsはコチラをご覧ください。


今年のノミネート選出は以下の14名で行いました。

たあぼうさん(お気に入りのカレー屋さん700
エスニカンさん(◆毎日カレー◆と★タイ料理★
ノリさん(うまいものは宵に食え
しまじろさん(カレー401
ropefish(カレー細胞)さん(カレー細胞
クンプーさん(タイ料理ライタークン・プーのタイ料理食べ歩きブログ&まいぺんらい
三吉さん(三吉カレー日誌 ~あるいはカレーでいっぱいの海~
ひろこさん(東京無責任女の大冒険
ノムコさん(NOMCO CURRY MAP
三嶋達也さん(『口癖はカレー』 主宰)
K1郎さん(うまから手帖◆旨辛エスニックで行こう!
TAKさん(かれおた -curry maniacx-
みつおさん(Bicycle & Ethnic 2
私(USHIZO)
※順不同

さて、私もお店をノミネートさせてもらいましたので、僭越ながら紹介させてもらいます。
皆さんお店の選出理由は様々ですが、私は昨年に引き続き
●ここでしかいただけないメニューがあるお店
●「○○カレー」のパイオニアであるお店
●基本的にいつでもいただける
(営業時間が誰でも普通に訪問できる時間帯で、特定のお客さんだけを対象にしていない)

という点を重視して選びました。
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【メインアワード】
ボンディボンディ(神保町)
昨年に引き続き選出。
欧風カレーの代表店。カレーと古本の街・神保町において、立地からして書店からそのまま訪問できる造りは、この街の象徴です。
おうちのカレーとはまるで違う、丁寧な仕事っぷりのソースで具材をいただく贅沢さと、食後のエスプレッソコーヒーは格別です。

共栄堂スマトラカレー共栄堂(神保町)
昨年に引き続き選出。
スマトラという名前は2005年の地震まで知りませんでしたが、大正13年創業には驚きです。
その当時海を渡って、カレーのレシピを現地で教わって日本に持ち帰ったというだけで、日本のカレー文化への貢献度は非常に高いと思います。
カレーは独特の味で、他のお店にはないタイプだと思いました。

エチオピアエチオピア(神保町)
昨年に引き続き選出。
辛さを上げても値段が上がらないのは嬉しい、独自のザラッとしたスパイス感のあるカレーがやみつきに。
ジャガイモがお替わり自由なのもうれしいです。
食後のコーヒーのおいしさもまた絶品で、何度でも足を運びたくなってしまいます。

バンタイバンタイ(新宿)
昨年に引き続き選出。
歌舞伎町に古くからあるタイ料理店。政府認定タイ・セレクトにも含まれています。
ここはシェフにお店の味を教えこむのを徹底しています。
そのため、いつ行っても味にブレがなく安心していただけます。
日本におけるタイ料理黎明期から、その歴史を眺めてきたお店は外せませんし、このお店がなければ今日の日本におけるタイ料理店のシェアも違っていたかもしれません。

ナングロナングロ ガル(大久保)
大久保にオープンしたネパール料理店。
ダルバートだけでなく、干し米を使ったメニューやそばがきのようなディロなどのメニューを提供して人気に。
ダルバートの認知度はだいぶ上がってきたと思いますが、その次のステージへとネパール料理の文化を広げてくれるお店だと思います。

たんどーる和魂印才たんどーる(初台)
かつて沼袋にあったお店が店主の塚本氏の体調面で閉店になり、初台で2016年5月に復活。
和の食材を使ったインド料理は、今では珍しくなくなってきましたが、その先駆けとなるのはこちらのお店です。
インドにはない、日本でしか味わえないインド料理を作り出すお店の復活は大変喜ばしいことです。
現在は店主の体調を見ながらの営業なので、営業日が限定されていますが、無理せず長く続けていただきたく思います。

チョウク亜州食堂チョウク(新福島)
大阪で2008年にオープン。
南インドのミールスやマレーシアのぶっかけ飯・ナシカンダールの他に、アジア各国の料理を曜日替わりで提供しています。
大阪は独自の混ぜカレーや甘辛カレーなどがあることで、東京ほど東南アジア系のお店がありませんが、その中でも長く続けていることで大阪でのアジア料理文化を広める役割を担ってきたと思います。

gu-te和印食堂gu-te(新福島)
2016年5月オープン。
近年の大阪スパイスカレーを象徴するような、ガツンとした暴力的なまでのスパイス使いには圧倒されました。
もちろん非常においしかったです。
古民家を改装した店内で、お酒とスパイス料理をおつまみとしてもいただけるのはうれしいです。

cafe nookcafe nook(代々木)
2011年8月オープン。
スリランカカレーを提供しているカフェです。
そのカレーは福岡のツナパハから卸しています。
私は訪問できていませんが、福岡のスリランカカレーは、東京とはまた違う独自の文化となっているようです。
北海道で独自に進化・発展したスープカレー文化が全国にきたように、福岡のスリランカカレー文化も流行してくれたらいいなと思います。
カレーだけでなく、コーヒーやスイーツも充実しています。
また店内禁煙なのも、タバコを吸わないスパイス料理好きとしてはうれしいところです。

茄子おやじ茄子おやじ(下北沢)
1990年オープン。
昨年、カフェのカレーでまめ蔵(吉祥寺)がアワードに選ばれました。
茄子おやじの店主はそのまめ蔵で修行された経験があるそうです。
下北沢がカレーの街として認知されるよりもずっと以前から店を構え、2020年には開店30周年を迎えます。
下北沢のカレー店の歴史を語る上で外せないお店だと思い、ノミネートさせてもらいました。

【新人賞】
beet eatbeet eat(喜多見)
2016年3月オープン。
小田急線の下北沢駅や経堂駅はカレーの街としてすっかり定着しましたが、他の駅はあまり充実していません。
その中で各駅停車しか停車しない喜多見駅にオープンしたこちらのお店は「店主がハンターライセンスを持っていて、自ら狩猟した獣肉をスパイス料理で提供する」という、他にないコンセプトを掲げています。
南インド料理をベースにしながら、ジビエ料理との融合という離れ業をやってのける腕前にはしびれました。
お酒も非常に充実していて、夜の訪問もとても楽しそうです。

また、忘れてはいけないのがbeet eatが成功したことで、他のお店が下北沢駅や経堂駅より下った駅に出店しやすくなったことです。
私は訪問できていませんのでKalpasiはノミネートしませんでしたが、Kalpasiも千歳船橋駅という、ひと昔前はカレー好きに見向きもされないエリアに出店しました。
町田〜下北沢間の小田急線の駅に個性的なカレーのお店がオープンしてくれることは、大歓迎です。

【名誉賞】
ナイルレストランナイルレストラン(東銀座)
昨年に引き続き選出。
日本最古のインド料理店です。
日本とインドの歴史の関わりに非常に関係があり「店員の顔が見えるお店」で「ここでしかいただけない一皿」があるお店です。
すぐ近くの歌舞伎座で練習した歌舞伎役者もよくムルギーランチを食べに来るそうです。
ご年配のお客さんも多く、親子二代で来る人もいるそうです。
誰でも安心していただける味というのもうれしいですね。
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以上です。

今年は新店が非常に多く、かつそのお店が非常にハイレベルで新人賞を選ぶのが悩みました。
ぜひ審査員の皆さまのブログで紹介されるお店もご覧になってください。
全然かぶってなかったりで、楽しめると思います。

それでは、失礼します。
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